現在設備保全を担当しているあなたに、生産技術へ転職して収入をアップしませんか、と言う提案記事です。

一概には言えませんが、転職市場では設備保全より生産技術の方が収入は多いです。その分仕事は難しいことも多いし、仕事の範囲も広くなります。

あなたがキャリアアップを実現する選択肢のひとつとして、生産技術への転職も考えてみて下さい。

 

設備保全から生産技術への転職をお奨めする2つの理由

現在あなたが設備保全の仕事をしていて、この先収入アップの転職を考えた時に生産技術はとても有力な転職先候補と言えます。

なぜなら、次のような2つの理由があるからです。

 

1.設備保全より生産技術の方が高額年収の求人が多い。

2.生産技術への転職なら設備保全のキャリアが活かせる。

 

この単純明快な2つの理由です。

設備保全から設備保全への転職よりも、生産技術への転職の方が収入アップのチャンスは多くなります。

 

まず、1つ目の理由ですが、これは後ほどデータをご覧頂いて説明したいと思います。大手転職サイトの設備保全と生産技術の求人を比較してみました。

その結果、生産技術の方が高額年収の求人が多いことが分かりました。

 

次に2つ目の理由ですが、設備保全と生産技術は業務が重複している部分もあり、今までのキャリアが活かせます。

身に着けた専門知識やスキルが活かせる転職です。これは採用条件にも有利だし、転職した後もスムーズに仕事に入っていくことが出来ます。

 

例えば設備保全の業務として、新規設備の導入、立上げ、あるいは既存設備の改善、改造などをやった経験がありませんか?

メイン担当者でなくても参加したことがあれば、これらは生産技術の業務と重複しているので役に立ちます。

 

更に定期点検やトラブル対応などの業務を通して、品質管理や製造プロセスにも首を突っ込んだ経験がありませんか?

そんな経験も生産技術の仕事に役立つ経験と言えます。

 

企業の中には生産技術の組織の中に設備保全が入っていることもあります。生産技術職募集の求人で、仕事内容が設備保全と言うケースがあります。

 

実際、私が勤務していた半導体工場では生産技術と設備保全は同じ組織の中にあり、ほとんどのエンジニアが両方の仕事をしていました。

特に中小企業ではこのようなケースも多いと思います。

 

以上のように設備保全から生産技術への転職は収入アップとキャリアが活かせると言う2つのメリットがあります。

これがあなたに設備保全から生産技術へ転職をお奨めする理由です。

 

保全マン

 

設備保全と生産技術の年収比較

設備保全から生産技術へ転職すると、本当に収入は増えるのか?

まずはここが一番肝心なところです。

 

当たり前ですが単純に設備保全と生産技術と言う職種だけで収入の多い、少ないが決まる訳ではありません。

職種以外に個人の査定、企業規模などによって給料やボーナスの金額は変わります。

 

ただ、大手の転職サイトで設備保全の求人と生産技術の求人を比較した場合、ここには明らかな差があって、生産技術の求人の方が高額年収の求人が多いのです。

 

まずはそのデータからご覧頂きましょう。データは3つあります。

最初は転職サイトDODAから、設備保全と生産技術の年収を比較してみましょう。

DODA掲載のデータによると、グラフ1のような結果になっています。

 

■DODAによる設備保全と生産技術の年収比較(グラフ1)

保全生技年収比較

 

DODAにこのデータの詳しい説明がないのですが、恐らく全国平均の金額だと思います。調査年度やサンプル数ははっきりしません。(たぶん2016年頃のDODA利用者のデータだと思います。)

 

生産技術職は設備保全職に比べて年収ベースで約20万円ほど高収入となっています。確かに私が様々な転職支援サイトを見ていて、このくらいの金額差はあるなと納得です。

 

■年収800万円以上の求人はどのくらいある?

次に設備保全の求人と生産技術の求人で、年収が800万円以上はどのくらいあるか?それを調べてみました。

高額年収の目安として800万円以上と言う金額の設定をし、それに該当する求人が全求人に占める割合を設備保全と生産技術で比べてみたのです。

 

調べたのはDODAとマイナビエージェントの2つの転職サイトです。結果はグラフ2の通りです。

 

■年収800万円以上の求人比較(グラフ2)

設備保全と生産技術の年収比較

 

グラフ2をご覧下さい。青が設備保全、赤が生産技術の割合を示しています。ご覧の通り、マイナビエージェントとDODAはほぼ同じ結果となりました。

 

設備保全の求人は年収800万円以上が15%、生産技術では40%弱、こんなところです。対象の求人件数は異なりますが、割合はほぼ同じでした。

つまり、生産技術は設備保全より2.5倍以上も年収800万円以上の求人が多いのです。

 

ただし、グラフ2の見方として注意点が2つあります。

1.年収800万円はあくまで予定年収であって、実績ではありません。グラフ1は実績だと思うので、この差はあります。

2.予定年収の提示金額にはかなり幅があります。年収800万円の求人には「600万円~900万円」みたいな提示も含まれます。必ず800万円以上を保証するものではありません。

 

つまり、生産技術の求人で採用された人の40%がみんな年収800万円以上になった、と言う訳ではありません。実際には800万円以下で採用になった人もいるはずです。

 

それにしても、設備保全より生産技術に高額年収の求人が多いことは間違いありません。

 

さて、3つ目のデータは、DODAによる生産技術の仕事に従事する人の、年代別の年収です。

 

■DODAによる生産技術の年代別年収(グラフ3)

生技年代別年収

 

グラフ3のように、キャリアを積むにしたがって年収が増えていきます。むろん、それなりの成果を出さないと年収は増えないでしょうが、要はしっかり成果を出せば収入は増えていく仕事だと言うことです。

 

残念ながらグラフ3と比較できる設備保全のデータが見つかりませんでした。しかし、グラフ1とグラフ2から推測するに、生産技術の方が年収の増え方も多いのではないかと思います。

 

さて、3つのデータをご覧頂きましたが、これで設備保全から生産技術へ転職することで年収がアップする可能性アリとお分かり頂けたでしょうか。

 

生産技術の仕事を探す転職サイト6選

さて、ではあなたが生産技術の仕事を探すのに、どの転職サイトを利用すればいいかを説明したいと思います。

まず、生産技術の求人が多く掲載されているサイトを利用するのは当然ですね。ただし、あなたの希望する勤務地で求人が多くないと使えません。

 

例えば、マイナビエージェントは関東に求人が多く、関東で強味を発揮する転職サイトです。東京、神奈川、千葉、埼玉在住のあなたには絶対のお奨めサイトです。

 

一方、例えば鳥取県や宮崎県を勤務地に希望する人がマイナビエージェントを利用してもあまり選択肢は多く見つからない恐れがあります。むしろDODAやリクルートエージェントをお奨めします。

あなたの希望する勤務地で求人件数が多い、選択肢が多い転職サイトを利用して下さい。

 

それから転職エージェントやキャリアアドバイザーのサポートが充実しているサイトを利用して下さい。ここ、非常に重要です。

 

なぜならあなたが希望の転職を成功させるには、あなたのキャリアや得意分野と、企業からのニーズをマッチングさせる必要があります。

それには業界情報、企業情報に精通した転職のプロに支援してもらうのが一番です。あなたがネット情報だけで転職先を決めてしまうと、好条件を逃してしまう恐れがあります。

 

実際問題、高額年収になればなるほど非公開案件扱いとなり、エージェント経由でないと応募出来ないことが多いのです。好条件の求人は応募者が殺到するので最初からフィルターが掛けられています。

 

それに転職エージェントやキャリアアドバイザーを利用すると、単に今までと同じ業界を選ぶ、といった単純な選択だけではなく、業界は違うけど今までのキャリアが十分活かせるし、しかも年収がアップする、そんな求人を提案してくれることもあります。

 

ではお奨めの転職サイト6選を紹介したいと思います。

 

*マイナビエージェント

マイナビエージェントものづくり

生産技術の求人が1000件以上あります。その約4割が関東に集中しています。東京・神奈川・千葉・埼玉在住のあなたに特にお奨めの転職サイトです。

●厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定され、初めてでも安心して使える転職サイトです。

●楽天リサーチで「20代に信頼されている転職エージェントNo1」に選ばれています。

●46年間の人材紹介事業の実績があり、転職ノウハウを知り尽くしたエージェントがあなたの転職を無料でサポートしてくれます。

*マイナビエージェント もっと詳しく見る

 

*DODA(デューダ)

DODA

生産技術の求人が1900件以上あります。関東、関西はむろん、それ以外にも求人が多い転職サイト。

●多くの転職成功者が「最初に登録すべき鉄板サイト」と高く評価、転職者満足度No1.

●公式サイトが検索機能に優れ使い易く、しかも求人情報がどこより詳しく書かれています。

●業界情報、企業情報に精通したプロの転職エージェントがあなたに最適の案件を見つけてくれます。

*DODA(デューダ) もっと詳しく見る

 

*メイテックネクスト

メイテックネクスト

生産技術の求人が1500件ほどあります。関東・関西・東海地区で全体の8割を占めています。

●製造系エンジニアに特化した転職サイトで、このジャンルの転職支援実績ではNo1.です。

●技術に精通した専門のコンサルタントがあなたの転職を無料でサポートしてくれます。

*メイテックネクスト もっと詳しく見る

 

*リクルートエージェント

リクルートエージェント

生産技術の求人が9200件ほどあります。関東・関西はむろん、それ以外でも比較的求人が多い転職サイトです。

●転職支援実績は45万件以上で業界ナンバーワン。利用者の67.1%が転職後に収入がアップしています。

●オリコン顧客満足度調査の「転職エージェント部門」で 第2位、「ハイクラス、ミドルクラス転職部門」で第3位を獲得しています。

リクルートエージェント もっと詳しく見る

 

*パソナキャリア

パソナキャリア

生産技術の求人が1900件ほどあります。関東・関西・東海地区の求人が多い転職サイトです。

●取引企業数は1万6千社以上、転職後の収入アップ率は67.1%です。

●オリコン顧客満足度調査の「転職エージェント部門」で 第1位、「ハイクラス、ミドルクラス転職部門」で第2位を獲得しています。

●25万人の転職支援実績があり、長年の転職ノウハウであなたの転職も無料でサポート。

*パソナキャリア もっと詳しく見る

 

■転職サイトの選び方・使い方

関東、関西、東海エリアを勤務地として希望のあなたは、どの転職サイトを利用しても求人が多いです。

あなたが使い易いと思う転職サイトをご利用下さい。

ただし、東京、神奈川、千葉、埼玉を勤務地希望だとマイナビエージェントがお奨めです。好条件の求人が多いです。

 

関東、関西、東海以外を勤務地として希望のあなたはDODA、キャリコネ、リクルートエージェントがお奨めです。

これらの転職サイトも関東、関西、東海に求人が多いのですが、全体の求人件数が多いのでそれ以外のエリアにもまとまった件数の求人が見つかります。(ただし必ず見つかるとは限りません)

 

それから、転職サイトのご利用は1社だけでなく3社ほどの複数併用をお奨めします。各転職サイトには独自案件があるので、1社だけを利用すると好条件の求人を見逃してしまう恐れがあります。

 

また、キャリア採用の場合は新卒採用と違って給与や年収の提示額が交渉によってアップする可能性があります。

先ほど生産技術の年収実態でもお話したように、予定年収は一応の提示額でありあなたのキャリア、実力次第です。

 

従って遠慮することなくあなたの希望条件を転職エージェントやキャリアアドバイザーに伝えて企業と交渉してもらいましょう。転職活動に遠慮は絶対禁物です。

 

生産技術求人の応募条件とは?

さて、設備保全から生産技術への転職は年収がアップする可能性があるし、今までのキャリアを活かすことも出来ると分かりました。

ではいざ生産技術の求人に応募しようとしたとき、その応募条件はクリア出来るでしょうか。どんなに好条件の求人でも応募条件を満たさないことには話になりません。

 

そこで転職サイトの生産技術求人を調べてみました。DODA、マイナビエージェントなど主な転職サイトで50件ほど見てみると、どの転職サイトでも以下の応募条件が共通でした。

 

■生産技術の求人で多く見られる応募条件

●特に何かの専門資格を必要とする求人はゼロでした。資格がなくても応募出来ます。

●ただし、80%以上の求人で実務経験必須、あるいは歓迎となっており実務経験は必要です。

●必ずしも生産技術の経験でなくても、設計、品質管理、製造技術、設備保全などの経験者も歓迎する求人が多くあります。

●海外顧客、海外出張の対応で英語力を必須、歓迎条件にあげる求人がけっこう多いです。

●特定のCADや、PLCが使えることを応募条件にしている求人もありました。

●件数は少ないですが、未経験者や第二新卒者を歓迎する求人もあります。ただし、これらの求人でも経験者は優遇であり、応募は出来ても採用のハードルは高いです。

 

以上、生産技術の求人における応募条件を紹介しました。

 

ほとんどの求人応募に専門資格は不要です。それより生産技術の実務経験が重要視されます。

しかし、中には電気主任技術者や電気工事士、危険物取扱者などの資格が歓迎条件に指定された求人もまれにあります。

 

むろん、こうした求人には有資格者が有利になります。もしもあなたが何かの専門資格を持っていれば、その資格を活かす転職先を探して下さい。

ここでも転職エージェント、キャリアアドバイザーに相談するのが手っ取り早いと思います。

 

転職エージェント

 

まとめ

現在あなたが設備保全の仕事をされていて、今後もっと収入を増やしたい、活躍の場を広げたいと思うなら、生産技術への転職も有力な選択肢の1つです。

冒頭でも説明したように生産技術は設備保全より高収入の求人が多く、今までのキャリを活かすことも出来ます。

 

ただし、仮にあなたが同じ業界へ転職出来たとしても、生産技術のエンジニアとして新しく学ぶ事は多く、身に着けるスキルも多くあります。

設計、品質管理、プロセス技術などの知識や技術が要求されてきます。

 

だからこそ遣り甲斐がある、面白味もある、大いに活躍出来ると言うものです。その結果としてあなたはこれまで以上の収入を手にすることが出来ます。

あなたが満足のいく転職が叶うよう、願っています。