60歳代の男女が再就職先を探すとき、どんな方法で探しているのでしょうか?

そんな興味深いデータを見つけました。2018年12月3日付、読売新聞の社会面に掲載されていた記事からです。

あなたはいったい、どんな方法で探していると思いますか?

60歳代の再就職探しの方法

日本には雇用対策法と言う法律があって、第十条には「その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。」と定められています。

この法律が根拠となり、原則として求人に年齢制限を設けることは禁じられています。(特別理由がある場合は認められることがあります。)

 

しかし、それはあくまで建前であって、現実は高齢者にとって厳しいものがあります。今回のテーマのように60歳前後の再就職、転職はそう簡単ではありません。

色々な求人情報を見て応募しても、たいていは書類選考ではねられ、仮に面接まで行ってもよほど幸運な人でないと採用まで至りません。

 

では、実際に60歳前後で再就職した人たちはどうやって転職先を見つけたのでしょうか。

読売新聞に載っていたデータを紹介しましょう。60歳代の男女各300人にアンケート調査を行ったそうです。

アンケート対象の人たちの中で、定年前後に退職し、転職、再就職した人は男性で26%、女性で16%だったそうです。

その人たちがどんな方法で就職先を探したか、それをまとめたのが図1です。

 

■60歳代の再就職探しの方法(図1)

60歳代の再就職探し

 

図1のように友人・知人の紹介、ハローワーク、前の勤務先の紹介などが多いようです。男女別にベスト3を見てみると、

●男性の場合

・1位 友人・知人の紹介 36.8%

・2位 前の勤務先の紹介 26.3%

・3位 ハローワーク 19.7%

 

●女性の場合

・1位 ハローワーク 33.3%

・2位 友人・知人の紹介 28.9%

・3位 インターネットの求人情報 22.2%

 

男性3位、女性1位はハローワークです。確かにハローワークに行くと求人件数は多いし、手軽に再就職先を探すことが出来ます。

ただ、女性が33.3%、男性が19.7%と言う数字が示すように、60歳を超えた男性が仕事を見つけるのは難しいです。女性の方がパートなどで採用される可能性が高いのです。

 

また、インターネットの求人情報利用を見ると、女性は22.2%で3位に入っています。しかし、男性ではわずか5.3%で5位です。女性の方がネット情報を利用して再就職した人が多いのです。

この結果も60代と言う年齢が関係していると思います。

当サイトでも大手の転職サイトを紹介していますが、男性で60歳以上を対象とした求人情報は極めて少ないのが現実です。

この記事の冒頭で書いたように雇用対策法によって年齢制限は禁じられていますが、まず60代の採用は難しいと思います。

まだ女性の方がパート、アルバイトで求人があります。転職サイトにもハローワークと同じような現状があります。

 

もっとも、男性の場合は知人の紹介や前の勤務先の紹介が合計で63.1%を占めています。女性の場合は33.3%なので男性は女性の2倍近いです。

男性の方が転職先を紹介してもらえるような人間関係の構築が出来ている、顔が広いと言うことでしょうか。

それには60歳になる前に再就職の準備をしておくことが肝心かも知れません。

 

まとめ

今回は読売新聞の記事から、60歳前後で再就職した男女が、どんな方法で再就職先を探したのか、その方法を紹介しました。

男性の場合は友人、知人の紹介が最も多く、女性の場合はハローワークが最も多い方法でした。

 

さて、あなたはどうしますか?

60歳前後になってから焦って探さなくても済むように、今から対策を考えておくことをお奨めします。むろん今の会社に残れるなら、それもアリですね。

とにかくそのまま残るにしろ他に再就職先を見つけるにしろ、有力な求人情報を入手することが何より大事です。

その情報元が友人、知人なのか、ネット情報なのか、紙媒体なのか。あなたの場合はどれでしょう?

まずは全てをフルに活用してみて、それから絞り込みますか?

どの方法を利用するにしても60歳を迎える数年前から準備をしておく必要があります。