せっかく苦労して電験に合格し、電気主任技術者の資格を取得したのに、会社や職場の事情から資格を活かすことが出来ず、不満に感じている人は大勢います。
中には、
「電験なんて役に立たない」
と宣言する人までいます。
もしかして、あなたもその一人ではありませんか?
しかし、そんなあなたには転職市場の実態をしっかり見て欲しいと思います。電気主任技術者の資格が役に立たないなんてことは絶対にありません。
多くの企業は電験合格者、電気主任技術者の有資格者を求めています。
中には資格さえ持っていれば経験はなくても採用する企業まであります。あるいは50代、60代でも採用する企業があります。
しかも、なかなかの好条件です。そのくらいこの資格は役に立ちます。
あなたが現在電気主任技術者の資格を活かす職場に恵まれていないと、不満に感じているなら思い切って転職するのも不満解消の選択肢の1つです。
あるいはあなたが今の仕事に不満を感じていなくても、もっと働き甲斐のある、資格を活かせる仕事を見つけたいと思うなら、それも立派な転職の理由となります。
当サイトでは転職に際して転職エージェントの利用をお奨めしていますが、それにはある程度事前の知識と情報を持っていることが必要です。エージェントに頼り切りでは希望の転職は叶いません。
あなたはぜひこの記事を読んで頂き、電気主任技術者の資格を活かせる求人・転職情報の入手方法を知って下さい。
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電気主任技術者の資格が活かせる7つの転職先とは?
電気主任技術者(電験)の資格を活かす道は2通りある
まず、電気主任技術者の資格を活かす仕事は大きく分けて2通りあります。
●電気主任技術者として専任され、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行う。(電気事業法に基づく保全)
●電気系のエンジニアとして設備保全や設計、生産技術などの職種で幅広く活躍する。(電気事業法に拠らない保全)
電気事業法で定められた電気主任技術者として任命されるのが本筋の転職でしょうが、それだけが転職の可能性ではありません。
何しろ電験に合格して電気主任技術者の資格を取得していることは、あなたが電気系のエンジニアとしてレベルが高いこと、専門知識やスキルを保有していることの証になります。
そんな優秀なエンジニアは電気主任技術者以外の設備保全や生産技術などの職種でも需要が高いのです。
では電験3種に合格した人が、実際にどんな仕事に就いているか経済産業省のデータから紹介したいと思います。
今回参考にしたデータは「電気保安人材の将来的な確保に向けた検討について」です。
経済産業省 産業保安グループ 電力安全課による平成30年3月12日付報告書でネット上に公開されています。
このグラフは、第3種電気主任技術者の免状を取得した人がどんな仕事に就いたか、あるいは就いていたかを示すものです。年度は2015年、免状取得者は5,300人です。
ビルメンテ、公務員、電力、電気工事、電気保安業務などは電気事業法による電気主任技術者としての仕事が主です。
一方、製造業や建設業などモノを作ったり構造物を建設したりする仕事では、電気事業法に基づく保安業務以外にも設備保全、生産技術など電気エンジニアとして幅広い需要から求人が出ています。
製造業で電気主任技術者の資格を活かした人が最も多いことからも、電気エンジニアとしての需要が高いことが分かります。
ではここから電気主任技術者の資格が活かせる7つのジャンルを紹介します。あなたの電気主任技術者としての資格をどう活かすか、考える参考にして下さい。
①ビルメンテナンス業界
■求人件数が多くて未経験者歓迎も。ただし実務経験と第二種以上の資格があれば有利。
■ビルメンテナンスとはどんな仕事なのか?
ビルメンテナンスは大型商用施設、高層ビル、ホテル、病院、マンションなど、様々なビルや施設の電気設備のメンテナンスを行う仕事です。
こうしたビルのメンテナンスを請け負う企業は数多く存在し、このジャンルは電気主任技術者の受け皿としてしっかり確立されています。
求人件数も電気主任技術者を募集する求人の中では多い部類に属し、あなたの選択肢は十分あります。
主な求人企業としては大手不動産会社、ビル管理やメンテナンスの請負企業、エレベーターや空調機などのビル設備メーカーです。
この仕事は電気設備のメンテナンスだけでなく設備の導入から設置、運用からその後の改善、改造といったかなり業務範囲が広範囲となります。
中にはビル管理の付加価値を高める研究開発、技術開発の仕事もあります。
あるいは電気設備だけでなく、空調や照明などの保全、ビル全体のエネルギー管理を行う求人もあります。
ここがビルメンテナンスと、電気設備だけの保守保全を行う電気保安業務との大きな違いです。
■ビルメンテナンスの年収は?
この業界の年収は業務範囲が広いこと、難易度が高いこともあって、保安協会など保安だけの仕事に比べると高い水準となっています。
実務担当者の予定年収で400万円~600万円が目安であり、管理職や技術統括者などの役職求人では800万円~1000万円クラスもあります。
また資格としては第三種を取得していれば8割程度の求人には応募出来ます。
その反面、大型商用施設や複合ビルでは第二種、第一種の資格を必要とする案件もあり、上位資格が求人の応募条件になっているケースもあります。
そして一概には言えませんが、第三種の求人より第二種、第一種が必須の求人の方が予定年収は高い設定となっています。
■ビルメンテナンスの応募条件や転職方法は?
この業界でも電気主任技術者としての実務経験者が歓迎され有利なことは間違いありません。しかし比較的未経験者歓迎の求人も多いと言えます。
それは技術的な難易度の低い仕事から高い仕事まで、業務範囲が幅広いためです。
また経験豊富な50代、60代のベテランが活躍出来る仕事もあるため、中高年の採用も積極的です。
以上のように、ビルメンテと言っても求人によってその業務内容、待遇はかなり差があります。
まずはどんな仕事なのか、あなたの資格やキャリアが活かせるのか、メリットとデメリットを探ることがスタートです。
業界情報、企業情報に精通した転職エージェント、アドバイザーに相談することをお奨めします。
②工場ユーティリティ保全・設備保全・生産技術
■量産工場で電気主任技術者の資格とキャリアを活かす仕事。未経験者歓迎もあり。
■工場の保全とはどんな仕事なのか?
電気主任技術者の有資格者を募集する求人で、ビルメンテナンスと並んで件数が多いのは工場で働く電気系エンジニアの求人です。
資格保有者には事業用電気工作物を設置している工場はむろん、そうでない工場でも電気系エンジニアとして需要があります。
具体的には工場全体のユーティリティ担当として電気設備の導入・保全やエネルギー管理を行う仕事、それに生産ラインの設備保全、生産技術などの仕事があります。
私が勤務していた半導体工場でも第三種電気主任技術者の有資格者がいて、新規の製造ラインを構築する時は構想検討の段階から参画してもらっていました。
何しろ大容量の電力確保は専門的な知識がないと実現出来ません。まさに電気主任技術者の独壇場と言えます。
この仕事の主な求人企業としては、自社工場を複数保有する大手の製造メーカーや、そうした工場に技術スタッフを派遣するエンジニア請負い企業などがあります。
あるいは色々な工場に産業機械や電気設備を販売している企業からも電気主任技術者の求人が多数出ています。
自社製品の販売、設置、立上げ、保守保全に電気主任技術者の資格を持つ電気系のエンジニアが必要なのです。
■工場保全の年収は?
次このジャンルの年収ですがまさにピンキリです。
資格はもっているけど実務経験が浅い、ほとんどない、と言う場合は300万円~350万円ほどが目安となります。
一方、5年以上の実務経験があるエンジニアについては年収500万円~600万円クラスの求人がかなりの件数あります。
更に実務経験に加えて期待される役割がグループリーダー、管理職相当だと年収は700万円~800万円クラスも珍しくありません。
年収が高額になるほどに求められる業務は広範囲になり、また専門的になります。電気主任技術者の資格だけでこなせる仕事ではなくなります。
他にもマネジメント能力やコミュニケーション能力が必要とされます。
■工場保全の応募条件や転職方法は?
次に求人への応募条件ですが、どんな工場で、どのくらいの電力を扱うのかによって第一種から第三種まで、必要となる資格は異なります。
私の調査ではこのジャンルの求人の凡そ85%は第三種で応募可能です。
しかし、同時に第二種を必要、あるいは歓迎する求人も30%ほどあり、更に第一種だと15%の求人が必要、歓迎としています。
第三種で応募は可能だけど、第二種、第一種だと尚歓迎と言う訳です。
従って、大容量の電力を消費する大規模工場では第一種、第二種の保有者が優遇され、予定年収も高額になります。
ただ、資格と同時に実務経験も重要視されます。工場のユーティリティ保全や設備保全、生産技術などの経験があるかどうか、ここを問われます。
この業界では単に資格を持っていても実務経験が浅いと高い評価はされません。
ただし工場のユーティリティ保全では、ビルメンテや保安業界などの経験があれば十分カバー出来ます。
生産技術や設備保全についても同職の実務経験が最も有利なのですが、こちらも生産工場で何等かのエンジニア職の経験があれば応募可能とする求人が多くあります。
むろん、ユーティリティ保全から設備保全や生産技術の転職もありです。
このように資格さえ持っていれば業種未経験、職種未経験でも応募可能な求人があります。転職によって新しい可能性にかけてみたいあなたにも選択肢はあります。
また、半導体や自動車業界などでは工場が海外にも進出しており、海外勤務を含んだ求人も少なくありません。
こうした求人では英会話の能力が求められます。
あなたが電気主任技術者の資格を持っていて、更にTOIEC600点~730点以上の実力があるなら、高額年収のハイクラス求人にも応募可能です。
以上、量産工場で電気主任技術者の資格とキャリアを活かす仕事を紹介しました。
あなたがモノづくりの現場で働きたい、モノづくりの面白さや遣り甲斐を経験してみたいと思うなら絶対のお奨め転職先です。
まずはあなたの希望を転職会社のエージェントに相談して下さい。企業情報に精通したプロがあなたの資格やキャリアを活かした転職を無料でサポートしてくれます。
③火力・原子力発電所
■求人件数が少なく、第一種、第二種の資格が歓迎される分野。でも高額年収が期待できる。
■火力・原子力発電所の転職市場は?
この分野では電気主任技術者の需要は高く求人も出ています。しかし、残念ながら求人件数としてはかなり少ないです。
例えば全国にある10大電力会社では電気主任技術者のキャリア採用はほとんど出ていません。
また新電力参入企業からの求人もあまり出ていません。
そこで転職市場を細かく調べてみると、電力会社からの求人は少ないのですが、電力会社から委託を受けて保守保全を請け負うメンテナンス企業からの求人はそこそこあります。
電力会社が人件費などを考慮してメンテナンスを外部委託しているのです。
■火力・原子力発電所の年収は?
この分野は求人件数は少ないですが、その分高額年収の求人が多いのが魅力です。そしてあまり景気に左右されず、雇用が安定した業界でもあります。
具体的な年収額でみると、経験や役割によってかなり差があって凡そ450万円~850万円といったところです。
特に第一種電気主任技術者を必要とする求人にはやはり高額年収が目立ちます。
ただし、単に資格だけでなくどんなキャリを持っているかによって評価に差がつきます。
■火力・原子力発電所の応募条件や転職方法は?
このジャンルの求人は電気主任技術者としての実務経験が重要視されるため、未経験者の応募はまず不可です。実務経験3年~6年以上など、具体的な年数を条件にしている求人も目につきます。
そして資格面から見ると、扱う電力が大容量であることから、明らかに他の業種に比べて第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者の要求が多くなっています。
従って、第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者の資格を保有して実務経験もある程度豊富なあなたにお奨めの転職先と言えます。
あなたがこの業界への転職を希望するなら、まずは3社から5社ほどの転職紹介会社に登録し、好条件の求人を探してもらうことをお奨めします。
なぜなら全体の求人件数が少ないので、1社だけの登録では早期に転職情報を入手するのが難しいからです。
④再生可能エネルギー業界
■新分野だけに、経験は浅くても若くて新しい技術開発に積極的なエンジニアを求めています。
■再生可能エネルギー業界の転職市場は?
火力発電所、原子力発電所からの求人はかなり限定的ですが、同じ発電業界でも再生可能エネルギーのジャンルは求人が出ています。
太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などはまさにこれからの新エネルギーであり発電所の建設、運転、保守保全、そして新技術の開発にエンジニアを求めています。
■このジャンルの年収は?
この分野の年収ですが、比較的経験の浅い人材の求人も多いせいか平均で400万円~700万ほどです。火力や原子力発電に比べるとやや低い設定となっています。
ただし、第一種、第二種の資格を保有し、技術面を統括するような役割の求人では1000万円クラスの求人も出ています。
■応募条件と転職方法
このジャンルは新分野であるために、比較的経験の浅いエンジニアでも積極的に採用しようとする企業があります。
既存技術の実務経験も大事ですが、新規の技術開発に積極的に取り組む若いエンジニアも求めているのです。
その為、あなたが電気主任技術者の資格は取得しているけど実務経験はそれほどない、と言う場合でも採用される可能性があります。
その一方で、第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者の資格保有者を求める求人割合も高いです。決して若い、経験の浅いエンジニアだけを募集している訳ではありません。
電気事業法に定められた電気主任技術者の専任は必須です。
もしもあなたが第一種、第二種の電気主任技術者の資格を保有しながら、今までそれを十分には活かして来なかったとすれば、このジャンルはお奨めの1つです。
あなたが異業種からの転職であったり、経験が浅い場合には求人企業とのマッチングが難しいです。転職エージェントにあなたのキャリアを話してサポートを受けることをお勧めします。
⑤電気保安業界
■経験者が断然有利な業界です。中高年の転職先として安定しています。
■電気保安業界の仕事とは?
電気保安業界とはどんな仕事をするのでしょうか?
文字通り、企業や家庭向けに電力を安定供給するため、電気施設を点検したりトラブルの時には修理対応をする業界です。
台風や大雨、地震などの自然災害で電気が使えなくなった時にも復旧に全力を尽くす仕事です。
■電気保安業界の転職市場は?
経済産業省 産業保安グループ 電力安全課による平成30年3月12日付報告書「電気保安人材の将来的な確保に向けた検討について」によると、
「保安業界において2045年には第3種電気主任技術者が想定需要18,000人に対して4,000人不足する」
見込みだそうです。凡そ22%の不足と言うことになります。
では、なぜ保安業界で第3種電気主任技術者が不足するのでしょうか。
同報告書によるとその理由は、
『保安業務求人の応募者は多いが、採用されるのは1割しかいない。』
と言う事情があるからです。
■保安法人の中途採用における採用率
せっかく応募者があっても、採用されるのはわずかに1割なのです。むろん、応募者は皆さん電気主任技術者の有資格者ばかりです。
ではなぜ1割しか採用されないのでしょうか?資格は持っているのに。
同報告書によれば、その理由は、
『即戦力に必要な実務経験の要件を満たしていないから』
なのです。
保安法人は即戦力として仕事の出来る、実務経験豊富なエンジニアを求めているのです。
先の報告書では、電気主任技術者の資格は持っているのに実務経験が不足している人が多い理由も分析しています。
早い話、実務経験を積む機会が少ないことがその理由です。
例えば、電気主任技術者の資格を持って企業に就職する人は大勢います。しかし、入社した全ての人が電気主任技術者に専任される訳ではありません。
専任数は限られているため、資格を持ったまま専任されず、経験も積めないままの人が大勢いるわけです。
では保安業界で経験を積めるかと言えば、先ほども説明したようにそもそも経験者しか採用されないので、保安業界の中で未経験者が経験を積むことは難しいのです。
先の報告書のように、電気保安業界ではこの先電験3種保有者の人材が不足することが予想されています。
あなたがこの業界での転職をお考えなら、ご自分のキャリアで通用するか、まずはそれを転職エージェントに相談してみて下さい。
■電気保安協会の採用状況と年収
保安業界の中で、あなたの身近で一番分かり易いのは全国にある電気保安協会でしょう。北は北海道から南は沖縄まで、10の保安協会があり、350ヶ所の拠点で7,000人のエンジニアが働いています。
電気保安協会の仕事は安定しているし、60歳や62歳定年の後も再雇用されて70歳まで働ける環境が用意されています。転勤もないし、中高年にはぜひお奨めの転職先です。それに自分で独立する道もあります。
仕事内容は客先の電気施設を点検し報告書を作成することがメインであり、残業や休日出勤はそう多くありません。年間休日120日、完全週休2日制の求人が平均的です。
各地の電気保安協会の応募条件、採用条件ですが、何と言っても実務経験重視です。これは全国どこの電気保安協会でも共通です。
例えば東北電気保安協会の求人を見ると、次のように応募要件を提示しています。
第三種電気主任技術者免状をお持ちの方(実務経験4年以上)
第二種電気主任技術者免状をお持ちの方(実務経験3年以上)
第一種電気主任技術者免状をお持ちの方(実務経験2年以上)
他の保安協会からも同様の応募要件が複数出ています。ここで言う実務経験とは、電気主任技術者として任命された実務経験を指します。
次に電気保安協会の年収ですが、それほど高くありません。
各地の電気保安協会の求人情報を見てみると、こんな事例が出ています。
・25歳 330万円
・30歳 400万円
・40歳 450万円
・45歳 480万円
・55歳 450万円
他業種で電気主任技術者の第一種や第二種でそれなりのキャリがある人は恐らく上記条件よりもっと多い年収があるはずです。
従って年収だけを見ると電気保安協会への応募はさほどメリットを感じないかも知れません。
ここは年収以外の福利厚生、労働時間、休日、転勤など、あなたのライフワークバランスを考えた上で転職先として候補に入れるかどうか、考えてみて下さい。
また、電気保安協会以外にも客先から委託を受けて電気主任技術者を派遣する保全請負い企業も多くあります。こうした企業の方が年収としては高くて凡そ400万円~600万円といったところが相場です。
ただし、あなたが第2種まで取得していないと求人の選択肢は狭いです。求人の半分近くは第2種の資格保有を要求しています。
それから保安業務の転職先として、公務員と言うのもアリです。
全国の自治体では公共工事や公共施設の設備保全に電気主任技術者の資格を持つ人材を募集しています。
自分で保全活動を行うと言うより、外部業者の選定から見積、工事計画作成、工事の監督といった仕事になります。
公務員の場合、年収は民間に比べてそう高い訳ではありませんが、何しろ身分は公務員です。
公務員採用は地元のハローワークや自治体のホームページ、市報などに求人情報が掲載されます。常時募集している訳ではないのでこまめにチェックして下さい。
以上のように電気保安業界は電気主任技術者のキャリアを持ち、安定した転職先を探すあなたにお奨めです。
この業界で転職先を探すに際して、年収以外の働きやすさ、ライフワークバランスを重視するなら、企業情報に精通した転職エージェントのサポートをお奨めします。せっかく転職してもすぐに後悔するようでは困ります。
⑥プラントエンジニア
■スケールのでっかい仕事がしたい、海外で活躍したい、そんなあなたにお奨めの転職先です。
■プラントエンジニアの仕事とは?
プラントとは、一般的には製造設備を含めた大規模な製造工場を指します。
プラントの種類には化学プラント、発電・エネルギープラント、食品プラント、医薬プラント、水処理プラントなど様々なものがあります。
それらのプラントでは大容量の自家用電気工作物があり、電気事業法によって電気主任技術者を専任する必要があります。
そこに電気主任技術者の需要がある訳ですが、それ以外にもプラントの企画、設計、施工、運転、改善改造を担当する電気エンジニアとしての需要も高いものがあります。
■プラントエンジニアの求人状況
電気主任技術者を必要とするプラントエンジニアの求人件数は非常に多く、また幅広い業種、業界、職種にまたがっています。
市場も国内だけでなく、アジア諸国はむろん、アフリカ、中東、南米など世界中に広がっています。
一般財団法人エンジニアリング協会からリリースされた『2019年度 エンジニアリング産業の実態と動向』によると、プラントエンジニアは人材不足であり、どの企業も人材確保のために新卒採用と合わせてキャリア採用にも力を入れ、即戦力となる優秀なエンジニアを求めています。
では、どんなプラント業界がエンジニアを募集しているのでしょうか。私が大手転職会社6社から400件以上のプラントエンジニア求人情報を調べたところ、こんな結果となりました。
●化学プラント 27.6%
●石油・ガスエネルギープラント 16.3%
●産業施設プラント 16.3%
●発電プラント 12.8%
●環境プラント 9.2%
●鉄鋼・非鉄金属プラント 6.4%
●その他 11.4%
■プラントエンジニアの年収
プラントエンジニアの年収は他の職種以上に幅が広く、経験の浅いエンジニアだと300万円~400万円、経験豊富なマネジャークラスになると800万円~1000万円超えも全く珍しくありません。
平均的な年収で言えば500万円~850万円といったところです。ただし、今も説明したように経験や年齢、能力によってかなり差があります。
管理職候補の求人や、プロジェクトリーダーの求人では高額年収が予定されています。あるいは海外の大型プラントを担当するような求人も高額年収が設定されています。
プラントエンジニアの中でもメンテナンス担当はやや年収は低目で400万円~500万円が目安です。その代わり仕事の需要は安定しています。
何しろ新規のプラント工事はそうそう多くありませんが、いったん完成したプラントには保守保全の需要が継続して残るからです。
■プラントエンジニアの応募条件と転職方法
求人の応募条件を見ると、電気主任技術者として専任される求人では電験1種、電験2種の資格を必要とする求人が多くなっています。
一方、専任以外のエンジニア業務では電験3種の資格があれば応募可能な求人がほとんどです。
またプラントエンジニアの求人の多くは、何等かの形でプラントに関わった経験者を募集しています。
ただ、電気主任技術者として保安業務や、工場のユーティリティ保全などの実務経験があれば応募可能な求人がほとんどです。
大規模なプラントを完成させる仕事は、スケール感があって保安業務とはまた違うやりがいや達成感があります。海外に進出するチャンスも多くあります。
そうした活躍の場をもっと広げてキャリアアップしたいあなたにお奨めの転職先と言えます。
この仕事は総合力を必要とする仕事であり、メンタルの強さ、環境への適応能力、コミュニケーション能力、危機管理能力なども必要です。
プラントエンジニアは電気主任技術者の資格を活かす転職先ではありますが、まずプラントエンジニアそのものに強い思い入れがないと転職はうまくいかないと思います。
プラントエンジニアの求人に応募するにはかなり周到に業界情報、企業情報を集める必要があります。あなたが自分一人でそうした情報を集めるのは困難です。
業界情報、企業情報に精通した転職エージェントのサポートを活用する転職活動をお奨めします。
⑦施工管理
■高額年収も可能だが適性、資質が問われる仕事
施工管理は工場やビルなどの建設現場で、工事が計画書通りに進むよう、品質管理、コスト管理、進捗管理はむろんのこと、作業者の安全管理を行う仕事です。
そして電気事業法では事業用電気工作物の工事監督は電気主任技術者が行うと定められています。
それゆえ、施工管理の求人に電気主任技術者の需要があります。
主な転職サイトで調べると、施工管理の求人全体の約1/4ほどが電気主任技術者の資格を応募条件に指定しています。
あなたが転職先を探す選択肢としては十分な件数があります。
施工管理の主な求人企業としては建設会社や、プラント関連企業となります。要するに工事を請け負う企業から施工管理の求人が出ます。
また、電気工事の施工管理に関しては電気工事施工管理技士と言う言う資格もあります。
こちらは電気主任技術者と異なり、事業用電気工作物を設置しない工事にも必要となる資格です。
従って求人件数も電気工事施工管理技士の方がかなり多いです。
第一種~第三種の電気主任技術者は実務経験が1年以上で2級電気工事施工管理技士の受験資格が与えられ、実務経験6年以上で1級の受験が可能となります。
電気主任技術者と電気工事施工管理技士の両方の資格を保有していると施工管理の転職では断然有利と言えます。
■施工管理の年収と応募条件は?
施工管理の年収は実務経験によってかなり差があります。平均ではおよそ450万円~750万円といったところで、高額年収の多い転職先と言えます。
規模の大きな工事や工程の複雑な工事の施工管理が出来れば、より年収が高額な求人の選択が可能となります。
ただし、ほとんどの求人で実務経験や資格保有が重要視され、必須の応募条件となっています。
施工管理の実務経験があればベストですが、仮に経験がなくても電気主任技術者の資格と他のエンジニア職経験があれば応募可能な求人もあります。
こうした職種未経験でも応募可能な求人では、予定年収は300万円~400万円ほどになります。
最初は仕事を覚える、技術を身に着けることが優先なので年収が少なくても我慢することになります。
最後になりますが、施工管理の仕事はかなり向き、不向きがハッキリした仕事です。管理者として多くの作業者をまとめたり、顧客や業者との交渉もあります。
プラントエンジニアと同じように工事が計画通りに進むよう、あらゆる方面からの気配り、危機管理が要求される仕事です。
一人でコツコツやるのが好き、人と話すのは苦手、と言う人には向かない仕事です。
5つのキーワードから電気主任技術者の転職先を探す
今まではジャンル別に転職先を紹介したのですが、次は5つのキーワードに沿って電気主任技術者の資格を活かす転職先を紹介していきたいと思います。
まだ具体的な転職先のジャンルがイメージ出来ていないあなたは、こちらのキーワードからイメージしてみて下さい。
その5つのキーワードとは、
●高額年収
●未経験者
●中高年
●電験1種・電験2種
●勤務地
の5つです。
では1つずつ説明していきたいと思います。
高額年収の転職先を探すには?
転職理由として今の年収が不満だから、と言う人は大勢います。もしかしたらあなたもそうかも知れませんね。
誰だって年収は多い方がいいに決まっています。ましてやあなたの能力やキャリアを不当に低く評価して年収が低いとすれば、大いに転職アリです。
ではあなたが電気主任技術者の資格を活かして高額年収を実現するにはどんな転職先がいいのでしょうか?
むろん、一概には言えません。同じ業種、職種であってもあなたのキャリアや企業側の事情によって年収は大きく変わってきます。
しかし転職市場における電気主任技術者の年収を、ザックリ大まかな傾向だけで言うなら、点検や修理などの保安業務だけの仕事より、プラントエンジニアや施工管理など、資格を活かして何かを生み出す仕事の方が年収は高額です。
あるいは第三種電気主任技術者(電験3種)で可能な仕事より、第二種(電験2種)、第一種(電験1種)を必要とする仕事の方が年収は高額です。
電気主任技術者に限らず、付加価値の高い、困難な仕事の方が年収が高くなるのは当然です。
そしてハッキリ言えるのは、キャリア採用は即戦力の補充が基本ですから、その企業にとってあなたが即戦力のスキルを持っていると判断すれば好条件が出てきます。
金額は一概には言えませんが、電気主任技術者の年収は400万円~600万円が目安です。しかし、企業の需要とあなたのキャリアがうまく合致すれば600万円~800万円クラスの年収も可能です。
ここで注意して頂きたいのは、企業によってはあなたがご自分で思っている以上にあなたのキャリアを高く評価し、高額年収を用意してくれる可能性があると言う点です。
あなたにとってはごく当たり前、平凡と思えるキャリアであっても、企業によってはまさにそこがピンポイントの補強になることだってあるのです。
そこでどの企業がどんなスキルを求めているのか、あなたのキャリアのどこが売りなのか、そのマッチングが高額年収実現には不可欠です。
最適マッチングを実現するには転職会社のエージェントサービスを利用するのがお奨めです。転職のプロであるエージェントは業界情報、企業情報に精通しています。
そしてあなたご自身も気付いていないセールスポイントを引き出してくれます。
未経験者でも採用される転職先とは?
今も書いた通り、キャリア採用は即戦力の補充が目的なので、基本的に経験者優遇であり未経験者の採用は難しいのが普通です。
しかし、電気主任技術者は転職市場では人材不足の状況にあります。経験豊富なエンジニアがそうそう簡単に採用出来るはずもありません。
そこで未経験者、もしくは経験が浅いエンジニアでも採用し、社内で研修、トレーニングを行うことで戦力にしようとする求人企業も存在します。
人材不足がより厳しい中堅、中小企業が未経験者の採用に積極的です。
ただし、ここで言う未経験者とは業界・業種未経験、職種未経験、あるいは電気主任技術者としての実務が未経験と言う意味です。
つまり全く電気保安業務が未経験、と言うことではありません。電気系のエンジニアとして何等かの保全経験は必要です。
むろん、電気主任技術者の資格を持っていることが大前提です。
大手転職会社5社の求人を300件以上調べたところ、特にビルメンテナンス業界に未経験者の採用が多いことが分かりました。
何しろ保守保全対象となるビルが多いので、電気主任技術者の絶対数が不足しているのです。電験の資格さえ持っていれば、後は短期間の研修で戦力なるとの計算が出来ています。
それから、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギー分野も比較的未経験者の採用が多い分野です。
新しい技術を必要とする分野なので、過去のキャリがなくても新しい技術に挑戦する意欲のあるエンジニアなら採用する企業があるのです。
求人は大手の電力会社に限らず、ベンチャー企業の参入も多く電気主任技術者を求めています。
ただし、同じエネルギー分野でも従来の火力発電や原子力発電などは求人件数が少なく、かつ経験者の採用のみの求人がほとんどです。
そしてエンジニア派遣企業もまた未経験者を積極的に採用しています。派遣企業にとってエンジニアは商品そのものであり、とにかく数揃えることが生命線です。
電験合格と言うレベルの高い品質をクリアしている訳で、未経験であっても自社、または派遣先で教育すれば十分戦力なると計算しています。
こうした未経験者は採用されても予定年収の点ではベテランに比べて低目の設定になっています。一概には言えませんが300万円~350万円くらいが目安です。
50代、60代でも採用される転職先とは?
私自身も経験していますが、中高年の転職、再就職は非常に厳しいものがあります。年齢の壁は高くて厚いものがあります。
しかし、ここでも電気主任技術者の資格は強みを発揮します。電気保安業界では50代、60代でも採用する求人がけっこうな件数出ています。
この業界の仕事は急なトラブルの対応もありますが、主にはルーチンの定期点検です。50代や60代でも十可能です。
全国の電気保安協会や、保守保全を請け負う企業が実務経験豊富な中高年を積極的に採用しています。
ただし、電気主任技術者としての実務経験が豊富であること、出来れば第三種電気主任技術者の資格だけでなく第二種、第一種の資格まで持っていることが望ましいです。
この分野では70歳を過ぎてもなお現役の人もいるし、途中で独立する人もいます。あなたが将来の独立を目指しているならお奨めの転職先と言えます。
電験1種・電験2種の資格が活かせる転職先とは?
日本国内の事業用電気工作物の約9割は第三種電気主任技術者の資格で間に合います。従って電気主任技術者の求人を見ても多くは第三種の資格で応募可能です。
これは逆に言えば第二種や第一種の資格を持っているあなたにとっては十分資格を活かせるとは言えません。
そこで、多くの求人の中から、第二種や第一種を必須とする求人を探してみました。かなり件数は少ないですが存在します。
どんな求人かと言えば、火力発電、原子力発電などのエネルギー分野が割合としては多いです。大容量の電力を扱うので当然上位の資格が必要になります。
ただし求人件数の絶対数が少ないので、割合が多くても選択肢は狭いです。
それから全国の電気保安協会はどこも第一種、第二種の電気主任技術者を募集しています。顧客先が大容量の電力を受電していれば当然必要になるからです。
こちらも上位資格を求める求人の割合は非常に高いのですが、求人件数そのものがあまり多くないので選択肢は広いとは言えません。
それからプラントエンジニアや工場のユーティリティ保全、ビルメンテなどにも一定の割合で第二種や第一種の募集があります。
こちらは割合としてはかなり少なめですが、求人数そのものが多いので結果的にそこそこの件数になっています。
あなたの希望の勤務地が叶う転職先とは?
業界によって勤務地の傾向が変わってきます。
例えば、ビルメンテナンスは関東に求人がダントツに多く、それに関西が続き、東海もそこそこ多い求人があります。
しかし地方にはそれほど選択肢が多くありません。当然ですが、ビルメンテナンスの仕事はビルの多いエリアに求人が多いのです。
同様に工場で働く求人は工場の多いエリアに多くなっており、関東、東海、続いて関西の順となります。
やはり地方にはそれほど多く求人がありません。
結局、関東、東海、関西を勤務地として希望するあなたは十分な選択肢がありますが、地方で希望の勤務地を実現するのは難しいものがあります。
お奨めの対策としては複数の転職会社に登録することです。3社ほど登録しておけば、求人の少ない地方でもそれなりの求人情報は集まります。
もしもあなたがどうしても地方で電気主任技術者の資格を活かしたいと思うなら、地元のハローワークを利用する手もあります。
地元の中小企業からの求人が主となりますから、年収や福利厚生は大企業並みとはいきません。しかし、それなりの求人件数は出ています。
それから案外見落とされがちですが、地方公務員の求人にも技術職の採用枠で電気主任技術者を募集することがあります。
ハローワークや地方自治体のホームページ上で採用情報を確認することが出来ます。ただ、公務員は常時募集している訳ではありません。タイミングが大事なのでこまめにチェックが必要です。
またプラントエンジニアや施工管理などは現場ありきなので日本全国に勤務地があり、転勤も多い仕事です。
応募の際に将来の転勤について確認しておくことをお奨めします。
一方、電気保安業界や電力・エネルギー関連の求人では転勤があまりありません。地元志向のあなたにはお奨めの転職先と言えます。
さて、勤務地は日本国内だけとは限りません。例えばプラントエンジニアは海外を主とする企業も多く、海外赴任や長期の海外出張などもあります。
それから半導体や自動車業界などの工場も海外展開が多いため、電気系のエンジニアとして海外に出ていく機会は多くなります。
海外で活躍したいと希望するあなたにはこうした仕事がお奨めです。ただし、海外勤務を含んだ求人では英語力が求められます。
例えばTOEIC600点以上、といった条件がよく見られます。英語力はその気になれば短期間でもかなり上達します。
海外を目指すあなたはぜひお金と時間を使ってビジネス英会話をマスターして下さい。
電気主任技術者の求人お奨め転職サイト7選
今説明した7つのジャンルを中心に、電気主任技術者の資格を活かした転職先を紹介してくれる転職会社を7社、あなたに紹介したいと思います。
それぞれの会社で得意とするジャンル、エリアに特徴があります。あなたの希望に合わせて複数の会社を選び登録して下さい。
本文の中でも繰り返し書きましたが、あなたの転職を成功させるにはあなたの資格、キャリアと企業の狙いを最適マッチングさせる必要があります。
それには業界情報、企業情報に精通した転職エージェントのサポートサービスを活用するのがお奨めです。
転職のプロが完全無料であなたの転職をサポートしてくれるのですから、これを利用しない手はありません。
転職会社にはそれぞれ独自案件があり、1社登録では好条件の求人を逃す恐れがあります。多くの転職者が体験記で書いているように、少なくとも3社併用をお奨めします。
マイナビエージェント
●電気主任技術者の求人が関東を中心に262件あります。(2020年11月時点。以下同様)
●エリアとして東京、神奈川、千葉、埼玉で電気主任技術者の転職情報を探すあなたに絶対のお奨めサイトです。好条件の求人が多数ありサポート体制にも力が入っています。
●電気主任技術者の求人としては、プラントエンジニア、工場ユーティリティ保全、生産技術、設備保全、施工管理、ビルメンテなどの職種に多くあります。
発電所、エネルギー関連のジャンルからの求人は少なめです。
●大企業や上場企業だけでなく中堅企業からの求人も多く、その点では選択肢が広いと言えます。ただし未経験者が応募出来る求人はとても少ないです。
●マイナビエージェントは厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定されており、転職が初めての人でも安心して使えるサイトです。
リクルートエージェント
●電気主任技術者の求人が1,219件あります。
●電気主任技術者の求人は工場ユーティリティ保全、生産技術、設備保全のジャンルに特に多くあります。逆に発電所、エネルギー関連のジャンルには求人がそれほど多くありません。
電気保安業界からの求人が他の転職サイトよりは多めです。
●大企業や上場企業からの高額年収、好条件の求人が多く、海外勤務の案件も目立ちます。語学力を必要とする求人も多いです。反面、未経験者が応募出来る求人は少ないです。
●転職支援実績は45万件以上で業界ナンバーワン、利用者の67.1%が転職後に収入がアップしています。
doda(デューダ)
●電気主任技術者の求人が936件あります。
●テレビCMでお馴染み、知名度抜群の転職サイトです。転職サポートの実績も十分です。
●設備保全、生産技術、プラントエンジニアの3職種共にリクルートエージェントに次いで求人件数が多く、地方もカバーしています。
●他のサイトに比べて求人情報が詳しく、検索機能も大変優れて使い易くなっています。
パソナキャリア
●電気主任技術者の求人が関東、関西、東海を中心に302件あります。
●工場ユーティリティの保全、生産技術、設備保全などの職種で電気主任技術者を募集する求人が多くあります。他にはプラントエンジニア、施工管理に求人が比較的多くあります。
反面、電気保安業界や発電所、エネルギー分野からの求人は少ないです。
●エリア的には関東・関西・東海地区の求人が多い転職サイトです。
●2020年オリコン顧客満足度 転職エージェント部門第1位です。サイトは地味なイメージですが、高額年収案件が多く、利用者には満足度の高いサイトです。
●25万人の転職支援実績があり、転職後の収入アップ率は67.1%です。長年の転職ノウハウであなたの転職も無料でサポートしてくれます。
メイテックネクスト
●電気主任技術者の求人が関東、関西、東海を中心に171件あります。
●元々製造系エンジニアに特化した転職サイトです。電気主任技術者の求人も工場のユーティリティ保全、生産技術、設備保全などの職種で多く出ています。
またプラントエンジニアとしての求人も多数出ています。
●反面、ビルメンテや電気保安業界からの求人は少ないです。
●モノづくり系エンジニアの転職支援実績ではNo1であり、技術に精通した専門のコンサルタントがあなたの転職を無料でサポートしてくれます。
●ただし、関東、関西、東海以外のエリアで求人を探すには不向きな転職サイトです。
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リクナビNEXT
●電気主任技術者の求人が527件あります。
●電気主任技術者の資格は保有しているけど経験がない、あるいは電気保全の経験はあるけど資格はまだ取得していない、そんな人が応募可能な求人が多数あります。
●業界としてはビルメンテからの求人が多くあります。またインフラエンジニアの求人も多いです。
●転職者の約8割が利用している人気の転職サイトです。転職決定数もナンバーワンの実績です。
キャリアカーバー
●電気主任技術者の求人が1,050件あります。
●あなたの現在の年収が600万円以上なら、更に年収をアップ出来る可能性があります。年収800万円~1000万円以上の求人が多数あります。
●特にビルメンテ、施工管理における電気主任技術者の求人件数が多いのが特徴です。
●登録わずか5分、後は完全無料で1400人ものヘッドハンターがあなたの代わりに仕事を探してくれます。
●ご自分の能力、技術に自信があって、更に活躍の場を広げ、年収もアップさせたいあなたに最適のサイトです。