設備保全を担当しているあなたに、「機械設計製図便覧」をお奨めします。

ぜひ手元に1冊置いて下さい。そして機会あるごとにページをめくって下さい。きっとあなたの仕事を助けてくれるはずです。

JISにもとづく機械設計製図便覧(第12版)

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「機械設計製図便覧」を30年間愛用して

私は関西で事務機の設計を13年間、そして九州にUターン転職してからは半導体工場で設備周りを担当して20年間。

常に「機械設計製図便覧」が手元にありました。

 

この本は機械設計のエンジニア、機械製図をする人には大変重宝がられている1冊です。何しろ初版は1955年ですから、もう60年以上も多くのエンジニアに支持されているのです。最新版は12版です。

 

どんな内容かと言えば、機械設計や機械製図に必要な知識を広く浅く、体系的にまとめた本です。材料から機械要素から寸法公差に機械製図、とにかく一通りのことは出てきます。

 

私が初めて製図をしたり設計した時は分からないことだらけでした。出身が電気工学科なので、機械のことは全く知りませんでした。

それで先輩や上司に指導を受けながら仕事を覚えていくのですが、とにかく自分で調べることに徹底しました。

 

何かを質問する時にはまず自分で調べて、それから聞くようにしていました。当然調べても分からないことが多いのですが、それでも何もせずに質問するよりずっと頭に入ります。

 

その自分で調べる時によくこの便覧を使ったものです。職場の本棚に1冊あったのですが、それとは別に個人でも購入しました。

自宅で調べものをするのに利用するからです。

本当に重宝しました。常に手元に置いておきたい1冊でした。

 

自分が部下を持って指導する立場になった時、この便覧を利用するよう勧めました。何でもかんでもすぐに質問せず、自分で調べ、頭を使えと指導したものです。

 

設備保全担当者にもお奨めします

では、この本をなぜ設備保全の担当者であるあなたにお奨めするのか?

それは、よりハイレベルの設備保全を目指して欲しいからです。

 

例えば、設備トラブルの原因が、ネジが緩んでいたから、だったとします。

ではなぜネジは緩んだのか?ネジの選定は正しかったのか?締め付けトルクは適正値だったのか?

そして今後緩まないようにするにはどうすればいいのか?

 

単に緩んだネジを締め直すだけでなく、根本的な対策まで突っ込んでみる、そんな設備保全を目指して欲しいと思います。

その時、きっとこの便覧があなたを助けてくれるはずです。

 

同様に、何かの部品が破損したり、摩耗したりした時も根本対策まで追求して下さい。材質は適正か、形状は適正か、加工方法は適正か。

 

それは設計部門のエンジニアに相談したり、外部の業者に相談したりすることが多いでしょう。でも、それを丸投げして検討してもらうのではなく、まずはあなたが自分で考えてみて下さい。

その上で相談すればあなたが得るものは多いはずです。

 

例え1つの部品であっても、あなたが改善案を考え、図面化してから相談すれば、それは格段の進歩と言えるはずです。

 

そうした仕事の積み重ねが、設備保全から生産技術や設計部門へのキャリアアップにつながります。あるいは転職成功にもつながります。

 

むろん、この本だけであなたが機械設計のエンジニアになれる訳ではありません。機械製図のプロになれる訳でもありません。

あくまで設備保全担当者としてレベルアップを図る1つのツールにはなります、と言う話です。

 

例え間違っていてもあなたが自分で考え、自分で図面を描くことで、保全担当としてのレベルは向上していきます。

 

そんなに安い本ではないですが、個人で購入して常に手元に1冊置いておく、そんな使い方をお奨めします。

 

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