設備保全やメンテナンスの転職で求人を探すとき、その求人が総合職一般職専門職、どの職種を募集しているのか確認する必要があります。

あなたのかってな思い込みで転職し、給与やキャリアアップ、ライフワークバランスで大きなギャップを感じて後悔することのないよう、しっかり事前確認して下さい。

むろん、あなたがどの職種で働きたいのか、それを決めておく必要があります。

 

総合職・一般職・専門職とは?

まずは総合職、一般職、専門職とはどんなものか説明します。それぞれのメリット、デメリットも解説したいと思います。

総合職とは?

総合職とは将来的に会社の中枢を担う幹部社員となることを期待され、会社の柱となる重要な仕事に就いている社員です。

対外的な折衝、交渉も行います。将来の管理職候補だと考えて下さい。

 

総合職
総合職は将来の管理職、幹部候補

 

総合職では会社の主な業務を把握する為、複数の職場を経験します。同じ職場に長期間留まることなく、職場を異動します。

本社から各地の工場に転勤になったり、場合によっては海外の支店、工場に勤務することもあります。

 

製造業における、製造系総合職では、製造、設備保全、生産技術、品質管理、設備設計、商品開発など、モノづくりの各工程を経験することになります。

 

企業によっては間に営業の経験を積ませることもあります。直接顧客との接点を持つことが、後のモノづくりに活かせるとの考えです。

 

では設備保全の求人における総合職の募集とはいったいどんな求人でしょうか。

実際の求人例から紹介しましょう。ある食品会社の設備保全の求人です。

募集要項には「製造系総合職募集」と明記されています。

 

仕事内容を見ると、こんな説明があります。

『ラインの整備、メンテナンス、トラブル時の修理などを担当します。将来的には生産ラインの効率アップ、設計、機械の選定、設置などにも携わっていただきます。』

 

そしてこうも説明しています。

『数年後には設備保全のリーダーをお任せする予定です。』

 

これは製造系の総合職、技術系の総合職の典型です。モノづくりの工程を複数経験し、その上で設備保全のリーダーを任せると言うことです。

 

むろん、途中の仕事ぶりから適性が設備保全より設計にアリと判断されれば設計部門のリーダーになる可能性もあります。

複数のリーダー経験を経て、技術部門の管理職へ昇進する人材に育って欲しいと言うのが会社側の狙いです。

 

今紹介した求人例は「製造系総合職募集」と明記されていましたが、単に「総合職募集」や「幹部候補募集」、「リーダー候補募集」といった求人も同類です。

 

また、そうした表記がなくても仕事内容を見ると総合職としての募集だと分かる求人もあります。

例えば仕事内容の説明に、

『将来的にはリーダー・マネージャーといったポジションもぜひ目指してください。』

『若手リーダー研修、管理職昇格後のマネジメント研修など、教育体制も充実』

と言ったような表記がついている場合です。これらは総合職の求人と思って間違いありません。

 

転職サイトの設備保全求人ではこうした総合職の求人と専門職の求人がほとんどです。そしてどちらを募集する求人なのか、ちょっと見ただけではよく分からない求人も多くあります。

 

実際問題、企業としてもどちらか決めておらず、入社後の勤務の中で資質や適性を見て決める、といったケースも多いのです。

従って、あなたが求人を見て応募する際には、どの職種で働きたいのか明確にしておくことが重要です。

 

では次に総合職のメリット、デメリットをあげておきます。

 

■総合職のメリット

●他の職種よりも昇進、昇給が早い。これは大きなメリットです。

●複数の部署を経験することで、会社の業務を多角的に見ることが出来る。

●幹部候補として責任の大きな仕事を任せられる。遣り甲斐のある仕事が出来る。

●将来的には幹部として会社経営に参画出来る可能性がある。

 

■総合職のデメリット

●複数の部署、事業所を経験するため、転勤や異動が多くなる。

●長時間労働、休日出勤が多くなる。

●業務範囲が広く、難易度も高い。常に成果を出し続けることを求められる。

●大きな責任を負う仕事が多いので、人によってはプレッシャーに押しつぶされる。

 

エージェント恵理

総合職のメリットは昇進、昇給が早いこと。デメリットは異動や転勤が多いことです。


メリット、デメリットをご覧になってお分かりの通り、まさに総合職の受け取り方ひとつです。

メリットが多いと感じる人は総合職に向いた人であり、逆にデメリットが多いと感じる人は向いていません。

 

一般職とは?

一般職とは総合職のサポートが主な仕事です。基本的に上司の指示による仕事、マニュアル化、手順化された仕事を行います。

 

一般職
一般職は総合職のサポートが仕事です

 

設備保全の職場にも保全記録の管理を担当したり、保守部品の発注、在庫管理を担当する一般職の社員がいます。

 

あるいはルーチン化された始業点検、定期点検、トラブルシューティングによる保全業務などを行う社員にも一般職が含まれています。

 

通常、一般職の社員は同じ部署で同じ仕事を繰り返し、他部署への転勤や異動はありません。

 

正社員募集の設備保全の求人で、一般職を募集する求人は少ないです。ただし総合職募集の中から一般職への振り分けはあり得ます。

一方、派遣社員募集の求人では一般職の募集が多くあります。

 

■一般職のメリット

●転勤や異動がない。

●予定外の残業や休日出勤が少ない。自由な時間を確保出来る。

●責任の重い仕事がない。プレッシャーを感じなくて済む。

●新しいことを覚えなくていい。仕事に必要な知識、技術をいったん身に着ければ後は比較的楽に仕事がこなせる。

 

■一般職のデメリット

●総合職と同じ仕事をしても給料は安い。優秀で頑張っても報われない。

●総合職のサポートが主な仕事なので、スキルアップやキャリアアップは望めない。

●昇進や昇格がない。社内で出世することがない。

 

エージェント恵理

一般職のメリットは自分の時間をしっかり確保できること。デメリットは昇進、昇格など社内出世がないことです。


一般職の扱いは各企業によって異なります。ここにあげたメリット、デメリットも全ての企業に当てはまる訳ではありません。

 

また、一般職の方がライフスタイルに合っていると感じる人も多くいます。必ず総合職を目指さなくてはならない訳でもありません。

 

専門職とは?

専門職とは、文字通り専門的な知識や技能を持って専門性の高い仕事をする人です。

例えば、電気主任技術者やエネルギー管理士などの仕事は専門職です。難しい国家資格を取得しなければならず、他の人には出来ない専門的な仕事を行います。

 

専門職
専門的な知識や技能を持って専門性の高い仕事をする

 

従って、特に「専門職募集」と書いてなくても、「電気主任技術者募集」、「エネルギー管理士募集」、「機械保全技能士募集」などの求人は専門職が対象です。

 

こうした専門資格を持っていなくても、研究開発、設計、生産技術、設備保全などの仕事を専業でやっているエンジニアも専門職です。

ただし、一般職とは違う専門的な判断業務を伴い広範囲の知識と高度なスキルを要する仕事をしている人を指します。

開発や技術の部署に所属していても助手に専念している人は専門職ではなく一般職となります。

 

実際の求人例としては、

『プラント設備の設計・施工管理(機械・電気)/転勤なし 』

こうしたある専門分野に特化した求人で、なおかつ転勤なしとあれば総合職ではなく専門職の募集だと分かります。

 

ただ、専門職を担当する中でマネジメント力にも秀でている、経営者の視点を持っているなどの資質が評価されて総合職へ転身するケースはあります。

 

■専門職のメリット

●転職に有利である。高度な専門知識、スキルがあれば同業他社をはじめ、その技術の需要がある企業へは転職しやすい。

●雇用が安定する。多少会社の景気が悪くなっても専門職として代替えのきかない存在であればリストラされるリスクは少ない。

●自分のやりたい仕事に専念できる。総合職のように転勤、異動を繰り返すことがないので技術の追求が出来る。

●収入が多い。専門職だから必ず多いとは言えないケースもありますが、一般には付加価値が高くて専門性の高い仕事ほど収入も増えます。

 

■専門職のデメリット

●専門分野の需要がなくなれば仕事もなくなる。会社の方針転換などで今まで担当していた専門分野がなくなると、専門職としての存在価値もなくなる。

●専門バカになる危険性がある。自分の専門外のことは何も分からない、専門バカになると企業人としては失格とみなされる。

●人事評価が適正でないと成果を出しても報われない。専門職の成果は定量的に測ることが難しいことも多く、査定者の能力や評価システムによっては報われない。

 

エージェント恵理

専門職のメリットは自分のやりたい専門分野に専念できること。デメリットはその分野の需要が無くなると仕事も無くなることです。

 

専門職のメリット、デメリットも受け取り方ひとつです。どんな働き方を選ぶのか、どんな仕事がしたいのか、そこが判断の分かれ目です。

 

ひとつ言えるのは、あまりにピンポイントの専門職はリスクが高いと言うことです。

仕事の量と質が確保出来ている間はいいですが、いったん需要が減ると用無しになってしまうリスクがあります。

 

いざと言う時には他の分野でも活躍出来るよう、ある程度は汎用性の高い技術も身に着けておく必要があります。

 

総合職、専門職で大事なこと

総合職、一般職、専門職の3種類についてそれぞれメリット、デメリットなど説明してきました。

さて、あなたは総合職が希望ですか?それとも専門職がお望みですか?どちらでしょう?

 

それぞれのメリット、デメリットを先ほど説明してきましたが、あくまで一般的な話であって、あなたが転職した会社ではどうか、それはあなたが判断することになります。

 

ひとつだけ言えることは、総合職を目指すあなたは技術に精通しておく必要があります。会社の主要分野では専門職に負けないくらいのレベルになって下さい。

 

一方、専門職を目指すあなたは決して専門バカにならないで下さい。常に会社全体の動向、業界の動向、世間の動向にも目を向けて下さい。

 

そして何より顧客起点の発想を忘れないで下さい。どんなに素晴らしい高度な技術であっても、それが顧客のメリット、利益に結び付かないものなら値打ちはありません。

 

過去に顧客を置き去りにした専門バカを何人も見て来ました。どんなに技術に優れたエンジニアだったとしても、企業活動の中では評価されないし、使えないエンジニアに過ぎません。

 

総合職・専門職の求人を探す

設備保全を始めとするエンジニアの総合職、専門職の求人を多数掲載している転職サイトを5社紹介します。

いずれも正社員募集の求人がメインです。

 

*キャリコネ

キャリコネ

20万件以上の求人と60万社、3700万人の企業口コミ情報の両方が無料で利用出来ます。

●未経験者でも応募出来る設備保全の求人が多数あります。工場内の設備保全求人が多いのが特徴です。

●あなたの気になる求人はまず口コミ情報で年収、残業、休出、社風、福利厚生などをしっかり事前チェックしましょう。

●面接対策は重要だけど頭の痛いもの。キャリコネに登録すると応募したい企業の面接レポートを見ることが出来ます。効果的な面接対策が可能になります。

無料で登録 キャリコネで求人&口コミを探す

 

 

*リクルートエージェント

リクルートエージェント

●求人企業の業界が非常に幅広く、半導体、自動車、食品、プラント、インフラなど多岐渡っています。

●募集職種も設備保全だけでなく、生産技術、フィールドエンジニアなども募集があります。

●未経験者が応募出来る求人の割合は少ないのですが、掲載求人件数の母数が大きいのでそれなりの選択肢はあります。

転職支援実績は45万件以上で業界ナンバーワン、利用者の67.1%が転職後に収入がアップしています。

無料で登録 リクルートエージェントで求人を探す

 

 

*パソナキャリア

パソナキャリア

●全くの未経験者が応募出来る求人はあまりありません。他の工場勤務の経験があれば応募可能な求人があります。

●エリア的には関東・関西・東海地区の求人が多い転職サイトです。

2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント部門第1位です。サイトは地味なイメージですが、高額年収案件が多く、利用者には満足度の高いサイトです。

25万人の転職支援実績があり、転職後の収入アップ率は67.1%です。長年の転職ノウハウであなたの転職も無料でサポートしてくれます。

無料で登録 パソナキャリアで求人を探す

 

 

*マイナビエージェント

マイナビエージェントものづくり

●エリアとして東京、神奈川、千葉、埼玉で設備保全の転職情報を探すあなたに絶対のお奨めサイトです。好条件の求人が多数ありサポート体制にも力が入っています。

●全くの未経験者が応募出来る求人はあまりありません。他の工場勤務の経験があれば応募可能な求人があります。

●大企業や上場企業だけでなく中堅企業からの求人も多く、その点では選択肢が広いと言えます。

●マイナビエージェントは厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定されており、転職が初めての人でも安心して使えるサイトです。

登録で無料 マイナビエージェントで求人を探す

 

 

*メイテックネクスト

メイテックネクスト

●元々製造系エンジニアに特化した転職サイトです。

●全くの未経験者が応募出来る求人はあまりありません。他の工場勤務の経験があれば応募可能な求人があります。

モノづくり系エンジニアの転職支援実績ではNo1であり、技術に精通した専門のコンサルタントがあなたの転職を無料でサポートしてくれます。

●ただし、関東、関西、東海以外のエリアで求人を探すには不向きな転職サイトです。

無料で登録 メイテックネクストで求人を探す

 

 

一般職の求人を探す

設備保全を始めとするエンジニアの一般職の求人が多い転職サイトを4社紹介します。正社員募集もありますが、派遣社員の求人がメインのサイトです。

 

*リクナビNEXT

リクナビNEXT

●未経験者でも応募可能な設備保全の求人が多数あります。正社員だけでなく、派遣社員の求人も掲載されています。

●半導体、自動車、食品など求人の業界の幅が広く、かつ工場内の設備保全だけでなくフィールドエンジニアの求人も多いのが特徴です。

転職者の約8割が利用している人気の転職サイトです。転職決定数もナンバーワンの実績です

無料で登録 リクナビNEXTで求人を探す

 

 

*工場ワークス

工場ワークス

●製造業に特化した転職サイト。全国各地の工場求人情報が27,000件以上、毎日更新。

●軽作業で高収入案件が多いのが特徴です。

●未経験者、資格なしでも正社員になれる求人が多数あります。

*無料登録 工場ワークスで求人を探す

 

 

*工場求人ナビ

工場求人ナビ

●日総工産で請け負っている、日本全国の工場系の求人を紹介する転職サイトです。

●勤務地、業種、寮、収入など、あなたの希望にピッタリの仕事・生活環境を探すことが出来ます。

●決めたら90秒でカンタンWEB応募が可能です。

*無料登録 工場求人ナビで求人を探す

 

 

*ジョブハウス工場

ジョブハウス工場

●工場・製造業専門の求人サイトです。全国の工場で働く仕事を探すことが出来ます。

●会員登録すると、会員限定の求人情報や、専属キャリアコンサルタントからの無料転職サポートが受けられます。

*無料登録 ジョブハウス工場で求人を探す