機械保全技能士と自主保全士の2つの資格を比較してみたいと思います。

どちらも設備保全に対する資格ですが、実は内容や対象は全く違います。ただ、当サイトではこの2つの資格について多数のアクセスを頂いています。

今から資格を取得しようと考えている人、あるいはすでに取得済みで転職に活かせないかと考えている人もいるかも知れません。

 

そしてアクセスして頂いた人の中には両方の資格を比較した記事も読みたいのではないかと、この記事を思いつきました。

言わば今までの記事のおさらいみたいな内容になりますが、関心のあるあなたはどうぞ最後までお読み下さい。

 

機械保全技能士と自主保全士の比較

まず、概略のところで機械保全技能士と自主保全士の比較をしてみました。表1をご覧下さい。

■機械保全技能士と自主保全士の比較(表1)

比較項目 機械保全技能士 自主保全士
資格の種類 国家資格(名称独占資格) 民間資格

(公益社団法人日本プラントメンテナンス協会認定)

主な資格対象 工場の生産設備の保守保全、メンテナンス全般を担当する技能者、管理者、監督者に必要な知識、技能を認定する資格。 製造部門のオペレーターが自分の担当設備の日常点検が出来る、また職場の保全リーダーが務まる知識、技能を認定する資格。
資格の等級 特級・1級・2級・3級

(設備保全作業には3級なし)

1級・2級
合格への難易度

(合格率)

 

・特級 27.7%

・1級 37.8%

・2級 40.1%

・3級 81.0%

平成28年度実績

・1級 32.3%

・2級 56.2%

平成29年度実績

キャリコネによるキーワード検索 61件 7件
転職で有利になる職種 設備保全・メンテナンス 製造マシンオペレーター

*2018年12月5日調査。

 

機械保全技能士と自主保全士、どちらも設備保全、メンテナンスに関する資格ですが、決定的な違いが2つあります。

1つ目は機械保全技能士は国家資格であり自主保全士は民間資格であると言う点。

 

2つ目は機械保全技能士が設備保全、メンテナンスを専門に行うエンジニア向けの資格であるのに対し、自主保全士は製造部門のマシンオペレーターが自主保全を目指す資格であると言う点です。

それは何を意味しているかと言えば、機械保全技能士は保全業務全般を対象とする資格であるのに対し、自主保全士は日常点検、始業点検レベルを対象にした資格だと言うことです。

 

転職にはどう役に立つ資格なのか?

表1で「キャリコネによるキーワード検索」と言う項目があります。これは転職サイトキャリコネでそれぞれの資格名で求人検索をかけた時、何件の求人が見つかったか、と言う数字です。

ご覧の通り、機械保全技能士が61件、自主保全士が7件でした。

実はキャリコネ以外の大手転職サイトでも検索してみました。DODA、マイナビエージェント、リクルートエージェントなどです。

その結果、最も多くの求人が見つかったのがキャリコネでした。

キーワード検索でほんのわずかしか求人が見つからないと言うことは、求人を出している企業が応募条件に機械保全技能士、自主保全士の資格を求めていないことを示しています。

 

キャリコネで機械保全技能士が61件ヒットしましたが、設備保全、メンテナンスの求人そのものは2,300件以上あり、そのうちのわずか61件なのです。2.6%に過ぎません。

自主保全士については更に需要が低く0.3%です。民間資格だし日常点検レベルの資格とあってはこんなものかも知れません。

 

結局、機械保全技能士も自主保全士も資格だけをアピールしても転職にはあまり役に立ちません。電気主任技術者のような必置資格ではないからです。

ハッキリ言って有資格者がいなくても困りません。

 

しかし、企業としては資格そのものに関心がなくても応募者のキャリアには関心があります。どんな実務経験があるのか、どんな実績を残してきたのか、そこには大きな関心があります。

そこであなたが履歴書や面接でキャリアをアピールする時、機械保全技能士や自主保全士の資格を持っていれば、アピールの信ぴょう性を増す材料にはなります。よりインパクトのあるアピールが出来ると思います。

つまり、あなたのキャリアとセットにして初めて転職の役に立つ資格と言えます。

 

機械保全技能士なら設備保全、メンテナンスの専門職、自主保全士なら製造部門のマシンオペレータ、それぞれの転職に役立ちます。

 

まとめ

どんな資格でもそうですが、ただ持っているだけではアピール材料になりません。その資格を使いこなした実績、キャリアがものを言います。

特に機械保全技能士や自主保全士のように必置資格でもなければ業務独占資格でもない場合は実績あってこその資格です。

 

これから資格取得を考えているあなたは、その資格を実務で活かせるかどうかをよく考えてチャレンジして下さい。

 

では最後に機械保全技能士の資格を活かせる求人が多い転職サイト、自主保全士の資格が活かせる求人が多い転職サイトを紹介しておきます。

 

機械保全技能士の求人・転職情報が多いサイト
*DODA(デューダ)
多くの転職成功者が「最初に登録すべき鉄板サイト」と高く評価しています。求人件数、転職成功実績は業界トップクラスです。公式サイトが検索機能に優れ使い易く、しかも求人情報がどこより詳しく書かれています。

*リクルートエージェント
2019年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で 第2位、ハイクラス、ミドルクラス転職部門で第3位を獲得しています。利用者の67.1%が収入アップ。独自案件も多い転職サイトです。

*マイナビエージェント
関東エリアに強い求人サイトです。資格やキャリアを活かしてキャリアアップを実現できる求人が多数あります。

*パソナキャリア
2019年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で 第1位を獲得。関東、関西、東海エリアに強い転職サイトです。

*キャリコネ
会員登録すると60万社以上の口コミ情報を読むことが出来ます。広報を通さない、生の声が分かります。中には給与明細まで登場してきます。

 

 

自主保全士の求人・転職情報が多いサイト

工場求人ナビ

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工場ワークス

製造業に特化した転職サイト。全国各地の工場求人情報が27,000件以上、毎日更新。軽作業で高収入案件が多いのが特徴です。

ジョブハウス工場

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なお、すぐ下の関連記事に機械保全技能士、自主保全士の過去記事を紹介しておきます。よかったらそちらもお読み下さい。