設備保全で転職をしたあなた、前職は何ですか?

大手転職サイトDODA(デューダ)では様々な職種について、転職前の仕事が何だったかを調べたデータを公開しています。

ちょっと興味ありませんか?

 

整備士/サービスエンジニアの前職は?

さて、さっそくDODAのデータをここに紹介しましょう。DODAによると、モノづくり系エンジニアの分類で「整備士/サービスエンジニア」の仕事に転職した人の前職は以下の通りです。

●1位 整備士/サービスエンジニア 38%

●2位 生産技術 12%

●3位 施工管理 3%

●4位 販売/接客/売り場担当 3%

●5位 回路設計 2%

 

では1位から順に見ていきましょう。

 

1位 整備士/サービスエンジニア 38%

第1位は前職も同じ「整備士/サービスエンジニア」でした。どんな仕事の転職でもそうですが、やはり同業同職からの転職が一番多いです。4割近くが同じ仕事からの転職でした。

 

今までのキャリア、技術、資格、人脈、などの資産を活かすため同じ仕事を選ぶのは自然です。もうメンテナンスの仕事は嫌だ、デスクワークがしたい、そう思う人は別の仕事を探すでしょうけど。

その意味で私としては38%は少ない気がします。半分くらいは同じ仕事からの転職ではないかと予想していました。

 

2位 生産技術 12%

当サイトで以前、『設備保全経験者が生産技術に転職するメリット』と言う記事を載せましたが、その逆パターンです。

生産技術と設備保全、メンテナンスは共通部分も多いので、相互の転職は割合容易だと思います。特に生産技術から保全への転職はやりやすいと思います。

なぜなら、生産技術の仕事は設備保全を含んでいるからです。新規設備の導入、立上げから既存設備の改善、改造などを行っています。

多くの場合、こうした作業は設備保全のチームと共同で行います。従って生産技術の仕事をやっていた人は設備保全、メンテナンスの仕事もやれるのです。

 

「整備士/サービスエンジニア」への転職は同じサービスエンジニアをやっていた人と、生産技術をやっていた人で全体の半分、50%を占めています。

 

真空装置

 

第3位 施工管理 3%

第2位の生産技術からの転職が12%で第3位の施工管理からの転職はわずか3%です。わずか3%しかないのは何となく納得できます。

恐らく、施工管理に必要な専門資格が生産技術に活かせる、と言うのが転職の理由の1つになっていると思います。例えば電気主任技術者、電気工事士、エネルギー管理士などの資格です。

こうした資格は電気工事施工管理技士の定番資格ですが、電気関係の保全業務でも必要とされる資格です。

ただ、私が調べてきた限りでは施工管理の方がサービスエンジニアより平均年収が高いです。DODAの職種図鑑でも、

●施工管理 449.3万円

●整備士/サービスエンジニア 407.1万円

となっています。年種で40万円ほど差があります。

むろん、あくまで平均年収の話ですから、転職者個々の年収はまた別です。転職によって年収が増える人もいるでしょう。

しかし全体の傾向としては年収が減る人の方が多いと言うことになります。

 

第4位 販売/接客/売り場担当 3%

これは正直びっくりです。全くの異業種からの転職です。例え3%でも驚きです。販売や接客からサービスエンジニアとは、予想出来ませんでした。

もしかしたら、元々メカが大好きで機械を販売する仕事をしていて、売る方から整備する方へ転職した、と言うパターンかも知れません。これならアリですね。

それに販売で培ったお客様とのコミュニケーション能力はサービスエンジニアの仕事にも大いに役に立ちます。

 

第5位 回路設計 2%

回路設計から設備保全、サービスエンジニアへの転職は納得です。大いにあり得ます。私が勤務していた半導体工場でも電気、機械の設計エンジニアが保全職に異動することは珍しくありませんでした。

何しろどんな設備でも電気回路は使っています。ハード系のエンジニアは保全職でも重宝されます。

例えば、設備のソフト、プログラムはめったなことでは壊れません。記憶媒体が故障したとか、CPUが破損したとか、そうしたハード起因のトラブルはありますが、いったんインストールしたソフトが壊れることはありません。

設備保全で多いトラブルは電気回路、ハード系の故障です。ゆえに回路設計者がサービスエンジニアに転職することは大いにアリです。

 

基盤

 

まとめ

大手転職サイトDODAの職種図鑑から、「整備士/サービスエンジニア」に転職した人の前職を紹介しました。

 

●1位 整備士/サービスエンジニア 38%

●2位 生産技術 12%

●3位 施工管理 3%

●4位 販売/接客/売り場担当 3%

●5位 回路設計 2%

 

最後にもういちど1位から5位までを見て思うのですが、1位から5位まで全部足しても58%です。では残り42%はどんな仕事からサービスエンジニアに転じたのでしょうか。

第5位が2%ですから、残りは2%未満です。私が推測するに、機械設計、製造、組立、検査、そんな仕事からの転職ではないでしょうか。

あるいは、全くの異業種で機械いじりが大好き、と言う人たちが転職するのかも知れません。

 

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*DODA(デューダ)