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機械保全技能士のキャリアが活かせる転職先が見つかります。

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機械保全技能士の資格は、れっきとした国家資格であり、難易度も三級はともかく二級より上はかなり難しいです。

従って機械保全技能士の二級より上を持っている人はそうそういません。

となれば、この資格保有者は設備保全の転職に相当有利ではないかと思うのですが、転職市場での評価はどうでしょうか?

 

この記事の前半では、機械保全技能士の資格が設備保全の転職に有利に評価されるのか、あなたの疑問にお答えしたいと思います。

 

そして記事の後半では機械保全技能士の資格を取得する方法について詳しく解説しています。

すでに機械保全技能士の資格を持っているあなたも、これから資格取得を目指すあなたも、ぜひ最後までお読み下さい。

 

保全マン

 

機械保全技能士の資格は設備保全の転職に有利か?

機械保全技能士の資格は、設備保全作業に必要な知識、スキルを持っていることを証明する国家資格です。

その意味では確かに資格を持っていることは転職に有利のはずです。しかも二級以上は難易度も高く、そう簡単に取得出来る資格ではありません。

 

しかし、実際に設備保全の求人を全国レベルで調査してみると、実は機械保全技能士はそれほど需要の高い資格とは言えないことが分かります。

 

■必置資格・業務独占資格と名称独占資格の差

例えば、大手転職サイトであるDODAで、機械保全技能士、電気主任技術者、電気工事士の資格をキーワードに全国の求人を検索してみると、こんな結果になります。

 

●機械保全技能士 32件

●電気主任技術者 585件

●電気工事士 984件

(2018年8月末DODAキーワード検索)

 

この検索結果が、それぞれの資格の需要を物語っています。残念ながら機械保全技能士はそれほど需要の高い資格とは言えません。

 

資格をとる

 

どうしてこんなに差があるかと言えば、電気主任技術者や電気工事士は、その資格保有者がいないと電気施設の保全が出来ないし、電気工事も出来ません。

 

国家資格であると同時に必置資格であり、業務独占資格なのです。資格保有者しか業務出来ないよう法的な規制があるのです。

 

一方、機械保全技能士の場合は特にその資格がないと法的に保全業務が出来ないということがありません。名称独占資格なのです。

 

従って極端に言えば資格保有者がいなくても企業としては困らないのです。

これが機械保全技能士の需要の低い理由です。

 

機械保全技能士

 

必置資格、業務独占資格、名称独占資格についてはこちらの記事をご覧下さい。

『設備保全の求人・転職に役立つ資格の取り方と活かし方』

 

ちなみにですが、DODA以外の転職サイトで機械保全技能士の求人をキーワード検索した結果を紹介しておきます。

 

■機械保全技能士の求人件数(表1)

転職サイト 求人件数
DODA 32
キャリアカーバー
27
メイテックネクスト
22
マイナビエージェント 8
リクルートエージェント 6
パソナキャリア 0
工場ワークス 0
工場求人ナビ 0

注)2018年8月調査。各転職サイトのキーワード検索使用。検索範囲は全国です。

 

表1のように、どの転職サイトで検索しても機械保全技能士の求人はほとんど見つかりません。全国規模の検索でこの求人数ですから、選択肢としてはかなり狭いです。

 

■それでも機械保全技能士は求められている

しかし、日々製造現場で稼働する多くの設備を安定稼働させることは極めて重要であり、保全担当者の使命は重大です。保全機能なくして生産工場の安定稼働はあり得ません。

 

従って高度なスキル、専門的な知識を持つ経験豊富な設備保全要員の需要は高いものがあります。

そして機械保全技能士の資格は保全要員のスキルや知識のレベルの高さを示す証となります。

 

ただ、あくまで企業が欲しいのは高度なスキルや専門知識であり、機械保全技能士の資格そのものではありません。資格を持っていなくても能力、実力があれば問題ないのです。

 

ところが高圧施設の保全を担当する人や、電気工事を行う人はどんなに実力があっても、知識が豊富でも、電気主任技術者や電気工事士の資格を持っていないと作業が出来ません。

その意味では資格そのものにも需要があるのです。ここが機械保全技能士の資格とは決定的に違う点です。

 

機械保全技能士の資格は転職に有利になるから取得する、と言うより設備保全、メンテナンスに必要な幅広い知識を身に着けるため、スキルアップのために取得する資格と言えます。

 

アドバイザー恵理

機械保全技能士は自らのスキルアップの為に取得する資格!

 

機械保全技能士の転職先を探す方法とは?

では、あなたが機械保全技能士の資格、キャリアを活かした転職を望むなら、どうすればいいでしょうか。

その答を見つけるため、大手の実績のある転職会社5社の求人情報を詳しく調べてみました。

利用した転職会社はマイナビエージェント、リクルートエージェント、メイテックネクスト、パソナキャリア、DODAの5社です。

 

まず、機械保全技能士の求人件数は5社合計で70件と決して多くありませんでした。この70件は機械保全技能士の資格を応募の必須、または歓迎条件に指定しています。

つまりこれらの求人では機械保全技能士の需要があるわけです。それはいったいどんな求人なのか、調べてみました。

 

まず、機械保全技能士を募集する求人の職種ですが、こんな結果となりました。

●設備保全 62%

●プラントエンジニア 22%

●生産技術 16%

 

機械保全技能士とは、生産設備、生産機械を保全する技能を証明する資格ですから、設備保全に需要が多いのは当たり前です。

ありとあらゆる業界の工場で、生産設備安定稼働のため機械保全技能士を求めています。

 

また同じ設備保全でも、プラント工場の大がかりな設備が保全対象となればプラントエンジニアとしての機械保全技能士が求められます。

 

あるいは単に設備の保守保全だけでなく、新規設備の導入や既存設備の改善、改造まで踏み込んだ仕事として生産技術職にも機械保全技能士の需要があります。

 

エージェント恵理

機械保全技能士は設備保全、生産技術、プラントエンジニアの3つの職種に需要があります。

以上のように、転職会社5社の機械保全技能士の求人を調べた結果、設備保全、プラントエンジニア、生産技術、この3つの職種に資格保有者の需要が存在することが分かりました。

 

そして、この3つの職種の求人については、例え応募条件に機械保全技能士の資格が指定されていなくても、相応のエンジニアを求めています。

従って履歴書や職務経歴書、面接の時などに機械保全技能士を取得したことによるメリットをアピールすることはかなり有効です。

では、その3つの職種について個々の事情を詳しく解説したいと思います。

 

設備保全の転職は実績をアピールすべし

機械保全技能士を募集する求人の62%は設備保全です。最も資格の需要が多い職種です。

保全に関する資格だから保全業界で需要が多いのは当然です。

 

従って設備保全への転職は最も選択肢の多い転職と言えます。あなたが転職したいと思う理由、転職の目的を満たす求人を見つけて下さい。

 

機械保全技能士の価値は実績で評価される

何しろ自動車、半導体、電子部品、精密機械、医療機械、食品、化学、原材料など、あらゆる業界の量産工場で優秀な設備保全要員を求めています。

優秀な保全要員には高額の予定年収が設定され、福利厚生も手厚いものがあります。

 

その優秀さの証が機械保全技能士と言う国家資格です。ただし、ほぼ全ての求人で二級以上の指定があり、三級で応募出来る求人はごくわずかです。

 

またいくら資格を持っていても実務経験が伴わないと採用されません。これもほぼ全ての求人で設備保全の経験者であることが応募の条件となっています。

出来れば3年~5年以上の実務経験者が望ましいとされています。ただし必ずしも同業種の経験でなくても構いません。何らかの保全経験があれば応募可とする求人がほとんどです。

 

冒頭にも述べたように、機械保全技能士の資格は必置資格でも業務独占資格でもありません。資格そのものに需要はありません。

この資格を転職に活かすには、どれだけ実績とセットでアピール出来るかがカギとなります。

 

機械保全技能士としてあなたがいかにレベルの高い保全業務を行ってきたか、安定稼働に貢献してきたか、実績を出来るだけ具体的に、分かり易く示す必要があります。

 

ポイントとなるのは保全の業務量ではなく、あくまで品質の高さ、難易度の高さを示すことです。

機械保全技能士として身に着けた幅広い専門知識、実践の中で磨き上げた技能をアピールして下さい。

 

あなたのキャリアをじっくり思い返して、過去にどのような専門知識、高度な技能を必要とする保全を担当してきたのか、それをアピールして下さい。

 

カウンセラー恵理

機械保全技能士の評価=資格+キャリア(専門知識+高度な技術)

 

さて、設備保全の求人においては、機械保全技能士が応募条件に指定されていなくても十分アピール材料に使えます。

何しろ二級以上はかなり難易度が高くてこの資格保有者はそうそういません。

 

キャリア採用は実績重視と言っても、面接試験などで把握出来る範囲には限度があります。その点、機械保全技能士と言う国家資格は客観的判断材料の1つとなり得るものです。

 

設備保全の求人は転職会社5社合計で1万件以上あります。その多くで機械保全技能士の資格がアピール材料として有効です。

 

ただし、繰り返しになりますが単に資格を持っていると言うだけでなく、資格を活かした実績がセットになって初めて転職に有利な材料となります。

 

設備保全の転職で年収は?

次に設備保全職における機械保全技能士の収入面について触れておきます。

言うまでもなく転職先を選ぶ判断材料の1つが収入面です。現状の年収に不満を感じ転職を決断する人も多くいます。

では、機械保全技能士の資格を活かした転職によって、あなたの年収を増やすことは可能でしょうか?

 

■設備保全の年収は400万円~600万円

あなたの現在の年収がいくらかはひとまず置いといて、転職会社5社における機械保全技能士の求人を見ると平均予定年収は以下の通りです。

●設備保全における機械保全技能士の平均予定年収

393万円~607万円

 

保全経験が浅く、難易度の低い保全業務からスタートする場合では年収は300万円前後、そこから難易度が上がって業務範囲も広くなると予定年収も高額となります。

限られた設備だけの保全ではなく、ライン全体、工場全体が保全対象だと予定年収も600万円を超える求人が出てきます。

 

保全組織の管理職、マネージャークラスの求人だと年収700万円~900万円といった高額求人もあります。

このクラスの求人では機械保全技能士の資格以上に組織のマネジメント力や企画力、コミュニケーション能力などが求められます。

 

実は、機械保全技能士の資格を応募条件に指定していない設備保全の求人を200件ほど調べてみたのですが、その予定年収は391万円~614万円でした。

 

●機械保全技能士の資格必要 

予定年収 393万円~607万円

●機械保全技能士の資格不問

予定年収 391万円~614万円

 

つまり、機械保全技能士を応募条件に入れてあっても、入れてなくても予定年収はほぼ同じ金額です。

 

何度も繰り返し述べているように、機械保全技能士の資格そのものに需要はありません。あくまで保全技能に需要があるのです。

予定年収も資格の有無には左右されません。

 

ただし、企業によっては資格手当を支給することがあります。資格によって月額5千円~2万円といったところです。

機械保全技能士の一級や特級を保有していると評価は高いでしょう。

 

■希望の年収を実現するにはエージェントのサポートを利用する

あなたが機械保全技能士として転職し、今より年収を増やすには、あなたのキャリアを高く評価してくれる求人を見つける必要があります。

どの企業が、どんなキャリアを必要としているのか。そこを見極めあなたのキャリアとマッチングさせることが重要になってきます。

 

これはそう簡単な作業ではありません。場合によってはあなたご自身も気付いていない価値がキャリアに潜んでいる可能性もあります。

 

例えば、あなたが光学系を使った設備の保全担当のキャリアがあったとします。光学系のキモは照明です。いかに照明を使いこなすかが設備安定稼働のカギとなります。

 

あなたが当たり前のようにやってきた光学系のメンテナンスは、実は非常に価値ある技術です。光学系の設備を使用している企業にすれば、あなたはぜひとも獲得したい人材と言えます。

 

光学系のエンジニア

 

このように、ある企業にとってはあなたが当たり前、大したことはないと思っている技術が非常に価値ある技術なのです。

あなたに必要なのは、どの企業があなたの技術を必要としているか、その求人情報です。

 

その点、大手転職会社には業界情報、企業情報に精通したエージェントがいます。彼ら転職のプロが無料であなたの転職をサポートしてくれます。

あなたの機械保全技能士としてのキャリアと企業ニーズのマッチングはぜひエージェントに相談して下さい。

 

それも1社のみでなく、多くの転職成功者が体験で語っているように3社以上の併用をお奨めします。

なぜならそれぞれの転職会社の独自案件に好条件が多いので、1社だけではチャンスを逃してしまう危険性があるからです。

 

それにエージェントも生身の人間ですから、いかに転職のプロとは言え必ずあなたと相性が合うとは限りません。

このリスク対策としても複数のエージェント利用をお奨めします。

 

機械保全技能士として設備保全の転職をお望みなら、あなたの実績、キャリアをいかにアピールするかを考えて下さい。

あなたの実績こそが機械保全技能士の資格を価値あるものにします。

 

設備保全から生産技術へキャリアアップを目指す

設備保全ほどではありませんが、生産技術職の求人にも機械保全技能士の需要はあります。それは生産技術の仕事に設備保全、メンテナンスを含むからです。

ただし、設備保全、メンテナンスがメイン業務と言う訳ではありません。他にも幅広い業務が要求されます。

 

あなたが機械保全技能士として設備保全のキャリアを積んで来たなら、そのキャリアをベースに今後は生産技術と言う仕事で更に活躍の場を広げる転職も大いにアリです。

 

設備保全の経験を活かして生産技術へ転職する

生産技術がどんな業務を主目的に活動するのかは各企業によって異なります。

しかしざくっとしたイメージで言えば、商品の開発・設計部門と量産を行う製造部門をつなぐ機能が生産技術です。

 

例えば新商品の生産ライン構築のために新規設備を導入する、既存設備を改造する、治工具を製作する、保全体制を構築する、こうした仕事を担当します。

あるいは既存設備の生産性向上、品質向上などを目的に設備の改善、改造を行うことも大事な役目の一つです。

 

従って、生産技術職として機械保全技能士を募集する求人では、その業務範囲は設備保全だけにとどまりません。

今も説明したような新規設備の導入、既存設備の改善、改造、治工具の製作などが業務範囲に含まれているケースがほとんどです。

 

設備の保全だけを担当するより大変な仕事だと思われるかも知れませんが、業務範囲が広い分面白味、遣り甲斐もある仕事です。

自分の裁量で動ける範囲が広いし、設備や生産方法の企画、提案も出来ます。こうした仕事がやりたいと思うあなたに生産技術はお奨めです。

 

また、後で詳しくデータを紹介しますが、平均年収で比較すると生産技術職は設備保全職よりも高額です。

確かに仕事は大変ですが活躍の場を広げ、収入も増やしたいと思うあなたは生産技術も転職先の選択肢に入れて下さい。

 

ただ、設備保全の求人でもお話したように、生産技術でもあなたのキャリアが重要視されます。機械保全技能士の資格があるだけでは採用してもらえません。

設備保全の実務経験はむろん必要なのですが、それ以外に何か生産技術的な業務経験があればなお歓迎されます。

 

同時に、保全スキル以外に設計や加工、組立て配線などの技術があるとこれも歓迎されます。生産技術は『何でも屋』的な側面があるので、マルチに活躍出来る人材が望まれます。

 

機械保全技能士以外にも、危険物取扱者玉掛などの資格を持っているとこれも歓迎されます。比較的簡単に取得出来る国家資格なのですがけっこう需要の高い資格です。

 

でも、あなたがこれまで設備保全以外の実務経験がないとしても、生産技術の求人をあきらめることはありません。

求人の多くは生産技術の経験を応募の必須、歓迎条件に指定していますが、中には設備保全の経験があれば応募可能と言う求人もあります。

 

カウンセラー恵理

生産技術の求人には設備保全の経験があれば応募出来るものが多くあります!


これは先ほども説明したように生産技術の仕事に設備保全が含まれることと、保全経験が設備導入や改善、改造などの仕事にも大いに役立つからです。

 

生産技術の求人への応募は、設備保全以上にあなたのこれまでのキャリアと企業ニーズのマッチングが重要です。

あなたが本当にやりたい仕事があるのか、これまでのキャリアが活かせるのか、転職会社のエージェントにぜひ相談して下さい。

 

なお、2019年の求人動向を見ると、生産技術職の求人が多いのは自動車、半導体、精密・電子部品、産業機械のジャンルです。

あなたがこうした業界で設備保全の実務経験があれば生産技術への転職は選択肢が多いと思って下さい。

 

生産技術の転職で年収は?

生産技術の求人で、応募条件に機械保全技能士を指定した求人と、指定のない求人を比較してみると予定年収に差はありません。

転職会社5社の平均予定年収は400万円~700万円といったところです。資格の有無が年収に関係ないのは設備保全と同様です。

 

●生産技術における機械保全技能士の平均予定年収

400万円~700万円

 

例えば経験が浅く、設備保全以外の業務はこれから覚えていくといった人材であれば、入社時の予定年収は恐らく350万円~400万円程度です。

 

一方、経験豊富で生産技術部門のリーダー候補、マネージャー候補となれば年収も600万円~800万円クラスの求人が出ています。

 

では平均的な生産技術職の年収はいくらかと言えば、大手転職サイトDODAの職種図鑑に483万円と出ています。

設備保全の平均年収が438万円となっているので、生産技術の方が高額年収です。

 

むろん、これは平均的な年収の話であって、あなたの年収がいくらになるかは全く話が別です。あなたのキャリアや能力がどう評価されるかによって決まります。

その評価も企業の事情によって変わってきます。どんな人材が不足しているか、どんな人材を補充しようと思っているかは企業によって異なります。

 

その辺の事情は求人情報からある程度は読み取れます。例えばこんな情報です。

●新規生産技術部門立上げに伴う管理職候補

予定年収 600万円~900万円

●既存工程の改善に伴う設備開発、工法検討、仕様化、設備メーカーとの折衝・管理、設備立ち上げなどのマネジメント業務

予定年収 800万円~950万円

●既存生産設備のシステム改良及び新規設備の導入

予定年収 400万円~600万円

●機械系の生産工程の効率化・改善等

予定年収 420万円~550万円

ざっとこんな感じです。

 

なるほど難しい仕事ほど年収が高いことは分かりますが、企業ニーズの詳細は分かりません。あなたのキャリアが合致するのかどうか、そこがカギです。

 

やはり大手転職会社の情報通であるエージェントに相談するのがいいと思います。

エージェントはあなたの転職が成功すると、企業から紹介料を受け取る仕組みになっています。あなたの年収が高額であるほど手数料も高額になります。

 

従って、エージェントとあなたの利害は一致しており、可能な限りあなたの希望に叶う年収の求人をマッチングしてくれます。

 

生産技術と言う、保全だけでないもっと幅広い仕事であなたの活躍の場を広げ、年収もアップさせる、そんな転職を考えてみて下さい。

 

プラントエンジニアとして再スタートする

今まで説明してきたのは機械保全技能士のキャリアを活かした設備保全から同じ設備保全への転職、設備保全から生産技術への転職でした。

この2つの転職パターンはまだ決断しやすいのではないでしょうか。なぜなら今までやってきた仕事のキャリアから、今後の仕事がある程度予測できるからです。

 

その意味では設備保全からプラントエンジニアへの転職は決断が難しいかも知れません。今までの仕事の延長線上にはない職種だからです。

 

転職を契機にあなたのキャリアを一度リセットし、プラントエンジニアとして再スタートする覚悟が必要かも知れません。

 

プラントエンジニアにおける機械保全技能士の需要とは?

冒頭にも説明したように、機械保全技能士の求人のうち、22%はプラントエンジニアとしての求人です。

プラントエンジニアと言う仕事に機械保全技能士の需要が確かに存在するのです。

 

■プラントエンジニアの仕事とは?

では、プラントエンジニアとは一体どんな仕事をするのでしょう。簡単に言えば一から工場を造り上げる仕事です。

プラントエンジニアの転職については当サイトの『プラントエンジニアの転職は超売り手市場になっている』に詳しい記事があります。詳細はそちらをお読み下さい。

 

一口にプラントエンジニアと言っても、その仕事は様々です。プラントの企画、設計、見積から施工管理、試運転、そして稼働後のユーティリティ保全や設備保全と多岐に渡ります。

プラントエンジニアとして機械保全技能士の求人が出ているのは、この設備保全を担当するエンジニアを求めての募集です。

 

■プラントエンジニアと設備保全の違い

プラントエンジニアの設備保全と、半導体や自動車の量産工場の設備保全で違いはあるのでしょうか?

プラントにも色々あって一概には言えないのですが、イメージとしては大がかりな設備、大規模な設備の保全です。

 

例えば水処理プラント、ゴミ焼却プラント、エネルギープラント、化学プラントなどを想像してみて下さい。

 

実際に機械保全技能士が応募条件に指定された求人を調べてみると、設備保全を主としながらも他の業務への展開も期待されています。

例えば設備保全の前工程である、設備製作や設置工事への参加です。あるいはもっと前工程の設計への参加を期待する求人も出ています。

 

プラントエンジニアとして成長するには設備保全だけでなく他の工程も経験し幅広い専門知識とスキルを身に着ける必要があるのです。

 

また、プラント建設の現場が国内だけでなく海外の場合も珍しくありません。従って機械保全技能士の資格と合わせて語学力、コミュニケーション能力を要求される求人も多いです。

 

プラントエンジニアとは、ひとつの工場を一から造り上げる仕事です。その仕事の一部が設備保全です。それはほんの一部に過ぎません。

従って、あなたが設備保全に愛着があって、この先もずっと設備保全だけをやっていたいと思うならプラントエンジニアへの転職はお奨め出来ません。

 

しかし、設備保全だけでなく工場の企画や設計、工事全般に関わる仕事で活躍の場を広げたいと思うなら、ぜひ転職を考えてみて下さい。

むろん、設備保全から他工程の実務をこなすには勉強することも多いし場合によっては専門資格の取得が必要になります。

 

それこそが遣り甲斐であり、望むところだと思えるあなたはプラントエンジニアも転職先の有力候補として検討してみて下さい。

 

なお、プラントエンジニアの求人応募に際しては、設備保全、生産技術同様、あなたのキャリアが問われます。単に機械保全技能士の資格を持っているだけでは採用は難しいです。

 

同時に、プラントエンジニアとしての資質、適性が問われます。海外勤務への対応力はどうか、社内外の人間関係をまとめるコミュニケーション能力はあるかなどがチェックされます。

 

まずはあなたのキャリアを活かせる求人がどの程度あるのか、転職会社のエージェントに相談して下さい。

現状だけでなく、この先のキャリアプランも含めて相談に乗ってくれます。

 

プラントエンジニアの年収はいくら?

大手転職会社DODAのデータによれば、プラントエンジニアの平均年収は588.9万円です。凡そ590万円です。

これは設備保全の438万円や生産技術の483万円と比べてかなり高額です。年収で100万円以上多くなっています。

 

ただ、これはプラントエンジニア全体の平均年収額です。工場を一から造り上げる仕事だと思えば高額な年収も納得できるかと思います。

 

一方、機械保全技能士を応募条件に挙げた求人に限ってみると、平均予定年収は414万円~552万円であり、設備保全や生産技術とあまり変わりません。

 

●プラントエンジニアにおける機械保全技能士の平均予定年収

414万円~552万円

 

つまり、プラントエンジニアとして設備保全だけの仕事をするのであれば、転職してもあまり年収アップは期待出来ないかも知れないと言うことです。

活動の場も広がっていきません。

 

やはりプラントエンジニアを目指すからには、設計や施工管理など幅広い経験を積む覚悟で臨むべきです。

 

機械保全技能士のキャリア活かせる転職会社6選

ここまで機械保全技能士の転職先として設備保全、生産技術、プラントエンジニアの3つの職種を紹介してきました。

いずれの転職においてもあなたのキャリアと企業の求人事情のマッチングが最も重要です。

それには転職会社のエージェントサポートを活用するのがお奨めの方法です。完全無料で転職のプロが業界情報、企業情報を教えてくれます。

 

以下に紹介する転職会社6社は転職サポート実績も十分、人気の会社ばかりです。ただし、それぞれに得意とする職種、エリアが異なるので、そこを把握した上でご利用下さい。

多くの転職成功者が体験で語っているように3社以上の併用をお奨めします。各社の独自案件を逃さずチェックして下さい。

 

また、今すぐ希望の求人が見つからなくても会員登録しておけば随時最新求人情報が入手出来ます。

あなたの希望の転職を叶えるためにはアンテナを広げて好条件の求人を逃さずキャッチすることです。

 

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●未経験者でも応募出来る設備保全の求人が比較的多いです。工場内の設備保全求人が多いのが特徴です。

●あなたの気になる求人はまず口コミ情報で年収、残業、休出、社風、福利厚生などをしっかり事前チェックしましょう。

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●ただし、関東、関西、東海以外のエリアや、プラントエンジニアの求人を探すには不向きな転職サイトです。

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●反面、機械保全技能士を活かせる設備保全の求人や、プラントエンジニアの求人は少なめです。

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機械保全技能士検定の概要

ここからはまだ機械保全技能士の資格を持っていない、これから取得を目指すあなたに情報を提供します。

以前、『設備保全に求められる資格を100社大調査!』と言う記事を掲載しました。この中で機械保全技能士の資格は設備保全の求人には需要の高い資格であり、転職には有利だと説明しました。

 

しかし、記事掲載の後、全国各地の設備保全求人をくまなく調べているうちに、実際には無条件に需要の高い資格とは言えないことが分かりました。

 

同じ国家資格でも電気主任技術者や電気工事士のように設備保全の求人で需要の高い資格とは異なる事情があるのです。その点についても今回説明したいと思います。

 

ではまず、機械保全技能士の資格がどんなものか、その概要から説明したいと思います。

 

項目 説明(概要)
資格名 二級機械保全技能士
どんな資格か ・工場などで設置・稼働している機械設備の保全能力を認定する国家資格です。名称独占資格です。

・整備の対象となる機械ごとに、機械系保全作業、電気系保全作業、設備診断作業の3つに区分されています。

・機械保全技能士の資格等級は三級から特級まであります。

・設備保全に必要な機械要素の知識、電気・電子の知識、設備診断の知識がある事、また設備異常を見つけ修復させる技能があることを証明する資格です。

受験資格 ・実務経験が2年以上必要です。
受験方法 ・願書受付 
4月上旬~中旬
10月上旬~中旬

・学科試験 
7月下旬~9月上旬
1月下旬~2月上旬

・実技試験 
6月上旬~9月中旬
12月上旬~2月下旬

・試験場  
各都道府県に指定された会場

・受験料 
学科 4,000円 実技 15,400円

・不合格の場合でも学科、実技、どちらか合格すれば次回から免除される。
合格率
(2017年)
・18.0% 
受験者数 10,089人 合格者数 1,819人
設備保全の転職
有利か
・単にこの資格を持っている、と言うだけではそれほど転職に有利とは言えません。機械保全技能士としてのキャリア、実績とセットで高い評価をされる資格と言えます。

 

機械保全技能士の追加情報

◇受験資格

●三級機械保全技能士

実務の経験問わず。あなたが設備保全の初心者であっても受験することが可能です。

 

●二級機械保全技能士

あなたが実務経験のみで受験する場合は2年間必要です。しかし、大学・短大・高専などを卒業していると実務経験が2年なくても受験資格があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

『技能検定の受検に必要な実務経験年数一覧』

 

●一級機械保全技能士

7年以上の実務経験、または二級合格後2年以上の実務経験が必要です。しかし、二級同様、学歴によって実務経験が短縮されます。上記一覧からご確認下さい。

 

●特級機械保全技能士

一級合格後5年以上の実務経験が必要です。特級は学歴による受験資格の年数短縮はありません。

 

◇検定にはどんな問題が出るの?

機械保全技能士の検定試験にどんな問題が出題されるのか、過去の問題とその正解がこちらのサイトで確認できます。

『過去の試験問題』

 

これは公益社団法人日本プラントメンテナンス協会のサイトです。この協会は職業能力開発促進法に基づく指定機関であり、検定試験の実施機関でもあります。

 

機械保全技能士の機械系保全作業二級の問題を見てみると、それほど専門的に深く掘り下げた問題は出題されていません。ただし、非常に広範囲に渡って保全に必要な知識を身に着けているか問われます。

 

例えば潤滑油の判定、駆動系トラブルの原因判定、正しい対処法などが出題されています。かと思えば、油圧回路図やウォーム減速機の組立図の問題が出題されたりします。

 

日頃の実務の中でしっかり正確な知識を身に着けておかないと、いくら試験場で考えても正解が出てきません。過去の問題をしっかり研究すると同時に、各問題の周辺知識まで抑えておく必要があります。

 

なお、電気系保全作業の実技試験では工具や測定器を使って実際に回路の組立作業をやったり修復作業を行います。過去の問題を参照して下さい。

 

◇機械保全技能士検定の難易度

機械保全技能士検定の過去の合格率は公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が公開しています。

『平成30年度 機械保全技能検定試験結果情報』

ここではそのデータの中から、学科試験と実技試験の両方を受験した人の合格率を紹介しましょう。

片方だけの受験結果については上記公開データを直接ご覧下さい。

 

【表1.全作業】

等級 受験数 合格率
特級 441 21.3%
一級 6,090 12.4%
二級 10,089 18.0%
三級 6,029 47.7%

 

機械保全技能士検定の機械系、電気系、設備診断の3つの作業を合計した合格率は表1の通りです。二級の合格率は18.0%です。

 

1つ1つの問題はそれほど難しくないのですが、何しろ広範囲に出題されるので自分の詳しい分野だけの知識で試験を受けても合格出来ません。

合格ラインの目安は、学科が100点満点で65点以上、実技が60点以上です。

 

【表2.機械系保全作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 5,270 12.8%
二級 8,622 16.2%
三級 5,320 48.3%

 

機械系保全作業の受験者が最も多く、受験者全体の81.4%を占めています。

普通に考えて工場の設備保全ならこの機械系保全作業が最も頻度の多い作業だと思います。それが81.4%と言う数字になって表れているのでしょう。

 

ノギスと図面

 

あなたがこれから設備保全の転職を考えているのなら、まずは機械系保全作業の二級から狙ってみるのがいいと思います。すでに二級を持っているあなたは一級を目指して下さい。

なお、理由は分かりませんが特級についてはデータが公開されていません。

 

【表3.電気系保全作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 642 8.9%
二級 1,359 29.3%
三級 709 43.2%

 

電気系保全作業には全体の15.0%の受験者がいました。

過去の試験問題を見てみると、やはり電気回りの保全を中心に実務をやっている人でないと、難しそうな問題が並んでいます。

電気系の保全要素が多い設備の保全担当者向けの資格と言えます。

 

基盤

 

合格には現場の作業から得る知識だけでなく、過去の問題研究の中でしっかり座学によって周辺知識まで抑えておく必要があります。

 

過去の問題から何度も実際に制作の練習を繰り返しておくことだと思います。制限時間を意識しながら時間配分のペースを覚えておくといいですね。

 

【表4.設備診断作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 178 15.7%
二級 108 19.4%

 

設備診断作業の受験者は全体のわずか3.6%です。最も受験数が少ない作業です。

設備診断作業とは、設備の異常を見つける方法や手段を知っており、その原因を明らかにして対策を行う作業を言います。従って試験もそうした作業に必要な知識があるかどうかを問うものです。

 

 

設備保全の観点からすると、全てあなたが自分で修理できなくても他の保全担当者に正しい指示が出来ればいいわけです。

まずは設備が正常か異常か、診断できる知識、技能を持っているかを試す検定試験です。

 

まとめ

最後になりますが、私が勤務していた半導体工場でも、保全担当者の何人かは二級機械保全技能士の資格を取得していました。彼らは例外なく保全担当として優秀でした。

機械保全技能士の資格は彼らのスキルが高いこと、専門知識を持っていることの証として、高く評価されていました。

 

このように、機械保全技能士としての実績があってこそ、この資格は高く評価されます。

「さすが、資格を持ってるやつは違う!」

となるわけです。

 

あなたが転職に際して面接を受けるとき、面接担当の中にあなたの仕事ぶりを見た人、知っている人は誰もいません。

だから単に「機械保全技能士の資格を持っています。」だけでは採用されません。

 

職務経歴書や面接の受け答えの中で、あなたの機械保全技能士としてのキャリア、実績をぜひアピールして下さい。

ポイントは担当してきた保全の仕事量ではありません。あくまで品質、難易度の高さです。ここをアピールして下さい。

 

本文の中で紹介した転職サイト6社を、最後にもう一度紹介しておきます。