プラントエンジニアの転職市場では化学プラント、石油プラント、それに電力、環境プラントなどの業種から多くの求人が出ています。

大手、中堅、中小と企業規模を問わない積極的な求人の結果、転職求人倍率は5倍~6倍とまさに転職市場におけるプラントエンジニアは超売手市場となっています。

 

求人の職種も企画、設計、施工、施工管理、メンテナンス、安全管理、品質管理、技術営業と全般に渡ります。むろん、国内だけでなく海外向けプラントの求人も多数出ています。

 

そこでこの記事では転職希望のあなたが、転職活動に際して絶対に知っておいて欲しいことをまとめてみました。

あなたがプラントエンジニアとしての転職に成功するための予備知識をいっぱい集めています。むろん、しっかりしたデータの裏付けのある情報ばかりです。

 

今すぐの転職をお考えのあなたも、将来の転職をお考えのあなたもぜひ最後までお読み下さい。転職に際して必ず役に立つ情報を沢山盛り込んでいます。

 

この記事は情報がいっぱいでかなり文字数が多くなっています。
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火力発電所

はじめに

あなたはどうやってプラントエンジニアの転職先を探そうとしていますか?

「プラントエンジニア 求人」でググりますか?

そうすると膨大な量の求人情報が出てきます。

 

中東の石油プラント建設要員の募集から、プラントの配管に使うバルブの製造要員まで、業界も業種も職種もごっちゃまぜで求人が出てきます。

少しでもプラントに関連する仕事は全部出てきます。

 

では、あなたは検索のフィルター機能を使いますか?

それでも到底絞り切れるものではないし、そもそもどんな条件でフィルターをかけますか?

あなたにはまず、そこの情報が必要となるはずです。

どの業界、どの業種、どの職種、どの企業?

あなたに最もふさわしい条件は何でしょう?きっとあなたは迷うことばかりでしょう。

 

ここでは私が調査した400件を超えるプラントエンジニアの求人情報を中心に、エンジニアリング協会のデータや業界本の情報も参考にさせて頂きながら、転職先の効率的な探し方を解説していきます。

 

ここでの情報は、一般財団法人エンジニアリング協会からリリースされた『2019年度 エンジニアリング産業の実態と動向』を参考にさせて頂きました。

 

プラントエンジニア業界に関わる人なら必読のデータと言えます。非会員は3,500円、会員は3,000円で購入出来ます。(税込み・送料別)

 

『2019年度 エンジニアリング産業の実態と動向』¥3,500(非会員・送料別)

 

また、『プラント・エンジニアリング業界で働こう』と言う業界本も参考にさせて頂きました。(小早川幹夫著 東京図書出版 2018年 ¥1,200)

プラントエンジニア
『プラント・エンジニアリング業界で働こう』¥1,200

この他いくつかの企業のホームページも参考にさせて頂きました。

 

この記事をお読み頂き、あなたの転職が成功することを心から願っています。

私自身、過去に4度の転職を経験しています。転職活動はエネルギーと時間を使います。少しでもこの記事があなたのお役に立てれば幸いです。

 

プラントエンジニアの転職市場動向は?

あなたは現在、プラントエンジニアの転職市場がどのような状況にあるかご存知ですか?

まずはそれを業種別に詳しく説明しましょう。

 

結論を一言で言えば求人件数は非常に多く活況であり、プラントエンジニアの転職市場はかなり売手市場だと言えます。

 

■どこの企業も人材不足が一番の悩みの種

後ほど詳しく解説しますが、大手の転職会社6社のプラントエンジニア求人合計は軽く5000件を超えています。

あなたはなぜこんなにも求人が多いのだと思いますか?

そう、理由は単純で各プラント企業ともに人材が不足しているからです。

 

それを明確に示すデータがあります。

エンジニアリング協会が毎年行っている会員企業60社に対するアンケートで、

「エンジニアリング産業の現在の課題は?」

と言う問いに対して、2013年~2019年まで7年間連続で

「労働力・人材の確保」

が課題のナンバーワンとなっています。

 

どの企業も人材確保のために新卒採用と合わせてキャリア採用にも力を入れ、即戦力となる優秀なエンジニアを求めています。

 

また、課題の1位は人材不足でしたが、2位以下をみてみると、

第2位 新規事業の展開

第3位 研究・技術開発の強化

第4位 海外営業の強化

こうなっています。

 

いずれの課題に対しても有力な解決方法の1つは優れたエンジニアの採用です。それゆえプラント企業各社は積極的な求人を行っています。

 

そして石油やガスプラントのように海外比率の高いプラント建設では、近年中国、韓国企業との価格競争が厳しくなっています。

それゆえ優秀な人材を採用して技術力や品質で優位に立とうとする企業戦略が背景にあります。

 

なお、エンジニアリング協会の会員60社は日本を代表するプラント企業ばかりであり、具体的な企業名は補足資料の①を参照下さい。

 

業種(施設)別プラントエンジニアの求人状況

ではどんな業種からプラントエンジニアの求人が多く出ているのでしょうか?

あなたの予想はいかがですか?

私が大手転職会社6社から400件以上のプラントエンジニア求人情報を調べたところ、こんな結果となりました。

 

●化学プラント 27.6%

●石油・ガスエネルギープラント 16.3%

●産業施設プラント 16.3%

●発電プラント 12.8%

●環境プラント 9.2%

●鉄鋼・非鉄金属プラント 6.4%

●その他 11.4%

 

この結果、いかがです?あなたの予想通りでしたか?それとも意外でしたか?

では次に各業種ごとの転職市場のトレンドを紹介しましょう。

 

化学プラント

■転職市場のトレンド

今も説明したようにプラントエンジニアの求人で最も件数が多い業種が化学プラントです。

化学プラントには肥料、医薬品、化粧品、繊維、フィルム、タイヤ、製紙・パルプなど様々な分野があります。

 

そしてこの業界の特徴は大手企業だけでなく中小企業からの求人も多いことです。

中小企業では大手のエンジニアリング企業から建設の一部を請け負う企業や、設備の開発、導入を請け負う企業、更にはメンテナンスを専門に受け負う企業などがあります。

 

そしてプラント建設の未経験者でも応募可能な求人が多いことも特徴の1つです。

人材不足がより深刻な中小企業を中心に、未経験者や経験の浅いエンジニアでも採用して育てようとする求人がけっこう出ています。

 

あなたがエンジニアとしての経験が不足していると思うなら、ねらい目の業種の1つではあります。

 

ただし、プラントエンジニアとしての素養、適性は試験されます。未経験者を無条件に採用する訳ではありません。

また、未経験者歓迎の求人でも実際には経験者との競争になります。応募は可能でも採用されるハードルは高いものがあります。

 

■どんな企業からの求人が多い?

化学プラントの求人を出している大手企業としては旭化成、出光興産、三菱ガス化学、三菱ケミカル、三井化学、クラレ、AGC、ダイキン工業、丸善石油化学、JFEプラントエンジなどがあります。

 

しかし先ほども説明したように大企業だけでなく中小企業からの求人も多く出ています。

例えば大手転職サイトdodaによれば、化学プラントのエンジニア求人は500件以上ありますが、従業員100名以下の企業からの求人が全体の2割近くもあります。

同様にリクルートエージェントでも2割以上が従業員100名以下の企業からの求人です。

 

これらの中小企業では大手のように総合的な事業は行っていません。得意とする工程のみを請け負ったり、何かの設備や技術に特化したような事業戦略を展開しています。

 

中小企業でも技術レベルが高く、年収も400万円~600万円クラスを予定している求人がけっこうあります。

あなたが転職先として企業規模にこだわらないなら、中小企業もぜひ検討してみて下さい。

 

■海外で活躍出来る?

2018年度の化学プラントの海外比率は受注高で29.2%、売上高で19.0%となっています。プラント業界では決して海外比率が特別高いとは言えません。

 

それでも受注の3割が海外事業ですから、チャンスはあります。

化学プラントのエンジニアとして海外で活躍したければ、英語力をビジネス会話クラスに高め、現地での適応能力をアピールするなどの取り組みが必要です。

 

むろん、過去に海外勤務の実績があればかなり強力なアピール材料になります。それは必ずしも化学プラントの実績でなくても十分通用します。

 

■化学プラントの求人の予定年収はいくら?

繰り返し説明しているように大企業から中小企業まで幅広く求人が出ているため、予定年収も300万円~1000万円と、非常に幅があります。

 

やはり年収が高いのは大企業からの設計、開発、施工管理などの求人で600万円~800万円クラスが多数出ています。

更にマネジメント業務やプロジェクトリーダーなどの求人では1000万円前後の求人も目につきます。

 

一方、メンテナンス業務や溶接、配管などの施行業務については400万円~600万円といった求人が多いようです。

 

むろん、年収は単に職種だけでなく個々のキャリアや能力によってかなり差がつきます。あくまで目安の金額です。

従って未経験者については300万円クラスの予定年収が多いようです。

 

■どんな職種の求人が多い?

プラントの企画、設計、施工、施工管理、メンテナンスなど各種求人が出ています。特に化学プラントではプロセスエンジニアの需要が高く、好条件での求人となっています。

 

また中小企業からの募集は設備や部品の供給、施工の一部分を請け負う仕事やメンテナンスの仕事が中心となっています。

 

石油・ガスエネルギープラント

■転職市場のトレンド

この業種はプラント業界全体でも際立った特徴が1つあります。あなたにそれがお分かりでしょうか?

プラント事業を行う条件が整う場所を考えてみると特徴が分かります。

 

答えは海外事業の比率が高いことです。

石油プラントやLNGプラントですから当然海外が主となります。

 

特に目立つのはLNG(液化天然ガス)プラントです。日揮、千代田化工建設を始め、大手のエンジニアリング企業から海外勤務の求人が出ています。

 

エンジニアリング協会の2018年の実績データを見ると、受注高の海外比率が78.8%、売上高の海外比率が73.1%となっています。

つまりこの業界は事業の7割~8割が海外プラントなのです。

 

従って海外で活躍出来る人材を募集する求人が多く、語学力や海外勤務経験が重要視されます。中には適性検査やアレルゲン検査まで行っている企業もあります。

 

私も半導体装置の設置で随分海外の工場に出向きましたが、とにかく海外の仕事では食事と睡眠が何より大事です。

現地の環境に適応して食べる、寝る、これが出来ないと仕事になりません。特にプラント建設のような長丁場だと絶対条件とも言えます。

 

海外勤務を前提としたプラントエンジニアの採用に当たっては、技術面と合わせて海外生活の適応力も試験される訳です。

あなたはこの点、いかがでしょう?

 

別にジャングルの奥地で生活する訳ではありませんが、やはり日本国内にいて仕事をするような訳にはいきません。

あらゆる意味でタフさが求められます。

 

石油コンビナート
石油コンビナート

 

現在、この業種からは多くの求人が出ていますが、何しろ海外比率の高い業種です。受注状況は原油価格や現地の政情、世界のエネルギー情勢などに大きく左右されます。

 

ただエンジニアリング協会のデータによると、向こう数年は石油、ガスプラントの需要は今より改善される見込みであり、求人件数も減ることはないと予想されています。

 

■どんな企業からの求人が多い?

石油、ガス、LNGプラントはエンジニアリング専業の大手、日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの3社を始め各業界の大手企業から求人が出ています。

 

出光興産、コスモ石油、昭和シェル石油など大手石油元売り企業を親会社とするエンジニアリング企業からも多くの求人が出ています。

 

また大手企業からプラント建設の一部を委託される形で事業を行う中堅企業からも求人が出ています。

ただ、海外比率が高いと言う特徴から、他のプラント業種に比べて中小企業からの求人は少ない感じです。

 

■海外で活躍出来る?

繰り返し説明したように、海外事業の比率が高いので、当然転職すれば海外で活躍出来る機会は多くなります。

逆に言えば海外で活躍出来る人材しか採用されないとも言えます。英語も中級以上、ビジネス会話が可能なレベルが要求されます。

 

海外で活躍するには語学力はむろん、現地での適応能力、コミュニケーション能力、マネジメント能力などが必要とされます。

 

そして海外でのプラント建設業務の経験者はかなり優遇されます。例え同業種でなくても経験者は優遇されます。

 

■石油・ガスエネルギープラントの求人の予定年収はいくら?

やはり海外勤務を前提とした求人は予定年収も高額です。

スタッフとしての年収は500万円~700万円クラスが多く、現地でマネージャー、プロジェクトリーダークラスの求人だと800万円~1000万円超といった求人も少なくありません。

 

仕事の困難さに見合うだけの予定年収が用意されています。あなたに海外プラントで活躍したい夢があるなら、真っ先にお奨めしたい業界です。

 

■どんな職種の求人が多い?

基本的に求人職種は海外でも国内でも同じです。企画、設計、施工、施工管理、試運転、保守保全、技術営業職などの求人が出ています。

 

ただし、比率から言えば施工管理の求人が特に多い感じです。

そして海外勤務の求人の場合、それぞれの職種の前に、「海外プラントにおける」と言う一言が付きます。

 

施工や施工管理にしても海外ならではの苦労があるはずで、それゆえ海外勤務の経験者は優遇されます。

もしもあなたに海外の現場を知っている経験があれば、大きなアドバンテージとなります。

 

電力プラント

■転職市場のトレンド

エンジニアリング協会のデータによれば、電力プラントは売上高で言えば全業種の2割以上を占め、都市開発・地域開発に次いで2番目に売上の多い業種です。

特に再生可能エネルギーの分野で求人が活況です。火力発電や原子力発電より圧倒的に件数が多いです。

 

太陽光発電
太陽光発電は中小、ベンチャー企業も多く進出しています。

 

そもそも電力プラントの求人の特徴として、経験者限定、有資格者歓迎案件が多いことがあげられます。これはどの業種でも同様ですが、電力プラントでは特に強い傾向にあります。

 

ただ再生可能エネルギー分野の求人は少し事情が異なります。太陽光発電、バイオマス発電、風力発電などは新しい分野だけに人材が不足しており、比較的経験の浅いエンジニアでも企業は積極的に採用しています。

 

あなたにプラントエンジニアとしての経験がなくても、他の業種でエンジニアとしてのキャリアがあれば採用される可能性は十分あります。

それにはあなたのキャリアを必要としている企業を見つけ出すことがカギです。

 

■どんな企業からの求人が多い?

求人企業を調べてみると、丸紅パワーシステムズ、コスモ石油、川崎重工、JFEエンジニアリング、日鉄エンジニアリング、東京ガスエンジニアリングソリューションズなどの大企業が目立ちます。

 

ただ、再生可能エネルギーの分野では大企業だけでなく従業員数十名程度の中小企業からの求人も出ています。新しい分野だけにベンチャー企業の参入も盛んです。

 

それらの中小企業では独自の技術を売りにしている企業が多く、採用にあたってはレベルの高いエンジニアを求めています。

 

あなたが大企業からこうした企業に転職し、年収は下がっても自分のやりたい技術を思い切り追求する、そんな転職もアリです。

 

■海外で活躍出来る?

エンジニアリング協会のデータによれば、電力プラントの売上高に占める海外比率は28.9%となっています。

特に造船重機・鉄鋼・産業機械の業界では電力プラント関連の売上は海外比率がほぼ50%であり、当然海外で仕事をこなせる人材を求めています。

語学力は採用の必須条件であり、求人の応募にTOEIC600点以上、700点以上の条件も目立ちます。

 

■発電プラントの求人の予定年収はいくら?

発電プラントの求人を調べてみると、予定年収は400万円~700万円クラスが多く、キャリア、期待値によって差が付きます。

プロジェクトマネージャークラスの求人だと年収は800万円~1000万円クラスまであります。

 

また、海外勤務を前提とした求人も高額年収を予定するものが多く、600万円~1000万円といったところです。

ただし外国語の能力が必須であり、他にもキャリア、適性を審査されるなど、採用のハードルは高くなっています。

 

■どんな職種の求人が多い?

職種としてはプラント設計、設備設計が多く、他に施工管理、メンテナンスエンジニアの募集もあります。

例外もありますが、傾向としては設計、施工管理の年収に比べてメンテナンスの方が年収は低目です。

 

ただ、企業にとってメンテナンス業務の受注は安定した売上確保には重要であり、優秀な保全エンジニア、保全リーダーの求人には力を入れています。

 

その他のプラント

ここまで化学プラント、石油・ガスエネルギープラント、電力プラントと3つの業種について詳しく説明しました。

 

でも、あなたの求める転職先はこの3つの業種以外にあるかも知れませんね。

ではここから、交通インフラ、海洋施設、通信プラント、環境プラント、産業プラント、鉄鋼・非鉄金属プラント、都市開発・地域開発、この7業種につて概要を説明します。

 

■交通インフラ・海洋施設

まず7つの業種の中で海外事業の比率が高いプラントと言えば交通インフラ、海洋施設の2つがあります。

 

交通インフラは高速道路や鉄道を建設したりトンネルを掘ったりする事業です。また海洋施設は洋上空港、洋上風力発電、大規模養殖施設などを建設する事業です。

この2つのプラントはどちらも事業の海外比率が3割を超えており、海外で活躍出来るチャンスがあります。

 

■通信プラント

通信プラントは経済や産業のデジタル化を支える基盤整備が、国の施策として掲げられていることもあって今後も活発な投資が見込まれます。

 

通信プラント
通信プラントの整備が進んでいます。

 

こうした背景があって、転職サイトdodaによればIT・通信業種の転職求人倍率は7.85倍です。全業種の平均倍率が2.81倍ですから、その人気ぶりが分かります。

 

ただしこの分野は事業の海外比率は10%以下なので、海外で働きたいあなたには慎重に選択した方がいいかも知れません。

 

通信プラントは求人件数こそ他業種と比べてそれほど多くありませんが、エンジニアの需要は非常に高いものがあります。

 

■環境プラント

環境プラントは廃棄物処理、下水処理などを行う施設の建設や維持運営を行います。リサイクルの推進や環境問題解決の施策として近年特に注目されているプラントです。

 

下水処理場
下水処理場

 

そして日本のごみ処理技術やリサイクル技術はレベルが高く、海外へもプラント輸出を行っています。

例えば日立造船、三菱重工、JFE、IHI、タクマなどの企業が海外で多くの実績を残しています。

 

ただ、海外事業は全体としてみればわずか6%強であり、前述の大手企業に限られています。あなたがこの分野で海外勤務を希望するなら大手企業を狙って下さい。

 

一方で国内環境プラントには新規ベンチャー企業の参入や中小企業の参入も多く、それぞれの技術で強味を発揮する事業を展開しています。

 

例えばリサイクル用の機械に特化して開発・製造している企業や水処理の品質管理システムに特化して開発している企業などがあります。

 

大手企業が専門にはやれない技術に活路を見出す中小企業が活躍しています。あなたがそんな環境で思い切り自分のやりたい技術を極める働き方もアリです。

 

■産業プラント

産業プラントとは、色々な製品を製造する工場を建設するプラントです。食品、自動車、半導体、プラスチック製品、電子機器、製紙・パルプなど対象は広範囲に及びます。

 

産業プラント
産業プラント

 

ただ、プラントエンジニアの求人で「産業プラント」と言うキーワードの求人はそれほど多くありません。

 

実際にはエンジニアリング専業の企業の中で、中堅企業が主に産業プラントを手掛けているようです。

元々は自社やグループ内の工場を建設するために分離した会社が、他社の工場や施設も受注するようになったものです。

この業種は事業の海外比率が1割程度なので、仕事のほとんどは国内完結です。

 

先ほども説明したように、あなたが「産業プラント」で求人を探してもあまり見つかりません。「プラントエンジニア」で探してその中から見つけるのがベストです。

 

■鉄鋼・非鉄金属プラント

神鋼エンジニアリング&メンテナンス、日鉄エンジニアリング、スチールプランテックなど親会社やグループ企業が大手製鉄企業というエンジニアリング企業がこの業種の中心です。

 

この他にも山九、JFEエンジニアリング、三菱電機コントロールソフトウェアなどの大手企業の他、プラント工事の一部を請け負う中小企業からの求人も出ています。

 

ただ、プラント業界全体からみると鉄鋼・非鉄金属プラントはそれほど大きな構成比ではなく、2018年の実績では売上高ベースで9.8%に過ぎません。

それゆえ、この分野の求人もそれほど多くは出ていません。

あなたがこの分野で転職先を探すなら、大企業中心の転職活動となります。

 

■都市開発・地域開発

2018年のプラント施設別売上高の実績では業界全体の31.4%を占め、5兆6000千億円を超えています。

何しろ対象がオフィスビル、マンション、大型商用施設、ホテル、病院から東京オリンピック、大阪万博まで広範囲に及びます。

 

一般にはそうした建設物をプラントとは呼びませんが、エンジニアリングと言う部分では共通です。

 

この業種も深刻な人手不足であり、大手ゼネコン、サブコンから多くの求人が出ています。

ただし、事業の海外比率は10%以下であり、海外で活躍するにはかなり狭き門となります。

 

あなたは転職して年収を増やすことが出来るか?

次はあなたが一番気になるであろう年収の話です。あなたはプラントエンジニアとして転職し、年収を増やすことが出来るでしょうか?

 

給料袋

 

■プラントエンジニアの平均年収は?

まず、プラント業界全体の平均年収ですが、あなたはいくらかご存知ですか?

何となく高額年収のイメージがあるかも知れませんね。

 

実はプラント業界全体の平均年収は735万円です。(業界動向サーチ)

これとは別に590万円が平均年収とするデータもあります。(DODA職種図鑑)

あるいは求人ボックスの給料ナビでは499万円と出ています。

 

この3つの調査で年収金額にかなり差がありますが、これは調査対象(範囲)の違いによるものでしょう。

さて、あなたの年収はこうした平均年収の指標金額と比較してどうでしょうか。

 

ちなみにですが、国税庁の最新調査によると、日本のサラリーマンの平均年収は441万円だそうです。プラントエンジニアの年収は平均よりかなり高額だと言えます。

 

さて、先ほどのプラントエンジニアの平均年収はあくまで平均であって、実際の求人を見ると上は1000万円以上から、下は300万円以下までピンキリです。かなりの幅があります。

 

例えば、あなたがプラント業界にはほぼ未経験で転職しようとすれば、応募可能な求人の多くは年収300万円~400万円ほどです。

 

この金額は業界や企業の規模によらず、上場企業でも中小企業でもほぼ同じようなものです。

ただし、福利厚生には企業間の差があるし、入社後の年収の増え方にも差があります。(上場企業の方が年収アップ幅は大きいです)

 

では、未経験者ではなく、それなりにキャリアを積んで来たエンジニアの場合はどうでしょうか。

例えばプラントマネージャークラスの経験者だと、年収はいっきに600万円~1000万円となります。

更に海外勤務が前提の求人だと800万円~1200万円クラスも出てきます。

さすがにこのクラスの求人は大手のプラントエンジニアリング会社がほとんどです。

 

例えばエンジニアリング専業3社と呼ばれる日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングでは平均年収が800万円~1000万円です。

 

平均でこの金額ですから、かなりの高額年収です。この専業3社からも多くの中途採用求人が出ているので、高額年収を目指すあなたはぜひチェックして下さい。

 

■8割近いエンジニアが転職によって年収アップしている!

マイナビエージェントのデータによると、プラントエンジニアが転職によって年収が増えた割合は実に78%だそうです。

冒頭にも書いたようにプラントエンジニアは転職市場で人材が不足しています。実績、スキルを積んだ上での転職なら年収アップも実現可能となります。

 

プラントエンジニアの年収を乱暴ですがざくっと見ると、プロダクトマネージャーで800万円~1200万円、設計職で500万円~800万円、施工管理職で同じく500万円~800万円、保守メンテ職で400万円~600万円といった感じです。

 

むろん、こうしたデータがあなたの年収と直接リンクしている訳ではありません。あくまで目安の金額です。

あなたの年収はあなたの評価、査定によって決まります。

 

■エンジニアの評価は相対的な要素もある

あなたのエンジニアとしての評価基準は企業によって違ってきます。求人を出した時点で、どんなエンジニアが欲しいのかは企業によって違うのです。

 

機械系のエンジニアが欲しいのか、電気系のエンジニアが欲しいのか、それとも土木系なのか。もしかしたらIT系のエンジニアが欲しいのかも知れません。

 

当然ですが、あなたのキャリが企業の需要と合致しないと採用されないし、仮に採用されても好条件は出ないでしょう。

 

逆にかなりの部分で合致すれば好条件が期待出来ます。

つまり、あなたが転職によって年収をアップさせようと思えば、あなたのキャリアを最大限評価してくれる企業を探す必要があります。

 

例えば、あなたが通信プラント専門の企業で働いていたとします。そして、そこから化学プラントの企業へ転職したとします。

前の会社では当たり前だったあなたのITエンジニアとしてのスキルは、新しい会社では誰も持っていない貴重なスキルになる可能性がだってあります。

 

つまり通信プラントから通信プラントと言う同業種へ転職するより、異業種である化学プラントへ転職した方が評価されるケースもあると言うことです。

 

あなたにとっては当たり前の平凡と思えるキャリアでも、そのキャリアを求めている企業があるはずです。そんな求人を見つけ出すことが転職成功へのカギです。

 

■キャリア採用の年収は交渉の余地アリ

ここで1つ要注意なのが、中途採用において年収は交渉の余地があると言う点です。新卒採用のように一律で決まっている訳ではありません。

 

先ほども説明したように多くのプラントエンジニアの求人で、年収は400万円~1000万円といったようにかなりの幅があります。

それはあなたの評価結果、査定結果によって年収は変わってきます、と言うことを意味しています。

 

それゆえ、あなたのキャリア、実力、可能性を正しく評価してもらいましょう。不当に低い年収に我慢する必要はありません。

 

あなたが年収などお金の話で交渉するのが苦手なら、転職エージェントにサポートしてもらうことが可能です。

あなたのキャリア、企業のニーズを十分に突き合わせた上で説得力のある交渉をしてくれます。

 

■ハローワークの求人では?

ここで補足情報として、ハローワーク経由の求人についても年収情報をお伝えしておきます。

実はハローワークでもそこその件数のプラントエンジニア求人が出ています。

 

ハローワーク
ハローワークは身近な職探し

 

例えば、東京都の例を紹介しましょう。東京都のハローワークで「プラントエンジニア」をキーワードに求人検索すると80件の求人が見つかります。(2019年4月末)

しかし、年収ベースで600万円以上は26%、700万円以上は7%しかありません。多くの求人は300万円~500万円です。

 

ハローワークの求人は地元の中小企業からの求人が多いので、どうしても転職サイトのような大企業からの求人と同じ年収は難しいです。

プラントエンジニアの求人も中小の建設業や機械製造業などが多く、大手エンジニア会社の下請け、外注企業が多いです。

 

収入も大事だけど、地元密着型の企業に転職したい、と言う希望のあなたはハローワークの利用もアリです。

 

あなたが海外で活躍したいなら

転職を機に海外でプラントエンジニアとして活躍してみたい、そう思う人も多いはず。もしかしたらあなたもその一人かも知れませんね。

 

あなたの願いを叶えるには、プラントの種類や職種を選ぶ必要があります。

まず、海外比率の高いプラントは何と言っても石油・ガスエネルギープラントです。2018年の受注高実績では海外比率が78.8%であり、ほぼ8割です。

ダントツに海外比率の高いプラントです。

 

従ってあなたが海外で活躍するプラントエンジニアを目指すなら、まずはこの分野の求人を探すことです。

 

そして、海外勤務で求人の多い職種は施工管理の求人です。設計の仕事もありますが、比率としてはそれほど多くありません。

 

施工管理者として現地のプロジェクトリーダーを求める求人は多数出ています。

その仕事は、現地工事業者への見積依頼、施工作業員の取りまとめから更には顧客対応まで担当しなくてはなりません。

その為、語学力はむろんですがコミュニケーション能力も不可欠です。

 

また、海外エンジニア募集の求人が多い企業はやはり大手のエンジニアリング企業です。

例えば、代表的なエンジニアリング専業企業である日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの海外比率は8割を超えています。

 

この大手3社からはキャリア採用の求人が多数出ているのでぜひチェックしてみて下さい。ほぼ全ての求人が海外勤務の可能性アリとなっています。

採用のハードルは高いですが、予定年収も高額で600万円~1000万円クラス、やりがいの大きな仕事だと言えます。

 

なお、海外勤務と言うことで外資系企業も選択肢に入りそうですが、実際にはお奨めの求人はほとんどありません。

 

外資系企業は外国から日本に進出している企業ですから、国内勤務が主と言うことになります。

やはり本命は海外に進出している国内企業です。

 

プラントエンジニアに必要なキャリア・資格・能力

プラントエンジニアの求人において、求められるキャリア、資格、能力とはどんなものか、説明したいと思います。

あなたご自身のキャリア、保有する資格を思い浮かべながらお読み下さい。

 

■キャリア(実務経験)

プラントエンジニアに限りませんが、キャリア採用は即戦力狙いなので実務経験の有無、実績が採否判断に大きな比重を占めます。

 

プラントエンジニアの場合、求人の7割~8割は実務経験がないと応募すら出来ません。ただし、全ての求人が全くの同業種、同職種を要求している訳ではありません。

 

プラントエンジニアの経験がなくても、何等かのモノづくりに関わっていたり、プラントプロセスに関連した研究開発の経験があれば現場経験がなくても応募は可能とする求人も多くあります。

 

同様に機械設計や回路設計、生産技術や設備保全のエンジニア経験者も応募可能とする求人が多数あります。

 

そして実際に採用された事例も沢山あります。異業種の知識やスキル、経験の導入によって新しい技術が生まれることはよくある話です。

 

一方でこんな事例もあります。

あるプラント会社では工場内の特殊溶接に必要な技能を持った人材を募集しており、かなりの高額年収を提示しています。

その会社では特殊溶接が技術課題として大きな障害になっていたのです。

 

ここでは特殊溶接と言う非常に専門性の高い技術が求められており、この経験者は断然有利となります。

求人内容がピンポイントであればあるほど、その経験者は圧倒的に有利となります。

あなたにこうした特殊技術があれば、最大限それを活かせる求人を探すのが、まずは転職活動の王道です。

 

いずれにしてもあなたのキャリアの棚おろしをした上で、企業ニーズを調べ、突き合わせることです。この作業をあなた一人でやるのは難しいので、ぜひ転職エージェントのサポートを利用して下さい。

 

また、プラントエンジニアの転職市場を調べてみると、最も需要が高いのはプロダクトマネージャーであり、プロジェクトマネージャーです。

プラント建設全体を統括したり、あるいは複数のチームをまとめて推進していく能力を持つ人材が不足しています。

これはどこの業界でも同様の事情を抱えています。

 

従って、こうしたマネージャー経験を持ち、実績も残して来た人材はどのプラント業界でも歓迎され優遇されます。

あなたが年齢的に40代~50代前半のミドル層であっても、キャリア、実績があれば好条件で採用される可能性は十分あります。

 

なお、実務経験を応募条件に指定する求人では、経験の長さも指定するケースがあります。例えば、施工管理職で5年以上の経験必要、みたいな求人です。

長さとしては3年から5年以上必要、と指定する求人が多いようです。

 

ただ、求人全体から見れば経験年数を具体的に指定する求人はそれほど多くありません。また条件を満たしていなくても交渉の余地はあります。

 

指定年数に足りないからと簡単にあきらめることはありません。多少の不足なら実績をアピールすることでカバー出来る場合もあります。

 

■「未経験者歓迎」案件の注意点

プラントエンジニアの求人で、ほとんどは実務経験が必要なのに、中には未経験者歓迎案件があります。

あなたがそんな「未経験者歓迎」案件に応募しようと思うなら、最低でも次の3項目は必ずチェックして下さい。

 

1.どんな仕事なのか?

プラントエンジニアといっても様々な求人が出ています。

中には大手のプラントエンジニア会社に納品する電気部品を製作している会社が、製造作業員を募集している求人まで含まれています。

 

製造作業員としての求人であり、技術的にもそれほど高度なものを要求しないので、「未経験者歓迎」として募集しています。

これをプラントエンジニアの仕事に分類できるのかどうか、疑問はありますが現実には多数登場します。

 

むろん、この手の求人がダメだと言うことではありません。内容を確認した上で納得して応募するなら問題ありません。

ただ、プラントエンジニアの求人で応募した積りが、電気部品の製造作業員だったと後悔しないようにして頂きたいだけです。

 

少なくともあなたが望むプラントエンジニアになるための技術や知識を身に着けることが可能な仕事なのか、そこはじっくり判断して下さい。

 

2.入社後の研修プランを確認する

「未経験者歓迎」の求人企業を調べてみると、8割以上が中小企業です。大企業からの求人は2割以下しかありません。

プラントエンジニアの人材不足、人手不足は中小企業の方が深刻で、もはや新卒、中途、いずれも採用が難しい状況となっています。

 

それゆえ少しでもプラントエンジニアとしての資質、適性があれば「未経験者歓迎」として中途採用の間口を広げ、人材を確保したいと言う企業の思惑があります。

 

決して大企業だからお奨め、中小企業だから避けた方がいいとは言いません。問題は採用後の教育、研修システムがどうなっているかです。

 

中小企業の場合はどうしても教育や研修に掛ける時間、人材、費用に余裕がありません。多くの中小企業では2週間から1ヶ月ほどの研修の後に現場でOJTとなります。

 

一方、大企業の場合は3ヶ月から6ヶ月程度の研修期間を取り、研修プログラムがしっかり用意されています。

 

むろん、全ての中小企業、大企業がその通りとは限りません。例外も多々あります。しかし傾向として研修体制が企業規模によって差があるのは間違いありません。

 

あなたが転職先として選ぶべき企業は、入社後にしっかりした研修体制が用意されている企業です。企業規模によらず、しっかりと確認して下さい。

 

例え大企業でも、具体的な研修プランの回答がない場合は要注意です。過去に未経験で入社した人たちがその後どんな過程を経て現在活躍をしているもかも聞いて下さい。

 

3.研修終了後の年収の増え方

「未経験者歓迎」と応募条件に書いてあったとしても、本質的に中途採用は経験者優遇です。採用時に未経験者の方が年収は低くなります。

あなたもそれは仕方ないと思うでしょう。

 

実際に大手転職会社のプラントエンジニアの求人で、未経験歓迎案件を調べてみると、予定年収は260万円~400万円ほどで、平均では320万円に設定されています。

プラント業界全体の平均年収が600万円~700万円ですから、かなり差があります。

 

入社時に年収が低いのはやむを得ないとして、問題はその後です。あなたが努力して1年後か2年後にどんどん実績を残せるようになったとき、それに見合う年収が可能かどうか、そこを確認する必要があります。

 

応募の時や面接の時に自分の年収の話はしにくいものです。ましてや未経験で採用してもらうのですから、なお更言い難いはずです。

 

しかし、中小企業の中には最初の低い年収がずっとベースになったままで、いくら実績を上げても年収が大して上がらないと言うことが普通にあります。

 

これを入社前に確認するのは難しいですが、転職会社を介してエージェントにある程度確認してもらうことは出来ます。

あるいは当サイトで紹介しているキャリコネなどの口コミサイトも大いに参考になるはずです。

 

中途入社の後、お金の問題で不満を感じる事例は大変多くあります。不満の原因が必ずしも金額そのものとは限りません。

年収が事前の予想と現実であまりにかけ離れている場合に大きな不満となります。金額が低くてもそれを納得の上で転職しているなら大きな不満とはなりません。

 

未経験者で転職する場合は特に年収の話は出しにくいものですが、先ほども説明したようにエージェントや口コミサイトを利用して可能な限り事前確認して下さい。

 

以上、「未経験者歓迎」案件では、

●仕事の内容を確認すること

●入社後の研修体制を確認すること

●実績を残せるようになった後の年収を確認すること

この3点を入社前に確認して下さい。

 

■資格

プラントエンジニアに必要な資格は業種、職種によって異なります。

ここでは実際のプラントエンジニア求人から需要の高い資格を紹介したいと思います。

 

●電気系の資格

電気主任技術者

電気工事施工管理技士

電気工事士

高圧/特別高圧電気取扱者

低圧電気取扱者

計装士

 

●機械系の資格

機械保全技能士

機械設計技術者

機械・プラント製図技能士

ボイラー技士

 

●ユーティリティ系の資格

高圧ガス製造保安責任者

エネルギー管理士

水道施設管理技士

公害防止管理者

危険物取扱者(甲種)

毒物劇物取扱者

 

●土木・建築系の資格

計量士

建築士

下水道技術検定

建築施工管理技士

管工事施工管理技士

建設機械施工技士

 

以上のような資格がプラントエンジニアにとって需要の高い資格です。

 

ただ、プラントエンジニアの求人情報を調べてみると、何等かの専門資格を応募条件に指定した求人は全体の凡そ2割から3割程度です。

実務経験の指定が7割、8割なのと大違いです。

 

しかし、だからと言って資格が重要視されていない訳ではありません。電気主任技術者や電気工事士のような必置資格、業務独占資格は需要の高い資格です。

 

あなたが単に資格を持っているだけでなく、その資格を活かしたキャリアがどの程度あるか、実績はどうか、そこが評価されます。

 

表だって資格が応募条件になっていなくても、あなたが資格を持っている事は転職には有利だし、資格を活かした実務経験は必ず評価されます。

 

■学歴

プラントエンジニアの求人には応募条件に学歴指定をしたものがあります。

複数の転職サイトからどんな学歴が指定されているのか、100件ほど求人を調べてみました。

その結果、大学院・大卒指定が2割、高専卒以上が3割、高卒以上が3割、学歴不問が2割となっていました。

 

キーとなるプロセスの開発や素材の研究には大学院・大卒以上を指定する企業が見受けられます。

しかし、学歴よりも実務経験、キャリアを重視する企業も多く、仮に学歴をカバー出来ていなくても応募出来ることがあります。

すぐにあきらめず、学歴を補うアピールポイントをしっかり訴え、あなたの熱意を伝えて下さい。

 

■能力

プラントエンジニアには資格や実務経験とは別に様々な能力を要求されます。

例えば海外赴任、海外出張を前提とした求人なら語学力は必須です。多く見られるのはTOEICで470点(レベルC)以上、730点(レベルB)以上といった指定です。

あるいは相応の語学力を持って外国人を相手にした実務経験があること、と言う条件指定もあります。

 

プラントの専門知識、スキルと違って英会話の能力はその気になれば短期間でもかなり上達します。海外に活躍の場を求めるあなたはぜひ、英会話のスキルを磨いて下さい。

 

それからプラントエンジニアに欠かせないのがコミュニケーション能力です。多くの求人でこの能力を求めています。

プラント工事の推進には多くの企業、多くのチームが参加します。それをまとめ、管理するにはコミュニケーション能力は必須です。

 

また新しい技術を学ぼうとする向上心、好奇心、行動力などもプラントエンジニアの重要な資質です。

何しろプラントは毎回新しい仕様で建設されるものであり、同じものを作ることはありません。

常に新しい技術導入が必要であり、それに対応出来るエンジニアが求められています。

 

更にプラントエンジニアには精神的、肉体的な強さが求められます。海外プロジェクトならそれは必須であり、国内でも大がかりなプロジェクトなら必須です。

ハードな現場で予定通りの工期を守る、品質を実現する、それには強い精神力や体力がないと無理です。

 

プラントエンジニアの求人情報の探し方

今まで本文の中で再三説明してきたように、プラントエンジニアの転職に際して重要なのはあなたのキャリアと企業のニーズを合致させることです。

それはどんな職業の転職にも同じことが言えるのですが、とりわけプラントエンジニアの場合には十分な取り組みが必要です。

 

例えば企業ニーズを探るといっても、本当に重要な企業情報は公開されないことがほとんどです。

新しいプロジェクトスタートに伴う人材確保などは企業秘密であり、一般には公開されない情報です。

受注拡大に伴う人材確保の場合も、具体的にどの分野でどのくらいの人材が不足しているのかまでは公開されません。

 

このようにあなたのキャリアが活かせるかどうかを判断するのに必要な情報は、残念ながら非公開扱いになっていることが多いのです。

 

更にはあなたのキャリアを第三者の視点で正確に判断することも難しい作業です。自信過剰にならず、かと言って必要以上に控え目に評価するのも間違いです。

また、過去のキャリアの中にあなたご自身も気付いていない新分野の可能性が潜んでいるかも知れません。

 

このように非公開扱いの求人情報を入手し、かつあなたのキャリアから隠れた可能性を見出した上で最適な求人をマッチングする、これが転職成功への道です。

 

これをあなたの独力で行うことは相当難しい作業と言えます。あなたにはそんな情報網はないだろうし、転職活動に使える時間とエネルギーも制限があるでしょう。

 

そこであなたにお奨めしたいのが転職紹介会社の利用です。転職のプロであるキャリアアドバイザーや転職エージェント、ヘッドハンターがあなたの代わりに最適求人を見つけてくれます。

 

転職エージェントは業界情報や企業情報に精通しています。人事担当者とコネがある場合もあります。あなたのキャリアを最も評価してくれる企業を探してくれます。

 

私が40以上の転職紹介サイトの中から、厳選6社を紹介します。すでに過去には何十万人と言う転職者の実績がある会社ばかりです。実績こそが信頼性と実効性の証です。

 

むろん、いずれの転職サービスも料金は完全無料です。どんなにサービスを受けてもあなたに費用負担は発生しません。

 

私も4度の転職を経験していますが、まさに転職とはタイミングです。早い者勝ち、情報量の多い者勝ちです。

その好条件を見逃さないためにも、以下の6社はぜひ併用して頂きたいと思います。各社の独自案件を逃さずキャッチして下さい。

 

マイナビエージェント

マイナビエージェントものづくり

 

東京、神奈川、千葉、埼玉在住のあなたに絶対のお奨めサイトです。

このエリアの求人に強味を発揮する転職サイトです。好条件の求人を揃え、サポート体制も万全です。

 

マイナビエージェントは厚生労働省から、「職業紹介優良事業者」に認定されています。

転職が初めてのあなたも安心してマイナビエージェントのサポートを利用することが出来ます。

 

プラントエンジニアは650件ほどの求人が出ています。上場企業からの求人もあれば、中小企業からの求人もあって、幅広い選択が可能です。

 

求人業界も特に偏りはなく、化学プラント、電力プラント、環境プラントから医療、食品まで幅広い求人が出ています。

他社では比較的件数が少ないプラントの保守保全、メンテナンスの求人が多いのもマイナビの特徴の1つです。

 

ただ、どちらかと言えば20代、30代向けの求人が多い傾向にあります。ミドル層をターゲットにしたマネジメント職の求人は少なめです。

 

ただし若者向けが多いと言っても、未経験者が応募出来る求人はほとんどありません。何等かの形でプラントエンジニア関連の実務経験者を求めています。

逆に言えばあなたのキャリア、資格が活かせる求人が多いと言うことになります。

 

求人の8割近くが非公開案件なので、無料の会員登録をして非公開案件からも有力案件を入手して下さい。

 

無料登録 マイナビエージェントで求人を探す

 

 

リクルートエージェント

リクルートエージェント

 

プラントエンジニアの求人が、公開で約1,500件、非公開で4,000件、合計5,500件ほどあります。圧倒的に求人件数は多いです。

ただし、独自案件、好条件の求人は非公開に多いので、ぜひ会員登録して非公開案件からも求人情報を入手して下さい。

 

プラントエンジニアの求人については日揮、千代田化工建設などプラント専業企業からの求人に加えて清水建設、鹿島建設、大成建設などゼネコン、サブコンからの求人も多数出ています。

 

更に、自動車や半導体、鉄や化学製品など幅広い産業と結びついたユーザー系のプラントエンジ企業からの求人も多数あります。

 

プラントエンジニアの求人の8割近くが株式公開・上場企業で占められており、これは他の転職サイトに比べてかなり多い比率です。

 

一方で中小のエンジニアリング会社や、部品、材料メーカーからの求人も一定量は確保されています。

多様化した働き方の中で、企業規模だけを優先しない選択肢も当然あります。そんな選び方にも十分応えられる求人件数があります。

 

また、リクルートエージェントは未経験者でも応募出来る求人がけっこうあります。その多くは中小のエンジニアリング会社からの求人です。

 

また、リクルートエージェントは語学力を活かせる求人が多いことでも定評があります。プラントエンジニアに関しても海外赴任、海外出張を前提とした求人が出ています。

こちらも非公開案件にも有力求人があるので、ぜひ会員登録してチェックして下さい。

 

無料登録 リクルートエージェントで求人を探す

 

 

 

パソナキャリア

パソナキャリア

 

あなたが直接ご覧になればすぐに分かりますが、かなり地味な転職会社です。

しかし、2019年度オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」第1位です。見た目は地味でも転職者の満足度はナンバーワンです。

 

プラントエンジニアの求人ですが、化学プラント、環境プラント、発電プラントを中心に好条件の求人が多数あります。

 

プラント専業企業やエンジニアリング企業以外にも大手製造メーカーの自社プラントの求人が多いのも他社にない特徴の1つです。

 

ただし、公開案件はほんの一部のみなので会員登録の上、非公開案件の情報を入手して下さい。

 

無料登録 パソナキャリアで求人を探す

 

 

DODA(デューダ)

DODA

 

とにかく求人件数が多く、化学プラント、環境プラント、発電プラントを中心に2,700件もの求人があります。

他の転職サイトでは求人件数の少ない地方からの応募も選択肢が広くなっています。

 

日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの専業3社を始め大企業からの求人が多数あります。

同時に地方の中小企業からの求人も多く掲載されています。

 

特に中小のエンジニアリング会社の求人が多く、全国どこでも応募可能な案件が見つかります。

この手の求人には未経験者や第二新卒者でも応募可能なものが多く、これが他社との差別化となっています。

 

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工場ワークス

工場ワークス

 

未経験者、第二新卒者でも応募出来る求人が多数あります。

まずはプラントエンジニアとしての第一歩、実績を積みたいあなたにお奨めの転職紹介サイトです。

 

求人の多くはメンテナンス、保守・保全、加工、組立てなど現場仕事です。プラント未経験のあなたは何よりまずは現場を体験すること、これが最も重要です。

こうした仕事の中でエンジニアを目指して資格を取得する、専門技術を磨く、それが可能な環境の求人を見つけて下さい。

 

また、正社員だけでなく、派遣社員の求人が多いのも工場ワークスの特徴です。他の工場の仕事に比べてプラント求人は時給が高めに設定されています。

働き方は人それぞれ、正社員だけがプラントエンジニアの道ではありません。

 

無料登録 工場ワークスで求人を探す

 

 

キャリアカーバー

キャリアカーバー

 

あなたの現在の年収が600万円以上あるなら、更にアップ出来る可能性があります。

キャリアカーバーはハイクラス限定のヘッドハンティングサイトです。プラントエンジニアの転職を希望するミドル層のあなたには絶対外すことの出来ない転職会社です。

 

プラントエンジニアの求人としては化学プラント、発電プラント、環境プラントを中心に700件以上のハイクラス求人を揃えています。

年収は最低でも600万円以上、1000万円超えも普通にあります。中には2500万円と言う高額求人も出ています。(当然非公開案件です)

 

キャリアカーバーは他の転職サイトと比べてバイオマス発電や水処理プラント関連の求人が多いのが特徴です。

そのせいか、海外需要の求人も多く、国内だけでなく海外でも活躍の場を求めるあなたに最適な転職サイトです。

 

職種としてはプロダクトマネージャーや施工管理者など、複数の工程、複数の部署を統括出来る求人が多くなっています。

 

また、設計や施工管理、保守保全以外にも品質管理、安全衛生管理、技術営業、ドキュメント管理などにも高給案件が多く出ています。

こうした職種のスペシャリスト、専門分野で実績のある人材が求められています。

プラント業界には未経験であっても前述の職種でキャリアがあるあなたはぜひ登録して下さい。

 

キャリアカーバーではあなたの代わりに1400人のヘッドハンターが最適求人を探してくれます。有効活用のカギは可能な限りレジュメに詳しくあなたのキャリアを書くことです。

あなたにはささいなキャリアでも、それが大きなチャンスへつながることもあります。

 

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補足資料

補足資料①

■一般財団法人エンジニアリング協会

『エンジニアリング専業』
JFEエンジニアリング㈱
コスモエンジニアリング㈱
スチールプランテック㈱
帝人エンジニアリング㈱
旭化成エンジニアリング㈱
㈱神鋼エンジニアリング&メンテナンス
テックプロジェクトサービス㈱
山九㈱
出光エンジニアリング㈱
新興プランテック㈱
日鉄エンジニアリング㈱
千代田化工建設㈱
千代田工商㈱
太平洋エンジニアリング㈱
東レエンジニアリング㈱
東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱
東洋エンジニアリング㈱
日揮㈱
日曹エンジニアリング㈱
㈱高田工業所
㈱ダイキンアプライドシステムズ

『総合建設』
㈱安藤・間
㈱熊谷組
㈱大林組
㈱竹中工務店
戸田建設㈱
五洋建設㈱
佐藤工業㈱
鹿島建設㈱
清水建設㈱
西松建設㈱
大成建設㈱
鉄建建設㈱
東亜建設工業㈱
東急建設㈱
東洋建設㈱
飛鳥建設㈱

『造船重機・鉄鋼・産業機械』
トーヨーカネツ㈱
㈱HI
㈱荏原製作所
㈱小松製作所
㈱神戸製鋼所
㈱石井鐵工所
月島機械㈱
㈱三井E&Sエンジニアリング
三菱化工機㈱
三菱重工業㈱
新明和工業㈱
川崎重工業㈱
日立造船㈱
濱田重工㈱
ジャパンマリンユナイテッド㈱
㈱しろみず

『電機・通信・計装』
横河電機㈱
東芝エネルギーシステムズ㈱
㈱日立製作所
㈱明電舎
三菱電機㈱
日本電気㈱
富士電機㈱

 

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