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機械保全技能士の資格は、れっきとした国家資格であり、難易度も三級はともかく二級より上はかなり難しいです。

従って機械保全技能士の二級より上を持っている人はそうそういません。

となれば、この資格保有者は設備保全の転職に相当有利ではないかと思うのですが、実際は残念ながらそうとも言えません。

 

この記事では機械保全技能士の資格がどんなものか、設備保全の転職に有利に評価されるのか、そんなあなたの疑問にお答えしたいと思います。

保全マン

 

機械保全技能士の資格は設備保全の転職に有利か?

機械保全技能士の資格は、設備保全作業に必要な知識、スキルを持っていることを証明する国家資格です。その意味では確かに資格を持っていることは転職に有利のはずです。

しかし、実際に設備保全の求人を全国レベルで調査してみると、実はそれほど需要の高い資格とは言えないことが分かります。

 

例えば、大手転職サイトであるDODAで、機械保全技能士、電気主任技術者、電気工事士の資格をキーワードに全国の求人を検索してみると、こんな結果になります。

 

●機械保全技能士 32件

●電気主任技術者 585件

●電気工事士 984件

(2018年8月末DODAキーワード検索)

 

この検索結果が、それぞれの資格の需要を物語っています。機械保全技能士はそれほど需要の高い資格とは言えません。

 

資格をとる

 

どうしてこんなに差があるかと言えば、電気主任技術者や電気工事士は、その資格保有者がいないと電気施設の保全が出来ないし、電気工事も出来ません。

 

国家資格であると同時に必置資格であり、業務独占資格なのです。資格保有者しか業務出来ないよう法的な規制があるのです。

 

一方、機械保全技能士の場合は特にその資格がないと法的に保全業務が出来ないということがありません。名称独占資格なのです。

 

従って極端に言えば資格保有者がいなくても企業としては困らないのです。

これが機械保全技能士の需要の低い理由です。

 

必置資格、業務独占資格、名称独占資格についてはこちらの記事をご覧下さい。

『設備保全の求人・転職に役立つ資格の取り方と活かし方』

 

ちなみにですが、DODA以外の転職サイトで機械保全技能士の求人をキーワード検索した結果を紹介しておきます。

 

■機械保全技能士の求人件数(表1)

転職サイト 求人件数
キャリコネ 47
DODA 32
キャリアカーバー
27
メイテックネクスト
22
マイナビエージェント 8
リクルートエージェント 1
パソナキャリア 0
工場ワークス 0
工場求人ナビ 0

注)2018年8月調査。各転職サイトのキーワード検索使用。検索範囲は全国です。

 

表1のように、どの転職サイトで検索してもほとんど求人は見つかりません。

しかし、日々製造現場で稼働する多くの設備を安定稼働させることは極めて重要であり、保全担当者の使命は重大です。従って保全担当者には高度なスキル、専門的な知識が要求されます。

そして機械保全技能士の資格はそんなスキルや知識を保有していることの証となります。

 

ただ、あくまで企業が欲しいのは高度なスキルや専門知識であり、機械保全技能士の資格そのものではありません。資格を持っていなくても能力、実力があれば問題ないのです。

 

ところが高圧施設の保全を担当する人や、電気工事を行う人はどんなに実力があっても、知識が豊富でも、電気主任技術者や電気工事士の資格を持っていないと作業が出来ません。

その意味では資格そのものにも需要があるのです。

 

YES

 

機械保全技能士の転職先を探す方法とは?

では、あなたが機械保全技能士の資格、キャリアを活かした転職を望むなら、どうすればいいでしょうか。

何度も説明してきたように機械保全技能士と言う資格名で求人検索してもあまり多くの選択肢は見つかりません。

しかし、機械保全技能士の専門知識、保全技術を求める求人はそれこそ多数あります。

 

どんな職種で機械保全技能士の能力が求められているか、エンジニア系の転職サイトを複数調べてみると以下の3つの職種に集中していることが分かりました。

 

●設備保全・メンテナンス

●生産技術

●プラントエンジニア

この3つの職種です。

 

様々な製造工場、量産工場の設備保全、あるいはプラント工場の設備を保守保全する仕事で機械保全技能士の需要が高いのです。

 

従って、あなたが機械保全技能士としての資格、キャリアを活かすにはこの3つの職種で求人検索を行い、その中から最もあなたにふさわしいと思われる案件を選んで下さい。

 

機械保全技能士と言う資格名で検索した場合とは比べ物にならないほど多くの求人が見つかり、あなたの選択肢は広がります。

 

むろん、全ての設備保全、生産技術、プラントエンジニアで機械保全技能士を求めている訳ではありません。中には電気系のエンジニアや設計エンジニアを求める求人も多数あります。

しかし、それにしても設備保全、メンテナンスに関わる求人は多いです。

 

ここで設備保全、生産技術、プラントエンジニアの求人が多い代表的な転職サイトを5社紹介しておきます。

いずれの転職サイトも求人件数が多いだけでなく、年収や福利厚生に好条件が多いのが特徴です。

 

そして何よりどの転職サイトも業界情報、企業情報に精通した転職のプロ、エージェントやアドバイザーがあなたの機械保全技能士としてのキャリアに最適の求人を無料でマッチングしてくれます。

 

■機械保全技能士のキャリア活かせる転職サイト

 

*メイテックネクスト

メイテックネクスト

●生産技術(1,400件)・設備保全(770件)・プラント(1,070件)の求人があります。(2019年3月。以下同じ)

関東・関西・東海に求人の80%が集中。製造系エンジニアに特化した転職サイトです。

●モノづくり系エンジニアの転職支援実績ではNo1であり、技術に精通した専門のコンサルタントがあなたの転職を無料でサポートしてくれます。

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*マイナビエージェント

マイナビエージェントものづくり

生産技術(1,000件)・設備保全(740件)・プラントエンジニア(550件)の求人があります。求人の約4割が関東に集中しています。

特に東京、神奈川、千葉、埼玉のあなたに絶対のお奨めサイトです。

●厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定された、初めてでも安心して使える転職サイト。

楽天リサーチでも「20代に信頼されている転職エージェントNo1」に選ばれています。

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*パソナキャリア

パソナキャリア

生産技術(1,880件)・設備保全(1,100件)・プラントエンジニア(270件)の求人があります。。関東・関西・東海地に求人の8割近くが集中しています。

●オリコン顧客満足度調査の「転職エージェント部門」で 第1位、「ハイクラス、ミドルクラス転職部門」で第2位を獲得しています。転職後の収入アップ率は67.1%です。

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*リクルートエージェント

リクルートエージェント

生産技術(8,900件)・設備保全(8,900件)・プラントエンジニア(800件)の求人があります。関東・関西はむろん、それ以外でも比較的求人が多い転職サイトです。

●転職支援実績は45万件以上で業界ナンバーワン、利用者の67.1%が転職後に収入がアップしています。

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*DODA(デューダ)

DODA

生産技術(1,890件)・設備保全(1,800件)・プラント(2,480件)の求人があります。関東、関西以外にも求人が多い転職サイト。

●公式サイトが検索機能に優れ使い易く、しかも求人情報がどこより詳しく書かれています。転職者満足度No1.

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求人件数は2019年3月時点の各転職サイトの職種検索、キーワード検索した結果です。公開案件だけの件数もあれば、非公開案件も込みの件数もあります。

 

年収が高額なるほど非公開扱いになっています。あなたはぜひ各転職サイトで会員登録(無料)して非公開案件からも有力情報を入手して下さい。

 

機械保全技能士検定の概要

以前、『設備保全に求められる資格を100社大調査!』と言う記事を掲載しました。この中で機械保全技能士の資格は設備保全の求人には需要の高い資格であり、転職には有利だと説明しました。

 

しかし、記事掲載の後、全国各地の設備保全求人をくまなく調べているうちに、実際には無条件に需要の高い資格とは言えないことが分かりました。

 

同じ国家資格でも電気主任技術者や電気工事士のように設備保全の求人で需要の高い資格とは異なる事情があるのです。その点についても今回説明したいと思います。

 

ではまず、機械保全技能士の資格がどんなものか、その概要から説明したいと思います。

 

項目 説明(概要)
資格名 二級機械保全技能士
どんな資格か ・工場などで設置・稼働している機械設備の保全能力を認定する国家資格です。

・整備の対象となる機械ごとに、機械系保全作業、電気系保全作業、設備診断作業の3つに区分されています。

・機械保全技能士の資格等級は三級から特級まであります。

・設備保全に必要な機械要素の知識、電気・電子の知識、設備診断の知識がある事、また設備異常を見つけ修復させる技能があることを証明する資格です。

受験資格 ・実務経験が2年以上必要です。
受験方法 ・願書受付 
4月上旬~中旬
10月上旬~中旬

・学科試験 
7月下旬~9月上旬
1月下旬~2月上旬

・実技試験 
6月上旬~9月中旬
12月上旬~2月下旬

・試験場  
各都道府県に指定された会場

・受験料 
学科 4,000円 実技 15,400円

・不合格の場合でも学科、実技、どちらか合格すれば次回から免除される。
合格率
(2017年)
・25.4% 
受験者数 9,588人 合格者数 2,439人
設備保全の転職
有利か
・単にこの資格を持っている、と言うだけではそれほど転職に有利とは言えません。機械保全技能士としてのキャリア、実績とセットで高い評価をされる資格と言えます。

 

機械保全技能士の追加情報

◇受験資格

●三級機械保全技能士

実務の経験問わず。あなたが設備保全の初心者であっても受験することが可能です。

 

●二級機械保全技能士

あなたが実務経験のみで受験する場合は2年間必要です。しかし、大学・短大・高専などを卒業していると実務経験が2年なくても受験資格があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

『技能検定の受検に必要な実務経験年数一覧』

 

●一級機械保全技能士

7年以上の実務経験、または二級合格後2年以上の実務経験が必要です。しかし、二級同様、学歴によって実務経験が短縮されます。上記一覧からご確認下さい。

 

●特級機械保全技能士

一級合格後5年以上の実務経験が必要です。特級は学歴による受験資格の年数短縮はありません。

 

◇検定にはどんな問題が出るの?

機械保全技能士の検定試験にどんな問題が出題されるのか、過去の問題とその正解がこちらのサイトで確認できます。

『過去の試験問題』

 

これは公益社団法人日本プラントメンテナンス協会のサイトです。この協会は職業能力開発促進法に基づく指定機関であり、検定試験の実施機関でもあります。

 

機械保全技能士の機械系保全作業二級の問題を見てみると、それほど専門的に深く掘り下げた問題は出題されていません。ただし、非常に広範囲に渡って保全に必要な知識を身に着けているか問われます。

 

例えば潤滑油の判定、駆動系トラブルの原因判定、正しい対処法などが出題されています。かと思えば、油圧回路図やウォーム減速機の組立図の問題が出題されたりします。

 

日頃の実務の中でしっかり正確な知識を身に着けておかないと、いくら試験場で考えても正解が出てきません。過去の問題をしっかり研究すると同時に、各問題の周辺知識まで抑えておく必要があります。

 

なお、電気系保全作業の実技試験では工具や測定器を使って実際に回路の組立作業をやったり修復作業を行います。過去の問題を参照して下さい。

 

◇機械保全技能士検定の難易度

機械保全技能士検定の過去の合格率は公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が公開しています。

『平成29年度 機械保全技能検定試験結果情報』

ここではそのデータの中から、学科試験と実技試験の両方を受験した人の合格率を紹介しましょう。

片方だけの受験結果については上記公開データを直接ご覧下さい。

 

【表1.全作業】

等級 受験数 合格率
特級 329 21.3%
一級 6,036 15.8%
二級 9,588 25.4%
三級 5,286 66.1%

 

機械保全技能士検定の機械系、電気系、設備診断の3つの作業を合計した合格率は表1の通りです。二級の合格率は25.4%です。

 

1つ1つの問題はそれほど難しくないのですが、何しろ広範囲に出題されるので自分の詳しい分野だけの知識で試験を受けても合格出来ません。

合格ラインの目安は、学科が100点満点で65点以上、実技が60点以上です。

 

【表2.機械系保全作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 5,306 15.1%
二級 8,210 26.1%
三級 4,603 67.3%

 

機械系保全作業の受験者が最も多く、受験者全体の約78.2%を占めています。

普通に考えて工場の設備保全ならこの機械系保全作業が最も頻度の多い作業だと思います。それが78.2%と言う数字になって表れているのでしょう。

全体の78.2%を占めていることもあって、機械系保全作業の合格率は全体の合格率とほぼ同じです。

 

ノギスと図面

 

あなたがこれから設備保全の転職を考えているのなら、まずは機械系保全作業の二級から狙ってみるのがいいと思います。すでに二級を持っているあなたは一級を目指して下さい。

なお、理由は分かりませんが特級についてはデータが公開されていません。

 

【表3.電気系保全作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 559 18.4%
二級 1,261 21.6%
三級 683 58.0%

 

電気系保全作業には全体の約15.8%の受験者がいました。二級、三級は機械系保全作業と比べると合格率が低くなっています。

過去の試験問題を見てみると、やはり電気回りの保全を中心に実務をやっている人でないと、難しそうな問題が並んでいます。

電気系の保全要素が多い設備の保全担当者向けの資格と言えます。

 

基盤

 

合格には現場の作業から得る知識だけでなく、過去の問題研究の中でしっかり座学によって周辺知識まで抑えておく必要があります。

 

過去の問題から何度も実際に制作の練習を繰り返しておくことだと思います。制限時間を意識しながら時間配分のペースを覚えておくといいですね。

 

【表4.設備診断作業】

等級 受験数 合格率
特級
一級 171 31.0%
二級 117 20.5%

 

設備診断作業の受験者は全体のわずか4.0%です。最も受験数が少ない作業です。

設備診断作業とは、設備の異常を見つける方法や手段を知っており、その原因を明らかにして対策を行う作業を言います。従って試験もそうした作業に必要な知識があるかどうかを問うものです。

 

 

設備保全の観点からすると、全てあなたが自分で修理できなくても他の保全担当者に正しい指示が出来ればいいわけです。

まずは設備が正常か異常か、診断できる知識、技能を持っているかを試す検定試験です。

 

まとめ

最後になりますが、私が勤務していた半導体工場でも、保全担当者の何人かは二級機械保全技能士の資格を取得していました。彼らは例外なく保全担当として優秀でした。

機械保全技能士の資格は彼らのスキルが高いこと、専門知識を持っていることの証として、高く評価されていました。

 

このように、機械保全技能士としての実績があってこそ、この資格は高く評価されます。

「さすが、資格を持ってるやつは違う!」

となるわけです。

 

あなたが転職に際して面接を受けるとき、あなたの仕事ぶりを見た人、知っている人は誰もいません。だから単に「機械保全技能士の資格を持っています。」だけでは採用されません。

職務経歴書や面接の受け答えの中で、あなたの機械保全技能士としてのキャリア、実績をぜひアピールして下さい。

 

本文の中で紹介した転職サイトを、最後にもう一度紹介しておきます。