今日、1冊の本を読みました。

こんな本です。

転職で成功したいのなら演技をしろ。』菊原智明著 ゴマブックス株式会社

この本はタイトルからしてちょっと異色の転職ガイドブックです。正直、私としては8割ほど、違和感を覚える内容だったのですが、2つだけ全く同感、と言うことが書かれてありました。

けっこう面接の本質をついてるなと共感しました。設備保全の転職を考えているあなたにも、ぜひシェアしたいと思います。

 

また、この記事以外にも『設備保全の面接で一番大事なことは?』他、何本か面接に関する記事があります。この記事の最後の「関連記事」からお読み下さい。

 

面接では正当に評価する人も手段もない

「面接ではあなたを正当に評価する面接官なんていないし、あなたを正当に評価する手段もない。」

とまぁ、こんな趣旨のことが書かれてあります。これは面接を受ける立場からするとかなりショッキングな指摘ですが、私は正しい指摘だと思います。

よほどの大企業でもない限り、多くの企業では一次面接は人事担当者に現場の責任者が担当します。そして現場の担当者は普段面接などやっていません。

考える面接官

 

頭の中は稼働停止中の設備を早く復帰させなくてはと焦っているかも知れません。人事担当者でさえ、面接官としての適性がどうか分かりません。ただ人事課という組織にいるから面接官をやっているだけです。

言わば、面接のプロでもない素人面接官が、わずか15分やそこらの時間面接したからと言って、応募者の能力を正当に評価出来るはずがないのです。

 

そもそも、どうやって応募者の能力を正当に評価できるのか?そんなツール、手段があるのか?そんなものはない。

従って、面接とはあいまいであり主観的であり、正当な評価など最初から無理である。

とまぁ、こんな指摘が続くわけです。そして、筆者はだからこそ、応募者にとって面接をうまく乗り切る策が存在する、成功術があるのだと断言します。

そこが筆者の一番言いたい点なのですが、私はその肝心なノウハウ部分には賛同し兼ねます。しかし、前段の指摘には賛同します。

 

私自身、本業は設備保全であり、人事担当ではありませんでした。しかし、成り行き上、多くの設備保全採用の面接官を務め、私になりに見る目を養ってきたつもりです。

しかし、それはあくまで私の基準、私の見る目でしかありません。言うなれば、私の管理下で仕事をしてもらう為に私が使いやすい、私が信頼できそうな人を選んでいる訳です。

それは絶対評価ではなく、私の主観的な評価です。正当な評価とは呼べないかも知れません。

 

しかし、それが面接の本質であることは間違いない事実だと思います。どの企業においても同じことが言えるはずです。

 

自己分析より他己分析が重要である

同書は更にこう続けます。

「ダメ人間はいくら自己分析をしてもダメな自分しか出てこない。」

「大切なのは自己分析を徹底的に行うことではなく、面接官や会社など、他己分析を徹底的に行うことだ。」

なのだそうです。これも私としては大賛成ですね。

 

まぁ、ダメ人間と言う表現は誇張し過ぎかも知れませんが、言わんとすることは納得です。

確かに多くの転職ガイドブックでは、

「あなた自身の自己分析を徹底的に行いましょう。あなたの強み、弱みを明確にしましょう。」

といったことが書かれてあります。

まずは自分を知り、志望企業を決める、志望動機を考える、面接の受け答えを考える、といった具合です。

 

職務経歴書

 

むろん、自己分析は重要です。しかし、あまりにそこにハマっても無駄だと同書の筆者は指摘します。なぜなら、よほど優秀な人でもない限り、普通の人がいくら自己分析しても普通以上のものは出てこないからです。

普通の分析結果で激しい競争を勝ち抜けるのか?いやそれは無理でしょう。だったら本当に必要なのは自己分析ではなく、面接官や企業の他己分析である、と言う指摘へと続きます。

 

まぁ、どのガイドブックにも応募する企業を調べることが大事だとは出てきます。そして面接官がこんな質問をしたら、こんな思わくがあるので、こう答えましょう、みたいな面接テクニックも書いてあります。

今回私が読んだ本はそうしたテクニックとはちょっと切り口が異なっていて、そこは面白いなと思いながら読みました。ただし、内容については冒頭にも書きましたが私としては賛同し兼ねるものでした。

 

ある程度の自己分析はむろん必要ですが、肝心なのは相手が何を求めているかを知ることです。その求めているものをあなた自身に置き換えて、どう面接でプレゼンするかです。

どんなに深く自己分析して、その結果を面接で訴えたところで相手に興味や関心、需要がなければ聞いてもらえません。意味がないのです。

 

そして忘れてならないのは、設備保全の求人面接では、いかなる面接官であっても、

この人に現場の設備保全を任せても大丈夫だろうか?」

この一点を見極めようとしていることです。面接の目的はこれしかありません。

 

そして設備保全を任せても大丈夫かどうかを判断する基準は会社の事情によるだろうし、面接官の主観にもよります。

 

 

まとめ

今回は『転職で成功したいのなら演技をしろ。』と言う本を読んで記事にしてみました。

筆者は出来もしないことをウソついて、演技によって面接官を騙せと言ってる訳ではありません。面接官が望む人物像を探り、それに自分を合わせるような演技が必要だと指摘しているのです。

つまり、採用される人物像に自分自身を合わせる演技が必要だという訳です。

例えば自信たっぷりの話し方、顔の表情、身のこなしです。ああこんな人を採用したい、好感が持てる、そんな人物になり切りなさい、と言っているのです。

 

面接

 

しかし、設備保全の場合は何度も繰り返しますが、この人なら設備を任せても安心だと思ってもらうことが最重要です。どうすれば目の前の面接官にそう思ってもらえるのか、信頼してもらえるのか、それは過去に記事にしてあります。

どうぞ読んでみて下さい。

■設備保全の面接で一番大事なことは?

■続・面接で大事なこと

 

「面接ではあなたを正当に評価する面接官なんていないし、あなたを正当に評価する手段もない。」

面接とはあいまいで主観的なもの。

だからこそ、転職成功のノウハウが存在し、あなたに合格するチャンスが生まれる。これはまさにその通りだと思います。

本の中に登場するノウハウには賛同出来ませんが、面接の本質を突いていると思いました。

 

この記事以外にも『設備保全の面接で一番大事なことは?』他、何本か面接に関する記事があります。このすぐ下の「関連記事」からお読み下さい。