設備保全やメンテナンスの仕事で休日はどのくらいでしょう?

求人票を見ると、だいたい年間120日前後が多く、他の職種と変わりません。ただ、休日数より休日の取り方に特徴があります。それはシフト勤務です。

 

設備保全やメンテナンスの仕事は24時間対応の場合も多く、その場合は製造現場に保全スタッフが24時間常駐するような勤務体系を作っています。

勤務時間がシフト勤務の場合は休日もまたシフトで休むことになります。

今回は設備保全のシフト勤務と、休日について記事にしてみたいと思います。

 

設備保全のシフト勤務

私は長年半導体工場で勤務していましたが、私自身はずっと日勤でした。シフト勤務の経験はありません。しかし、何かトラブルでもあれば、曜日や時間に関係なく工場へ入ります。休みもへったくれもありません。

 

一方、現場の保全担当者は日勤者と、シフト勤務者の両方がいました。日勤者は管理業務がメインで、シフト勤務者は実務担当です。

私の工場でシフト勤務は3直2交代が基本になっていました。3直ですから3チームあって、日勤と夜勤が交互に入ります。

どんなシフトかと言えば、こんな感じです。

 

3直2交代

 

この図のように、4日日勤、2日休み、4日夜勤、2日休み、4日日勤、この繰り返しです。24時間体制の工程ではこの3直2交代が基本となっていました。

ABCを班としていますが、最小単位は個人となります。つまり、24時間の現場を回すには最低3人いれば回ることになります。

このシフトでいくと、年間休日は120日ほどになります。その代わり、日曜、祝祭日は関係ありません。工場が止まらない限りシフト勤務は続きます。

 

私の勤めていた半導体工場では3直2交代でしたが、他にも色々なパターンのシフト勤務があります。工場によってシフトは様々です。

例えば、こんなシフトがあります。

2直2交代制

連続2交代制

3直3交代制

3直2交代制

4直3交代制

4直2交代制

 

他にもあるかも知れませんが、よく目にするのはこの6パターンです。シフトによって勤務時間と時間帯が変わり、同じ時給、基本給でも給与が変わります。

例えば、夜10時から翌朝5時までの間は基礎賃金の1.25倍(以上)が支払われます。当然、日勤者よりも給与が多くなります。

設備保全の求人を見ると、こうしたシフト勤務での募集が多数あります。あなたが日勤しか経験したことがない、あるいは今後も日勤希望だとすれば、事前に勤務形態をご確認下さい。

 

シフト勤務のメリット・デメリット

シフト勤務にはメリット、デメリットがあります。それぞれまとめてみました。

シフト勤務のメリット

●シフト勤務手当がつく。月収が増える。

派遣で入ってきた社員の多くはシフト勤務を希望します。なぜだと思いますか?

体力的にきついし、土日、祝祭日も休めないのです。それでも多くがシフト勤務を希望します。

シフト勤務を希望する最大の理由は、日勤よりシフト勤務の方が月収が多いからです。シフト勤務だと深夜勤務手当がつくからです。

労働基準法第37条によると、午後10時から午前5時まで働いた場合には深夜勤務手当を支給されることが決められています。深夜勤務手当は賃金の25%分となります。

 

給料袋

 

例えば時給1500円の人がシフト勤務で月に10日間夜勤をしたとします。夜勤では夜10時から翌5時までを含みます。この7時間のうち、休憩が1時間として6時間仕事をすることになります。

すると深夜勤務手当として、

1500円×0.25×6時間×10日=22,500円

と言う計算になります。

この深夜勤務手当をねらって若い派遣社員はみんなシフト勤務を希望するのです。

 

●平日休める

土日や祝祭日が関係ない代わりに、平日が休みになります。銀行や役所などが開いてるので何かの手続きをするには原理です。

そして行楽地に遊びに行くのも平日の方が道はすいてるし人も少なくてゆっくり遊べます。行楽地に泊りがけで行くのも同様です。

何しろ若い人は独身者がほとんどなので、家族と休みを合わせる必要がありません。

 

シフト勤務のデメリット

●体調管理が難しい

日勤しか経験のない社員がシフト勤務に入ると、慣れるまで大変です。何が一番大変かと言うと、睡眠です。だいたい、皆口を揃えてそう言います。

つまり、夜勤の間は昼間に睡眠をとることになりますが、これがなかなか熟睡出来ません。それはそうですよね。今までずっと夜に寝ていたのに、いきなり昼間寝ようとしても熟睡は出来ません。

しかも、日勤と夜勤が交互にやってくるので、余計に慣れません。

 

相性で悩む

 

私が知ってる若手の社員で、シフト勤務に移って体重が10キロも減ってしまい、体調不良になった男性がいました。

この社員の場合も睡眠不足から体調を崩してしまったのです。体調を戻すのに半年もかかりました。

どんな仕事を担当するにしても、やはりシフト勤務が体力的にきついのは間違いありません。年齢的な条件、体力や性格で向き、不向きがあると思います。

 

●土日、祝祭日に休めない

たまたまシフトの休日と土日、祝祭日が重なれば休めますが、そうでなければ普通に仕事です。家族や友人とどこかへ遊びに行ったり大型連休で旅行の計画を立てたり、と言うのが難しいのです。

これは先ほど説明した平日に休めると言うメリットと相殺されるデメリットです。

 

週休2日制と完全週休2日制の違い

私は京都の事務機メーカーから、九州の半導体工場へUターン転職しました。その京都の会社では、日曜、祝祭日と第一、第三土曜日が休みでした。

私は土曜日が全部休みになればいいのになぁと考えていました。第二、第四土曜日の出勤の、何と気の進まないことか。やる気の出ないことか。

 

そして九州にUターンしたのですが、転職先の半導体工場の求人には、「週休2日制」と書かれてありました。私はてっきり、毎週土曜日が休みなんだと、すごい喜びました。

土日が毎回休みならどんなにゆっくりした週末が過ごせることか。思わずウキウキしたものです。

 

ところが・・・

転職初日に会社のカレンダーを渡されてびっくり。何ということでしょうか。そのカレンダーを見ると第二、第四土曜日が出勤日になっているではありませんか。これでは京都の会社と全く同じです。

毎週土曜日が休日だと思って喜んでいた私はがっくりきました。そして次に「週休2日と書いてあったのはウソか!」と怒りがこみあげてきました。

私は総務の担当者にすかさず問いただしました。総務担当の男性は、ふふん、といった顔つきで(私の印象です)

「このカレンダーでも週休2日に分類されるんですよ。」

そう説明してくれました。

 

カレンダー

 

 

実は、「週休2日」の正確な定義は、

『月に1回以上2日の休みがある週があり、他の週は1日以上の休みがあること。』

なのだそうです。だから隔週で土日が休みなら、これは立派な週休2日と言えるのです。私が熱望していた毎週土曜日が休みの場合は、「完全週休2日制」と呼ぶのだそうです。

「完全」の二文字がつくか、つかないかで大違いなのです。もっと細かく言えば、休みが土日とは限りません。毎週何曜日でも必ず2日の休みがあれば完全週休2日制となります。

 

求人情報の中に、曜日の指定まで掲載している場合もありますし、していない場合もあります。休日を大して気にしない人ならともかく、あなたが気になるなら事前にしっかり確認しましょう。

出来れば会社のカレンダーを見せてもらうと間違いありません。もっとも、内定も出ないうちからカレンダー見せて下さいとはなかなか言いにくいですね。

 

それから、勤務形態がシフト勤務なら、休日も当然シフトになります。決まった曜日が休みになる訳ではありません。シフト表に従って勤務し、休むことになります。

この場合は勤務形態を確認することが重要です。

 

シフト勤務の仕事を探すならこちら

設備保全の仕事は現場ありきです。24時間、360日稼働の工場なら、保全業務もまた24時間対応でありシフト勤務となります。

仮にあなたが転職時に日勤であっても、その後にシフト勤務になる可能性もあります。量産工場の設備保全とはそんなものです。

 

私が多くの設備保全求人を調べてみると、シフト勤務は派遣社員に多いことが分かりました。

例えば、工場の求人が専門の大手転職サイト、工場ワークスで関東の設備保全・メンテナンス求人を調べてみると、全部で256件ありました。

 

このうち、正社員が166件、派遣社員が103件の募集です。そして、正社員、派遣社員、それぞれで2交代・3交代勤務の求人割合を調べてみると、

 

●正社員   7件 4.2%

●派遣社員 34件 33.0%

 

こんな結果でした。派遣社員の方がシフト勤務の求人割合が多いことが分かります。あなたがシフト勤務を希望するなら派遣社員の求人から探すのが早道です。

 

ただ、シフト勤務の場合はくれぐれも健康には注意して下さい。かなり向き、不向きがあるように思います。あなたの生活習慣、既往歴なども考慮して決めて下さい。

 

シフト勤務の求人が多いおススメ転職サイト
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