設備保全の求人を出している企業にとって、どんな志向、適性の人材が望ましいと考えているのでしょうか。

私が転職支援サイトを調べて分かった、「設備保全に求められる人材の志向・適性」について記事にしてみたいと思います。

また、私自身が設備保全要員採用にあたって重要視していた志向・適性についてもお話したいと思います。

 

企業が求める設備保全の志向や適性とは何か

様々な転職支援サイトに設備保全の求人が掲載されています。そこには応募するのに必要な専門資格や職歴が載っています。

そうした資格や職歴はほとんどの企業が指定しているのですが、中にはそれ以外に「望ましい人材像」が載っていることがあります。どんな志向、適性の人材を欲しいと思っているのかが載っています。

 

志向と言うのは、「意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと。」を言います。よく、「上昇志向」と言いますよね。あれです。

 

サラリーマンパワー

 

私が色々な転職支援サイトを調べた限りでは、DODA(デューダ)にその要望記事が多く見つかりました。

ではその中から一部をご紹介しましょう。

企業は設備保全要員にこんな志向・適性の人材を求めています。

 

■企業が求める設備保全要員の志向・適性

①機械いじりが好きな人

②モノづくりに興味のある人

③小さな変化に気がつける人

④ヤル気と元気がある人

⑤これから自信をつけたいと思っている人

⑥実績を作っていきたいと思っている人

⑦経験を活かしたいと思っている人

⑧周囲との協調やコミュニケーションを大切にできる人

⑨将来なりたい自分自身の姿を描き、意欲的に学べる人

⑩ルールを遵守し、責任感をもって働ける人

⑪社会に貢献できる仕事にやりがいを感じられる人

⑫人と会話することが好きな人

⑬フットワークが軽い人

⑭協調性があり、チームで仕事ができる人

このような志向・適性の人材を設備保全要員として企業は求めているのです。

 

この要望を見てすぐに気が付くのですが、確かに①番から③番までは設備保全要員の志向・適性として分かりますが、④番以降は特に設備保全の仕事に特化された志向や適性とは思えません。

ルールを守るとか責任感や協調性、コミュニケーションはどんな仕事、どんな職場だって重要です。そもそも企業活動は分業と協業で成り立っている訳ですから当然です。

 

だとすれば、これから設備保全の転職をしようと考えているあなたにとって、特別意識する必要はなさそうです。ごく一般的な常識の範囲で受け止めれば問題ないと思います。

①番から③番にしても、まぁ当たり前と言えば当たり前の話ですよね。

 

常識

 

量産工場にとって、生産計画必達、納期厳守、品質確保に生産設備の安定稼働は絶対条件です。保全要員が無責任だったり、いい加減だったら大変なことになります。

そこで企業が設備保全要員に求める志向、適性は特別なことではなく企業人として当たり前の常識的なものなのです。

 

私はこんな人材を設備保全要員として採用した

さて、ここからは私の経験を述べてみたいと思います。私が半導体工場で設備保全要員を採用していた時、どんな人材を求めていたか、お話したいと思います。

むろん、専門知識、経験、資格を持った人は有力です。そこは当然なのでちょっと置いといて、そうした条件以外に、どんな志向、適性を持った人を採用しようとしたかをお話します。

 

先ほど転職支援サイトに出て来た14項目の事例を紹介しましたが、その中には私も同様に重要視した項目がいくつかあります。例えばルール順守、責任感、協調性などは当然ですね。

加えて⑬番のフットワークの軽さも重要視していました。これ、けっこう大事です。

 

一般にフットワークが軽いと言う表現からどんな人物像をイメージするでしょうか。

判断、決断が早くすぐに行動に移せる人。切り替えが早く多少つまづいてもどんどん前に進む人。

更には人脈作りがうまく、人の力を上手に借りて問題解決が出来る人、と言うイメージもあります。自部署だけに留まらず他部署にも顔が効いて、いざとなれば無理なお願いを通してしまう人。

これがフットワークの軽い人です。

 

設備保全の担当者全員がフットワークが軽い必要はありませんが、やはり何人かは欲しいですね。どちらかと言えば、設備保全をやってる人にフットワークの軽い人は少ないと思います。それだけに貴重な戦力、ぜひ欲しい戦力と言えます。

設備のトラブルで生産がストップしたような非常事態に、てきぱきと短時間で暫定処置でもいいから生産復帰させるフットワークの軽さは重要です。

 

健康

 

では、設備保全要員の採用面接のとき、どうやってフットワークの軽さを見極めるのか。これはなかなか見抜くことが難しいです。

敢えて言うなら、こんな点に注目して面接します。

●知識、情報、技能の幅が広い。狭く、深くではないがとにかく守備範囲が広い。

●初対面でも物おじしない、緊張しない。すぐに打ち解けて仲良くなれる。

●色んなことに興味を持ち、とにかくかじってみる、首を突っ込んでみる。

●失敗しても引きずらない。気持ちの切り替えが早い。

このような性格の人はフットワークが軽い可能性が高いです。面接の質問やさりげない会話の中で応募者の性格を探ります。

 

まとめ

今回は設備保全の求人を出している企業が、応募者に対してどんな志向、適性を期待しているか記事にしてみました。私が複数の転職支援サイトを調べた限りでは、設備保全だからといって特別な期待はありません。

どんな仕事にも共通して要求される、責任感や協調性、リーダーシップなどが設備保全にも期待されています。

 

ただ、先ほどの企業からの希望事例の①番に出て来た、「機械いじりが好きな人」これは大事ですね。要は設備保全、メンテナンスと言う仕事が好きである事、これは必須条件です。あまりに当然過ぎて希望事例に出て来ないのだと思います。

 

あなたが設備保全の面接を受けるとき、いかに設備保全、メンテナンスと言う仕事が好きか、熱く語ることは大事だと思います。あなたの志向、適性とからめて、なぜ設備保全が好きなのか具体的に説明できるといいですね。