電気工事施工管理技士とは主に建設業界向けの資格で、電気工事の管理、監督に必要な専任技術者、監理技術者、主任技術者になることが出来る国家資格です。

設備保全の求人でこの資格が登場するのは例えばビルの電気工事から保全まで一括で請け負うような企業の求人です。

 

従って製造ラインの生産設備の保全業務とはかなり異なります。自分で工事をするのではなく、あくまで管理、監督するための資格になります。

 

電気工事施工管理技士は資格の種類としては名称独占資格ですが、「主任技術者」「監理技術者」を選任するための資格要件であり、必ず必要とされる資格です。

 

では、電気工事施工管理技士の資格は転職に有利な資格と言えるでしょうか。またこれから資格取得を目指すとしたら、その難易度はどの程度でしょうか。

そんなあなたの疑問にお答えしたいと思います。

 

電気工事施工管理技士の資格は設備保全の転職に有利か?

冒頭で説明したように、電気工事施工管理技士は電気工事の管理、監督を行う仕事です。工場における生産ラインの設備保全とは違います。

もしもあなたが電気工事施工管理技士の資格を持っていても、その資格ゆえに製造ラインの設備保全の転職に有利になることはあまり考えられません。

 

ところが、設備保全の求人を調べていると、電気工事施工管理技士の有資格者を募集する案件が多数出ています。しかも賃金や福利厚生などは好条件が多いです。

 

これはプラントエンジニア、ビルメンテなどの職種に多く、電気工事から完成後の運用、保守保全まで一貫で受注する企業からの求人です。

大手企業からの求人では賃金や福利厚生、キャリアアップ支援などに好条件が多いです。

 

ちなみに、大手転職サイトのDODAとリクルートエージェントで電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士の3つの資格をキーワードに求人検索した結果をご覧頂きましょう。

 

■DODAによる求人検索

●電気工事施工管理技士 974件

●電気主任技術者 749件

●電気工事士 1,269件

 

■リクルートエージェントによる求人検索

●電気工事施工管理技士 691件

●電気主任技術者 304件

●電気工事士 494件

 

注意)2019年3月3日調査。求人件数は検索時期によって大きく変動します。

 

このように電気工事施工管理技士の求人件数は非常に多くなっています。

 

繰り返しになりますが、あなたがプラントエンジニア、ビルメンテなどの職種で転職を目指すなら電気工事施工管理技士は有力な資格と言えます。

この資格を活かした転職先の探し方は、こちらの記事からどうぞご覧下さい。

『電気工事施工管理技士を活かした求人・転職の探し方』

 

なお、冒頭にも書きましたが、電気工事施工管理技士は名称独占資格です。必置資格や業務独占資格でではありません。

あくまで条件によって電気工事の現場に配置しなければならない「主任技術者」「監理技術者」を選任するための資格要件であり、この資格そのものは名称独占資格です。

 

しかし、必置資格や業務独占資格である電気主任技術者や電気工事士と同じように転職市場では需要の高い資格です。

 

電気工事施工管理技士検定の概要

項目 説明(概要)
資格名  二級電気工事施工管理技士
どんな資格か ・主に建設業にかかわっている人が取得する国家資格であり、名称独占資格です。

・建設業法による建設業許可を取得する際に必要な電気工事の専任技術者、主任技術者として認められる資格です。

受験資格 ・学歴、実務年数、他資格との組み合わせによる。複雑なので専門サイト参照のこと。(このページの最後にリンクあり。)
受験方法 ・願書受付 7月

・試験 11月

・試験場
札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄

・受験料 11,800円

・試験は学科試験と実地試験があります。

合格率
(2016年)
・学科試験 58.7%

・実地試験 41.6%

設備保全の転職
に有利か
・建設業界で工事から保守保全まで請け負っている企業でニーズのある資格です。

・この資格は設備保全と言うより電気工事の管理者として必要な資格です。設備保全を目指すあなたに必ずしも有利とは言えません。

 

電気工事施工管理技士検定の追加情報

◇電気工事施工管理技士検定の受験資格

一級、二級、共に学歴、実務年数、他資格との組み合わせが複雑です。例えば、二級を受験するのに学歴で言えば次の4種類に分かれます。

●大学

●短期大学・5年制高等専門学校

●高等学校

●その他(最終学歴を問わず)

この4種類の学歴に対して、実務年数の要件が変わってくるのですが、更にどの学科を卒業したかで条件が変わってきます。

更に電気主任技術者、電気工事士の免状と実務年数の組み合わせでも受験資格が発生します。

このように大変複雑なのでここでは説明を省略させて頂きます。詳しくはこのページの最後にリンクを貼っておきますので、そちらからご覧ください。

 

電気工事1

 

◇電気工事施工管理技士検定にはどんな問題が出るの?

電気工事施工管理技士の検定問題は一級、二級ともに学科試験と実地試験があります。

【一級の問題】

●学科試験

・電気工学 15問から選択して10問回答

・電気設備 33問から選択して15問回答

・関連分野 8問から選択して5問回答

・設計・契約関係 2問回答

・工事施工 9問から選択して6問回答

・施工管理法 12問回答

・法規 13問から選択して10問回答

以上のように学科は各科目から自分の得意な問題を選んで回答することが出来ます。

こちらに過去問をクイズ形式で紹介したサイトがあります。

『過去問題をクイズ形式で配信』

 

●実地試験

・施工経験記述 工程管理

・施工管理 語句の説明(安全管理)

・施工管理 ネットワーク工程表

・電気工事全般 用語の説明

・法規 建設業法

実地試験の問題と解答例がこちらのサイトに紹介されています。

『試験問題』(ページの下の方に載っています)

 

【二級の問題】

ここでは説明を省略します。ご覧になりたいあなたはこちらのサイトからご確認下さい。

『二級試験問題』

 

◇電気工事施工管理技士検定の難易度(合格率)

一級、二級の合格率は以下の通りです。

●一級合格率

【学科試験】(平成28年)

・受験者数 17,774人

・合格者数 8,178人

・合格率 46.9%

 

【実地試験】(平成27年)

・受験者数 9,613人

・合格者数 6,099人

・合格率 63.4%

 

●二級合格率

【学科試験】(平成27年)

・受験者数 8,366人

・合格者数 4,618人

・合格率 55.2%

 

【実地試験】(平成27年)

・受験者数 7,901人

・合格者数 3,195人

・合格率 40.4%

 

電気工事2

 

まとめ

電気工事施工管理技士は資格の種類としては名称独占資格ですが、「主任技術者」「監理技術者」を選任するための資格要件であり、必ず必要とされる資格です。

本文の中でも説明したように、プラントエンジニア、ビルメンテなどの求人に需要の高い資格です。

建築工事から電気工事、その後の運用、保守、保全まで一括で請け負う企業からの求人も多くあります。

 

従って、電気工事施工管理技士の他にも電気工事士や電気主任技術者の資格を持っていれば転職には相当有利に役立ちます。

 

あなたが電気工事施工管理技士の資格とキャリアを活かして、今よりもっと活躍の場を広げたい、キャリアアップしたいとお考えなら転職も選択肢の1つです。

まずはどんな条件の転職が可能なのか、情報を収集してみませんか?

 

それにはぜひ、こちらの記事をご覧下さい。

『電気工事施工管理技士を活かした求人・転職の探し方』

 

上の記事を読んでいる時間のないあなたは、直接下の転職サイトから求人情報をご覧下さい。いずれの転職サイトも電気工事施工管理技士の求人が多数掲載されています。

 

電気工事施工管理技士のお奨め転職サイト6選

■メイテックネクスト

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■マイナビエージェント

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■DODA(デューダ)エージェントサービス

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■リクルートエージェント

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